背表紙は歌う の商品レビュー
ほんわかミステリー短編集…ですが、初っ端からいらいらっと。 理由が判明しても、それでどうした! という感じです。 発破をかける、という意味ではよいのでしょうが それに至る前に終わりそうな人格はちょっと…。 最後の書き下ろしが、一番「??」が多かったです。 ヒント貰っても分からな...
ほんわかミステリー短編集…ですが、初っ端からいらいらっと。 理由が判明しても、それでどうした! という感じです。 発破をかける、という意味ではよいのでしょうが それに至る前に終わりそうな人格はちょっと…。 最後の書き下ろしが、一番「??」が多かったです。 ヒント貰っても分からなかった…w そして今回も名前だけ登場、本屋限定探偵。 そういえば、サイン会した著者も出てきてました。 違うシリーズがひょっこりひょっこり。 ちょっと楽しい、というよりも嬉しい? 今回も、出版社と本屋の間の知識が増えてしまいました。 案外…というか、当然なのですが どこの業界もシビアです。
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『出版社営業・井辻智紀の業務日誌』(こういうネーミングになったとは知らなかった、、、)シリーズの第二作。出版流通の裏側や書店経営のあれこれなど、普段うかがい知れない業界話を下敷きに、謎解きが展開される。最後の書き下ろし作品『プロモーション・クイズ』を除いて、いずれもなんだか中途半...
『出版社営業・井辻智紀の業務日誌』(こういうネーミングになったとは知らなかった、、、)シリーズの第二作。出版流通の裏側や書店経営のあれこれなど、普段うかがい知れない業界話を下敷きに、謎解きが展開される。最後の書き下ろし作品『プロモーション・クイズ』を除いて、いずれもなんだか中途半端な終わり方。ページ数の制限でもあったのか、あるいはそれが狙いなのか、判断に苦しむところ。何となくフラストレーションがたまる。特に表題作の『背表紙は歌う』は、ちょっと意外な終わり方。文学賞の行方を追って、書店員までが巻き込まれる『君とぼくの待機会』は、面白い。成風堂シリーズでサイン会に登場した作家氏や前作に登場した新人賞作家、あるいは老作家など著者の創作した作家たちがレースを競う展開。出版社営業マンの目を通してのお祭り騒ぎの様子も興味深かった。
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井辻くんシリーズ第2弾 すごい事件が起きるわけではないけど 書店を中心にした話は何故か面白い。 短編集だったけど どれも楽しく読めた。 なぞなぞは ちょっと来るしかったが
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出版社営業シリーズ第2弾。 ひつじ君の成長が適度なのが、いいなと思う。書店員シリーズとの絡みも明確に。 賞レースの結果は、いつかわかるのかな? 最後の話は、第3弾への布石かしら? 同業者だけに純粋に楽しめないのが残念。
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大崎さんの作品は安心して読めますね~。 閉店が決まっちゃった本屋さんとか、ちょっと悲しいネタもあるんだけど、“悪意のある人が出てくるのか?”と思っても全然そんなことはなかったり、気持ちよく読み終わりました。 『プロモーション・クイズ』には成風堂書店シリーズからの乱入もあって、フ...
大崎さんの作品は安心して読めますね~。 閉店が決まっちゃった本屋さんとか、ちょっと悲しいネタもあるんだけど、“悪意のある人が出てくるのか?”と思っても全然そんなことはなかったり、気持ちよく読み終わりました。 『プロモーション・クイズ』には成風堂書店シリーズからの乱入もあって、ファンには楽しめました。 それにしても、『待機会』の受賞者は気になるなぁ。
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本屋さんミステリー第2弾。今回も連作集。 本屋さんとか出版社とか、あまり知らない業界の仕事が分かってちょっと楽しいシリーズです。 前作を結構忘れていましたがあんまり問題なかった。 「プロモーション・クイズ」が好きだなあ。 ラストの一編でにまにま。うまいリンクである。
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出版社の営業マン「ひつじくん」こと井辻君シリーズ第2弾。 期待しすぎたか序盤いまいち楽しめず。 表題作は満足。 待機会は結末も知りたい!!次章で匂わすかと思ったのだけど・・。 【図書館・初読・10/3読了】
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弱小出版社の新人営業マン・井辻智紀の奮闘を描く。 「ビターな挑戦者」 取次の横柄な男に「売れない本、ちまちま作るんじゃねーよ」と暴言を吐かれて、智紀は気持ちが落ち着かない。 「新刊ナイト」 若手の有望作家・白瀬の初の「書店まわり」を控えた智紀の不安。 「背表紙は歌う」 他社の先輩...
