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さくらの丘で の商品レビュー

3.6

57件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    3

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2011/12/06

「男たちが戦いに行って、世界中が殺し合うようなことになっても、私たち女性は〈命を産む〉存在として、平和を願い合うのだと。「それが、綺麗になる、〈心の美しい人間〉になるたったひとつの条件だって、話してくれましたよね」」 戦争は憎む。でも、人は憎まない。 という小路さんなりの平和論...

「男たちが戦いに行って、世界中が殺し合うようなことになっても、私たち女性は〈命を産む〉存在として、平和を願い合うのだと。「それが、綺麗になる、〈心の美しい人間〉になるたったひとつの条件だって、話してくれましたよね」」 戦争は憎む。でも、人は憎まない。 という小路さんなりの平和論が優しい人たちが織り成す物語の中で展開されている。 戦争とか平和とかももちろんなのだけど、おばあちゃんたちの持つ西洋館の秘密とはなんだったのか、その部分も気になって一生懸命読んでしまった。 面白かった。 私も気付いたら4人目の孫となって一緒に謎を解いているような、気にさせてくれた。 相変わらずあったかいなぁ…。 【12/4読了•初読•市立図書館】

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2011/11/07

三人のそれぞれの、おばあちゃんから、遺された鍵と謎。この作者らしく出てくる人達がみんな好い人♪ラストは少し寂しいかな? 2011.11.7

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2011/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おばあちゃん達も周りの人たちも、その孫もみんな素敵だな。 けいこさんとロンさんのいるさくらの丘の学校をみんなが守ってくれてよかった。

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2011/10/25

亡くなった祖母から遺された手紙、そして鍵。 戦後間もない田舎に暮らす三人の少女と 現代に暮らす三人の孫娘達を交互に紡いでいく。 優しく切ないお伽噺のような物語。 【図書館・初読・10/25読了】

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2011/10/23

小路さんの王道…ですね…。 安心して読めましたし…、面白かったですが…、 東京バンドワゴンシリーズ…ほどの読み応えは…、 ありませんでした…。 ストーリー的には…いいと思いますが…、 ‘ふたり’のとった最後の選択…は、 ちょっぴり…残念だったかなぁ…。

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2011/09/08

なくなった祖母からおくられた古びた鍵が、祖母と古い洋館の隠されたお話をつむぎだす… ノスタルジックなお話。

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2011/08/03

小路幸也らしい作品ですね。 戦争の話もでてきて、ちょいと今迄では出てこなかった 表現というのかなんというのか、でもまあやっぱり 小路幸也らしい作品です。

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2011/07/16

“さくらの丘”を満ちるたちに遺す―。遺書には、祖母が少女時代を送った土地を譲ると書かれていた。一緒に渡されたのは古びた鍵がひとつ。祖母の二人の幼なじみも、同じメッセージをそれぞれの孫たちに伝えていた。なぜ、彼女たちは孫にその土地を遺したのか。鍵は何を開けるものなのか。秘密をさぐり...

“さくらの丘”を満ちるたちに遺す―。遺書には、祖母が少女時代を送った土地を譲ると書かれていた。一緒に渡されたのは古びた鍵がひとつ。祖母の二人の幼なじみも、同じメッセージをそれぞれの孫たちに伝えていた。なぜ、彼女たちは孫にその土地を遺したのか。鍵は何を開けるものなのか。秘密をさぐりに三人の孫は、祖母たちの思い出が詰まった地を訪れた―。三人の少女たちの青春が刻まれた西洋館、そこを訪れた私たちが見た光景は

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2011/05/27

大好きな祖母が亡くなった。なぜか、子どもにではなくその孫に手紙と鍵が遺された。戦争直後、3人の祖母が少女時代、ある村で一緒に育った時に起こったできごとと、鍵を遺された現代に生きるそれぞれの3人の孫がなんとも不可解なこのできごとをさぐっていくお話。 ちょっとミステリー仕立てですいす...

大好きな祖母が亡くなった。なぜか、子どもにではなくその孫に手紙と鍵が遺された。戦争直後、3人の祖母が少女時代、ある村で一緒に育った時に起こったできごとと、鍵を遺された現代に生きるそれぞれの3人の孫がなんとも不可解なこのできごとをさぐっていくお話。 ちょっとミステリー仕立てですいすいと引き込まれていきました。戦争が引き起こした問題も見え隠れします。祖母の少女時代からの視点・現代の孫からの視点で交互に描かれているのでその点も面白かった。

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2011/05/16

3人のおばあちゃんこそれぞれに遺された鍵、そして遺言書ならぬ手紙。そこから、3人の孫たちが過去へさかのぼりはじめる。 戦時中、戦後を生きたおばあちゃんたちの若かりし頃、 そして戦争に翻弄された登場人物たち。 前半のドキドキに、後半はちょっと物足りない。

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