エアーズ家の没落(下) の商品レビュー
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こういう終わり方というかこういう類の小説は好みが分かれると思いますが(僕は解決編的なものがあるほうが好き)、読ませますね。館にまつわるミステリと思わせておいて男やもめの奮闘劇でした。
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今回は今までと趣が違うゴシックホラー風の作風。まるでスーザン・ヒルみたいだ。荊の城のようにテンポいい作品ではなく、夜愁のようにじんわり話が進行する。今回は同性愛が出てこなかったのも、これまでとは違うが、キャロラインのキャラは同性愛の女性に近いものを感じる。見た目は悪く、いかつい、...
今回は今までと趣が違うゴシックホラー風の作風。まるでスーザン・ヒルみたいだ。荊の城のようにテンポいい作品ではなく、夜愁のようにじんわり話が進行する。今回は同性愛が出てこなかったのも、これまでとは違うが、キャロラインのキャラは同性愛の女性に近いものを感じる。見た目は悪く、いかつい、気難しい女性だがどこか魅力のあるキャラクター。弟は母に似て美男だが、戦争の傷で美貌は損なわれ障害もある。気難しいが、誇り高く魅力のあるキャラクター。語り手である医者、これがどうしようもない。魅力の無いキャラクターなのだ。しかしこの時代の普通の男性はこんなものなのだろう。モヤモヤしたものが残るが良い作品。再読が必要かな?
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読んでいる間じゅうすんごい怖かった。 なのに、最後まで読むのを止められない。 すごいぜ、サラ・ウォーターズ。
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大部にもかかわらずラストまでまったく飽きさせない。サラ・ウォーターズには安心して時間と五感を預けられる。ブッカー賞最終候補作。
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お屋敷に怪奇現象とくれば、これはもう大好物。 どう読むかに関しては読者の手に委ねられているので、読後、「ねぇ、ねぇ、どう読んだ?」と聞いて回りたくなる。 私はといえば・・・・ おや、と気になる、突飛なというか異常ともいえるような行為があったので、上巻なかばからあたりをつけて読み進めていたため、ラストはああ、やっぱり・・・・・と納得。 超常現象をまじえたサイコ・スリラーとして読んだ感じ。 終盤で、登場人物のある決断に伴って件の人物の異常性が、これでもか、とあぶりだされてくるあたり、怖いのなんの。 そう見定めて読むと、原題の The Little Stranger の Little がとてつもない怖ろしさで迫ってくる。 とはいえ、もう一人のstrangerのほうも、手立てがあるしなぁ。 The Little Stranger by Sarah Walters
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(上巻感想から続く。これから読む人はパスしてください) うーん…。最後の最後まで「半身」みたいなあっと驚く結末を期待していたので、ちょっと肩すかし。こういう「ねじの回転」的味わいも嫌いではないけれど、何というか、スカッとしたかったんだよねえ。全体の語りには大満足なんだけど。
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図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 相次ぐ不幸な出来事の結果、ハンドレッズ領主館はますます寂れていた。一家を案じるファラデー医師は、館への訪問回数を増やし、やがて医師と令嬢キャロラインは、互いを慕う感情を育んでいく。しかし、ふたりの恋が不器用に進行する間も、屋敷で...
図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 相次ぐ不幸な出来事の結果、ハンドレッズ領主館はますます寂れていた。一家を案じるファラデー医師は、館への訪問回数を増やし、やがて医師と令嬢キャロラインは、互いを慕う感情を育んでいく。しかし、ふたりの恋が不器用に進行する間も、屋敷では悲劇の連鎖が止まることはなかった…彼らを追いつめるのは誰?ウォーターズが美しくも残酷に描く、ある領主一家の滅びの物語。 やっぱりこの作家さんは「半身」を超える作品はかけないのでしょうか? あのレベルをきたいしちゃうとねぇ。。。。。
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確かにこれはどこに分類されるのでしょう。ミステリー?ホラー?いろいろな解釈でOKなんでしょうか。やはりサラ・ウォーターズは面白い。
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シャイニングとかレベッカを読む前にこれを読んでたら、もっと驚きを感じたかもしれない。肝心なことは覚えてないのに余計なことばっかり覚えてる自分がうらめしい。 しかしながら、怖い。夜には読みたくない。
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このひとの物語の終わらせ方はすごい。 おばけものはこういう人のが怖くていいと思う。 上巻ではあんなに好きだったファラデー先生が…。
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