起業のファイナンス の商品レビュー
ブログ"isologue"の人。ブログっぽい触りで読みやすい。そしてわかりやすい。日本における起業というあまり体系だっていない分野をファイナンスの観点から上手く解説していると思う。
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via http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/isologue-book.html
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ファイナンスの理論的な解説だったり、スキームや手続の詳細だったりという本は良書がたくさんある。ただ、そういった本は専門家による専門家のための本といった趣が強くて、ファイナンスの全体像を”イメージ”することは難しい。でも、起業家にとって大事なのは細かな手続きではなくて、ファイナンス...
ファイナンスの理論的な解説だったり、スキームや手続の詳細だったりという本は良書がたくさんある。ただ、そういった本は専門家による専門家のための本といった趣が強くて、ファイナンスの全体像を”イメージ”することは難しい。でも、起業家にとって大事なのは細かな手続きではなくて、ファイナンスの全体像やゴールを”イメージ”できることで、そいういう本はあまり思いつかない。 その点、この本はあまり詳しい話には踏み込まずに、とりあえず押さえておきたいファイナンスの勘所を解説してくれている。そしてその勘所が組み合わさって、ファイナンスの全体像が見えてくる。だから、”起業の”とは言うけれど、起業家だけでなくてファイナンスの全体像を立体的にイメージしたい人みんなが読んでためになる本に仕上がっている。そういう意味では、ファイナンスを”イメージ”するための決定版といってもいいかもしれない。 一点だけ、残念なところが本文の体裁。著名なブロガーということもあって、ブログと似たような体裁を採用している(段落間の行空けや一字下げなしなど)。ブログのときは読みやすいのだけど、これが活字になると急に読みにくくなる。特に段落の間で行が空いてしまっているので、文章がまとまりなくブチブチ切れてしまう。ここは、普通の体裁を採用してほしかった。
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ベンチャー企業のファイナンスについてイメージをつかむための本。 平易な文章で書かれているが、内容は実務・実状に踏み込んでいてかなり濃い。 日本でベンチャーに関わる人達にとっては必読になるんじゃないかと。
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