さくらの丘で の商品レビュー

小路幸也【著】

2011/04/20

祖母達から桜の木の側に建つ西洋館の鍵を受け継いだ孫娘達の話。過去と現在が交互に少しずつ謎を解きながら語られます。ちょっと急ぎ過ぎな気もしましたが、小路さんらしい悲しみを包み込むような温かい物語でした。

2011/03/05

おばあちゃんが少女だった頃の、笑顔や、おしゃべり、楽しそうな姿、さくら満開の丘、そんな優しい想いとは対照的に、時代は戦後、戦争の残酷さも同時にひどく感じさせられる。秘密を守りきって、遺書に託したおばあちゃんたちの、大切な人を守るための想い、命の大切さを受け継ぎたいと想う。そんな物語でした。

2011/02/16

前半に比べ、後半がせわしなかった気がします。
今の子どもたちに戦争の悲惨さを伝えることのできる物語だと思います。

2010/12/26

太平洋戦争の時代の三人の元少女の物語と現代の三人の少女の物語をシンクロさせながら進んでいくお話、初めは「うーん、どうかなぁ」と思っていたのですが、中頃過ぎた辺りから、ようやくいつもの小路さんのペースに、まぁまぁというところですかな

2019/01/16

慌てて書いているのかな…「今しか売れない！」って思ってんじゃないだろうなぁ。もっともっと深い表現できるのでは？

2010/12/19

＜内容＞“さくらの丘”を満ちるたちに遺す―。遺書には、祖母が少女時代を送った土地を譲ると書かれていた。一緒に渡されたのは古びた鍵がひとつ。祖母の二人の幼なじみも、同じメッセージをそれぞれの孫たちに伝えていた。なぜ、彼女たちは孫にその土地を遺したのか。鍵は何を開けるものなのか。秘密をさぐりに三人の孫は、祖母たちの思い出が詰まった地を訪れた―。三人の少女たちの青春が刻まれた西洋館、そこを訪れた私たちが見た光景は―二つの時代が交差する感動の物語。

2010/12/02

“さくらの丘”を満ちるたちに遺す―。遺書には、祖母が少女時代を送った土地を譲ると書かれていた。一緒に渡されたのは古びた鍵がひとつ。祖母の二人の幼なじみも、同じメッセージをそれぞれの孫たちに伝えていた。なぜ、彼女たちは孫にその土地を遺したのか。鍵は何を開けるものなのか。秘密をさぐりに三人の孫は、祖母たちの思い出が詰まった地を訪れた―。三人の少女たちの青春が刻まれた西洋館、そこを訪れた私たちが見た光景は―二つの時代が交差する感動の物語（「ＢＯＯＫ」データベースより）

大好きなお祖母さんから、こんな謎をプレゼントされたら素敵だなぁ。
三人の孫娘たちが、埋もれてしまった過去を優しく揺り起こす。
そんな爽やかなお話です。
ただもうちょっとページ数も増やして、丁寧に描き込んだらもっともっとよくなっただろうにな～とも思います。
けい子さんとロンさんが、ああいった道を選んだのも残念。
ラストがやや駆け込み気味な気がしました。

2010/11/27

ドラマをしょうせつにしたら以外とこれだけでしたって感じ。
広げられる要素はたくさんあるのに、だからこそ、まとめようとしてさっぱりしすぎてる感。
三人のおばあちゃんとそのさんにんの孫たちのお話。

2010/11/09

戦争について、ちょっと違った視点から考えられたかも。

この桜、東京バンドワゴンの紺たちの出会いに関係あるあの桜・・・とは違うのかな

2013/07/21

さらりと、淡々と進む物語ですが、後半でほろりと涙が浮かぶような、温かな物語です。
途中から、｢残りのページが少ないけど、このお話はちゃんと終わるの？｣と心配になってしまいましたが、ちゃんと一冊で完結して一安心。