弱小出版社の新人営業マン・井辻智紀の奮闘を描く。 「ビターな挑戦者」 取次の横柄な男に「売れない本、ちまちま作るんじゃねーよ」と暴言を吐かれて、智紀は気持ちが落ち着かない。 「新刊ナイト」 若手の有望作家・白瀬の初の「書店まわり」を控えた智紀の不安。 「背表紙は歌う」 他社の先輩営業ウーマン・久保田から、智紀はある地方書店について相談される。 「君とぼくとの待機会」 智紀の勤める明林書房から出版した本が初めて大きな賞の候補作になり、浮き足立つ智紀たちだが。 「プロモーション・クイズ」 明林書房から出版される作品に、有力な書店員さんの推薦文を寄せてもらおうとゲラを持って書店を回る智紀。なかなか色よい返事がもらえなかったのだが。 作者の本・書店やその周辺に寄せる視線が熱く、好もしい作品集。本好きならではの気持ちが伝わってくる。最後の作品には、威風堂の彼女たちがチラッと出てきて、ボーナストラックに得をした気分。
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内容紹介を、表紙裏から転載します。 『「とある地方の小さな書店が経営の危機にあるらしい」よくある悲しい噂のひとつだと思っていたが、書店営業仲間の女性がそのことを妙に気にしていて・・・・。 個性的な面々に囲まれつつ奮闘する井辻君は、東に西に今日も大忙し! 出版社の新人営業マンの活...
内容紹介を、表紙裏から転載します。 『「とある地方の小さな書店が経営の危機にあるらしい」よくある悲しい噂のひとつだと思っていたが、書店営業仲間の女性がそのことを妙に気にしていて・・・・。 個性的な面々に囲まれつつ奮闘する井辻君は、東に西に今日も大忙し! 出版社の新人営業マンの活躍を描いた、本と書店を愛する全ての人に捧げるハートフル・ミステリ。 〈出版社営業・井辻智紀の業務日誌〉シリーズ第二弾!』 連作短編形式で、今回は5編です。 ライバルだけど仲間でもある、他社の営業さんたちとのやり取りがとても面白い。井辻君は新人で素直な性格なのでひつじ君なんてあだ名を付けられてますが、いじられつつとても愛されているようです。時には何気なくフォローしてくれたりして、いい仲間だなあと嬉しくなります。 仕事は本屋さんでの営業ですが、それに関連して大手取次ぎとのやり取りや、本作り、賞取りなどテーマはいろいろ。 表題作「背表紙は歌う」に出てきたひばり社って、たぶん雄鶏社(おんどりしゃ)がモデルよね。私もあそこが倒産した時にはびっくりしました。 「ビターな挑戦者」の大手取次ぎは日販、「君とぼくの待機会」は直木賞がモデルでしょう。 「プロモーション・クイズ」には書店シリーズのあの人がちょっと関わっていて、これは大崎さんからのプレゼントかな。 出てくる人たちが皆さん本を愛していて仕事熱心なので、本好きとしてとても楽しく読めました。 前作は「平台がおまちかね」ですが、これから読んでも別にかまわないと思います。 井辻君の趣味の成果をいつか見たいものです。
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やはり大崎さんの書店シリーズとこの出版社の 営業社員「ひつじ」くんシリーズは別格の 面白さです! 最初の「ビターな挑戦者」と「プロモーション・クイズ」 は本当に今自分のいる業種、業界の人間が全員読んで反省し、 前に進むべき問題をしっかり提唱しているような身を切られる様な 痛み...
やはり大崎さんの書店シリーズとこの出版社の 営業社員「ひつじ」くんシリーズは別格の 面白さです! 最初の「ビターな挑戦者」と「プロモーション・クイズ」 は本当に今自分のいる業種、業界の人間が全員読んで反省し、 前に進むべき問題をしっかり提唱しているような身を切られる様な 痛みのある作品。でもやはり優しいし温かいし、なにより 諦めていないのがいい。音楽が好きで音楽を飯の種に してる自分も含めた全ての人間に果たして...刺さるだろうか? それほど音楽業界は死んでる。 他の作品はやはり本好きの人間はより一層ニヤニヤ だったりほぅほぅと感心したりの堪らん内容。兎に角 登場人物の全てのベクトルが「大切な本」「本が大好き」 に向かっているのが心地いいです。 直接は登場しませんが成風堂の「アノ娘」の登場には 思わず声に出してキタっって言わされましたw。上手いなー。
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