起業のファイナンス の商品レビュー
【主要目次】 第1章 ベンチャーファイナンスの全体像 第2章 会社の始め方 第3章 事業計画の作り方 第4章 企業価値とは何か 第5章 ストックオプションを活用する 第6章 資本政策の作り方 第7章 投資契約と投資家との交渉 第8章 種類株式のすすめ 【内容と構成】 第1章「ベン...
【主要目次】 第1章 ベンチャーファイナンスの全体像 第2章 会社の始め方 第3章 事業計画の作り方 第4章 企業価値とは何か 第5章 ストックオプションを活用する 第6章 資本政策の作り方 第7章 投資契約と投資家との交渉 第8章 種類株式のすすめ 【内容と構成】 第1章「ベンチャーファイナンスの全体像」では、まずベンチャー企業とは何か、なぜ株式で資金調達をするのか、日本のベンチャーの資金に関連する全体像、などを見ていただきます。 第2章「会社の始め方」では、起業をするのにスタート時の設計が最も重要であること、どんなゴールを目指すかを考えること、など会社設立の基本的な話をしたあと、会社設立の実際や現物出資などについて話します。 第3章は「事業計画の作り方」では、事業計画とはどういったものかについて説明します。事業計画は分厚いものを作れば作るほどいいわけではありません。また、事業計画を通じて、ベンチャー企業が成功するというのは、そもそもどういうことか、についても考えてみます。 第4章 「企業価値とは何か」では、ベンチャーファイナンスにおいて核となる概念「企業価値」について考えます。「企業価値とは何か」についてイメージが持てれば、ベンチャーのファイナンスもわかるし、ファイナンス全体が理解できるといってもいいかもしれません。 第5章「ストックオプションを活用する」ではベンチャー企業の最大の武器の1つである「ストックオプション」について勉強します。 ストックオプションとは何なのか、ストックオプションをどう使えば効果的なのか、ストックオプションで陥りやすいミスは何か、などについて考えます。 第6章 は「資本政策の作り方」です。 ベンチャー企業は、資本政策で失敗する例が多いので、非常にもったいないのです。ベンチャーにおける資本政策がなぜ重要なのか、資本政策はどうやって策定すればいいのか、どういう失敗が多いのか、いい資本政策とはどのようなものか、などについて考えてみましょう。 第7章「投資契約と投資家との交渉」 投資家は、株主となって一緒に会社を経営する「仲間」になる人ですが、投資してもらう過程では利益が相反しますので、交渉が必要になります。投資を受けるまでのプロセスがどのようになっているか、投資契約のどんなところに気をつけなければならないか、などについて考えます。 第8章 「種類株式のすすめ」では、アメリカでは「優先株(Preferred Stock)」としてベンチャー投資の常識になっているのに、日本ではまだ活用が進んでいない「種類株式」について、どういった場合に役に立つのか、なぜそれが必要になるのか、について考えてみます。 資金調達の方法とその際の契約 お金を借りる(集める)ことは、時間を買うこと。投資し、回収するまでの時間を買っている。
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以下本の内容とは直接関係ない。 ○なぜ俺は島田綾さんのパーソナリティに興味を持ってしまったか 磯崎さんが島田さんのノートを共有してた。 「なぜやりたいか」を持ってる人は絶対成功する。 どんな記事だろうとリンク先に飛ぶ。 自宅の94%を貸し出してる。そこに18歳の子が出入り...
以下本の内容とは直接関係ない。 ○なぜ俺は島田綾さんのパーソナリティに興味を持ってしまったか 磯崎さんが島田さんのノートを共有してた。 「なぜやりたいか」を持ってる人は絶対成功する。 どんな記事だろうとリンク先に飛ぶ。 自宅の94%を貸し出してる。そこに18歳の子が出入りしてる。親密そうだ。部屋おしゃれ! 何となく、 ・知らない事、常識から逸脱したことをしてるから。あと具体的な94%って数字。 ・当事者が楽しそうだったからかな。希薄かしてく中でそういう関係を作れるって良いなあと。
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スケールできるモデルを構築し、上場か経営陣で買い取るかの出口を用意できないことにはVCからの資金調達は困難、というか迷惑かけるということがわかった。
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ストックオプションについての勉強で手にとった。 マクロ的な立ち位置から具体的な政策まで書かれている。筆者の経験による部分のバランスも好いなあと思った。 ストックオプションは、それ自体が目的になるほどのものというより、ある程度の枠の中でちょっとゆとりを持って選択できるくらいが良い...
ストックオプションについての勉強で手にとった。 マクロ的な立ち位置から具体的な政策まで書かれている。筆者の経験による部分のバランスも好いなあと思った。 ストックオプションは、それ自体が目的になるほどのものというより、ある程度の枠の中でちょっとゆとりを持って選択できるくらいが良いのかなと一読して考えた。 ほか面白かったところ ・世の中にないことをやろうとしてるんだから、論理的にリスクを説明しきれると思うことが論理的に違うと言える(投資家に人気だからと言って成功するとは限らないし新陳代謝は歓迎すべき) ・とはいえ投資を受けられていない所はそこまで詰められていない所が多く伸びない感覚がある
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新銀行東京や日本振興銀行がうまくいかなかった例も引き、ベンチャーとはどう立ち上げていくべきかの技術論を記した本。 日本でベンチャーが育たないのは、ベンチャーへの投資市場が弱いのではなく、いけてるベンチャー企業家が少ないからなのだ。とこの本は言う。なるほどと思った。 自営をしようと...
新銀行東京や日本振興銀行がうまくいかなかった例も引き、ベンチャーとはどう立ち上げていくべきかの技術論を記した本。 日本でベンチャーが育たないのは、ベンチャーへの投資市場が弱いのではなく、いけてるベンチャー企業家が少ないからなのだ。とこの本は言う。なるほどと思った。 自営をしようとか、ベンチャー企業に勤めようと思ったときに、この本の内容を押さえておくべきと思った。
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ベンチャー企業のファイナンスについて、わかりやすく、でも大切なことが書かれています。 著者のベンチャー企業に対する想いなども散りばめられていて、よかったです。
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ファイナンス系に弱いのでプチ乱読中。 結果、いかなる方法も手段に過ぎず、1番大事なのはイケてるアイデアを持ってるイケてる起業家がイケてるソーシャルグラフに潜り込めばイケてる方法で資金調達できる。 …で、イケてるようになるには? これに始まりこれに終わる、ってかこれ以外は全部手段に...
ファイナンス系に弱いのでプチ乱読中。 結果、いかなる方法も手段に過ぎず、1番大事なのはイケてるアイデアを持ってるイケてる起業家がイケてるソーシャルグラフに潜り込めばイケてる方法で資金調達できる。 …で、イケてるようになるには? これに始まりこれに終わる、ってかこれ以外は全部手段に過ぎないんだけど、この問いへの解答は出てこない。 「やってみないとえらそうなことは言えない」ってこと?
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・ベンチャーは安易にお金を借りるべきではない -金利支払いがけっこうきつい ・起業家として目指すベきは「上場」か「バイアウト」 ・日本に不足しているのは「イケてるベンチャーの卵」 -イケてる会社があれば投資を受けるのは困難なことではない -ベンチャーキャピタリストはイケてる...
・ベンチャーは安易にお金を借りるべきではない -金利支払いがけっこうきつい ・起業家として目指すベきは「上場」か「バイアウト」 ・日本に不足しているのは「イケてるベンチャーの卵」 -イケてる会社があれば投資を受けるのは困難なことではない -ベンチャーキャピタリストはイケてる投資家を探している ・法人化するのは赤字かほとんど利益が出ていない早期の段階で行うべき -個人事業で大きくなってから法人化すると、事業の譲渡所得で大幅な課税が発生 -ベンチャーが資金を入れるという話が出ると、時価が大幅に高くなる可能性 ・資本金は無駄に大きくする必要はない -税法上資本金小さい方が有利 ・現物出資は将来上場時のデューデリの際にもめるのでやめた方がいい ・なるべく外部の投資家の比率を低く、人数もごく少数にすべし -自分で会社をコントロールできない -EXIT時にも不利に働く >創業者の上場インセンティブが小さく、将来性が無いと判断される場合あり ・ベンチャーを成功させるためにはイケてる人脈に入り込むことが大事 -ベンチャーは人とのつながりで大きくなっていく >イケてる人材は知人を通じて発掘 >ベンチャーキャピタリストはイケてる人脈でその人を判断する場合がある ・ストックオプションの付与時にはクリフとべスティングに留意 -クリフとはストックオプションを受け取ってから行使できるまでの期間のこと >通常最低2年間はついている(税制適格になるための条件のため) -べスティングとは権利行使の年間の行使の上限 >行使ができるようになってからもすぐに100%が行使できるわけではなく、何年かに分けて行使ができるようになっている -せっかく優秀な人を雇っても株を売却されてすぐに出て行かないようにするための縛り ・ストックオプション付与時には税制適格になるように留意が必要 -適格だと売却時課税で税率10%だが、適格外だと付与時課税でに所得税税率が40%程度になる -税制適格の要件は下記の7つ >時価≦行使価格 >無償で発行されること >取締役、執行役、使用人である個人に付与されるものであること (監査役、外注先等は税制適格にならない) >行使は2年後から10年後までの間に行うこと >行使価額は年間1,200万まで >契約により与えられたものであること >譲渡禁止が条件となっていること ・投資家が1/3超を持つ場合、特別決議における拒否権が生じる -定款の変更 -募集株式の事項の決定 -組織再編 -事業の譲渡や譲受け -資本金の額の減少
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ライブドア事件のときに毎日のようにブログを読んでた磯崎哲也さんのファイナンス本。 さすがブログという媒体で長く表現されてるだけあって難しい内容も平易に砕いて解説されていて非常にわかりやすい。 企業時のファイナンスは既成事実がどんどん積み上がっていくので一度走り出したら引き返せない...
ライブドア事件のときに毎日のようにブログを読んでた磯崎哲也さんのファイナンス本。 さすがブログという媒体で長く表現されてるだけあって難しい内容も平易に砕いて解説されていて非常にわかりやすい。 企業時のファイナンスは既成事実がどんどん積み上がっていくので一度走り出したら引き返せないもの。さらに、こうすれば未来はこうなる、という因果関係が比較的見通せることも多い。
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ベンチャーの資金調達についての基礎知識がわかる。 株式の仕組み、特にストックオプションや種類株式、VCの使い方など詳しい。
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