ストーリー・セラー の商品レビュー
昔一人で図書館へ行って、すぐに読みきってしまった。人前で号泣してしまった。こういう話はあまり好んで読まないつもりでいたが、そのときはきっといろんなことに失望してそこまで気にする余裕はなかったのかもしれない。 恋愛はしない、結婚もしない、そう決めた矢先に読んだ。こういうパートナーで...
昔一人で図書館へ行って、すぐに読みきってしまった。人前で号泣してしまった。こういう話はあまり好んで読まないつもりでいたが、そのときはきっといろんなことに失望してそこまで気にする余裕はなかったのかもしれない。 恋愛はしない、結婚もしない、そう決めた矢先に読んだ。こういうパートナーであれば、悪くないのかもしれない、そう思えた。
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4月は警察小説強化月間!と決めていたけど、「クラン」シリーズがあまりに重厚だったので、ちょっと一息のつもりで、ブクログで評価の良かったこの作品を読んでみた。 小説家の妻を襲う過酷な運命を、どんな時も受け止め、支え続けた夫。SideAもSideBも、終始、固有名詞は出て来ない。それ...
4月は警察小説強化月間!と決めていたけど、「クラン」シリーズがあまりに重厚だったので、ちょっと一息のつもりで、ブクログで評価の良かったこの作品を読んでみた。 小説家の妻を襲う過酷な運命を、どんな時も受け止め、支え続けた夫。SideAもSideBも、終始、固有名詞は出て来ない。それでも、これだけのラブストーリーが描けるのだと、もう脱帽…SideAのラストに大泣き。悲しい運命だけど、これだけ人が愛せるのは、きっとその後の人生も幸せなはず。ラストの編集者の言葉には、少しだけ驚かされる。私は騙されたのだろうか…
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☆4 装丁がきれいなので、入院している友人にプレゼントしようとしたが、生死の描写があるので結局あげずじまい。長年、積読本になってしまっていた。最近、警察小説ばかり読んでいたので趣向を変えてラブストーリーを、と考え読み始めたが、いい意味で裏切ってくれた。 SIDE Aは切ない恋愛小説…だがSIDE Bの読み始めでええっ!?となって…読了後そういうことかという感じ。 映画でしか見ていないが、イニシエーションラブで味わったような読後感だった。トリックは別として、単体の話としても読みやすく、いい中編小説だった。
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装丁に惹かれ購入!なかなか読み始めず、やっと読み終わりました。評価の高い作品ですが私にはあまり強いインプレッションなく、感動を感じることなくすんなり読み終わってしまいました。少し拍子抜けの感じはありますが、好きなかたは多い作品のようです。
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隣町の図書館で「達磨イベント」があると言うので、子供らを車で送っていった。私はイベントには参加せず、図書館で雑誌などを読む。あまり来ることがない図書館だが、イベントをやったり、特設コーナーを作って、テーマを設け良書を紹介したり、良い図書館だなと思う。「行ってみたい図書館」の様な本...
隣町の図書館で「達磨イベント」があると言うので、子供らを車で送っていった。私はイベントには参加せず、図書館で雑誌などを読む。あまり来ることがない図書館だが、イベントをやったり、特設コーナーを作って、テーマを設け良書を紹介したり、良い図書館だなと思う。「行ってみたい図書館」の様な本も出るくらいで、運営も業者に任せるなど、図書館も多様になってきて、頑張っている所は頑張っているなと思う。 その図書館でオススメだったので借りてみる。 作家の妻とサラリーマンの夫の夫婦、2編。最初の話は妻の2個目の話は夫の死が迫る話。 本好きとしては、楽しい内容だったが、ちょっと図書館の人とは感覚が合わなかったかなと言う感じ。
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side:Aの2人の出会いから結婚までにたくさーんキュンキュンさせてもらったので、有川サンのラブロマはやっぱいいなーって思ってたら、、もうもうもう大号泣。。 本読んでこんなに泣いたのは久しぶり。 side:Aで泣きすぎたせいか、side:Bは落ち着いて読めた。 どちらも本好きには...
side:Aの2人の出会いから結婚までにたくさーんキュンキュンさせてもらったので、有川サンのラブロマはやっぱいいなーって思ってたら、、もうもうもう大号泣。。 本読んでこんなに泣いたのは久しぶり。 side:Aで泣きすぎたせいか、side:Bは落ち着いて読めた。 どちらも本好きにはたまらないストーリー。 また有川サンにやられましたよ。。
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自分が表現したものをこんな風に想って貰えるということはどんなに幸せなことなのだろうとずっと考えていた 小説家が出てくるお話が好きなので余計に面白かった 何度も何度も読み返したくなる本
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最初の読み始めは、前半は、難病を患う妻が作家になるまでで、後半は、作家になった後なのかと想像していたら、全然違う展開だった。 とてもよく考えられている構成だと思ったが、自分としては単純に逆境を乗り越えようとする夫婦愛にホロリときた。
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【あらすじ】 妻の病名は、致死性脳劣化症候群。複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病。生きたければ、作家という仕事を辞めるしかない。医師に宣告された夫は妻に言った。「どんなひどいことになっても俺がいる。だから家に帰ろう」。妻は小説を書かない人生を選べるのか。極限に追い詰められた夫婦を描く、心震えるストーリー。 【感想】 読み終えた瞬間、胸がいっぱいになった。ありきたりの言葉だけど、本当に感動した。しばらくしたらまた読み返したいと思った。素敵な物語ってこういう本のことを言うんじゃないかなって思った。この本をプレゼントしてくれたひとに感謝したい。ずっと大切にするね。ありがとう。
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文章を書くということは、書き手自身の心を文字に出力する作業だ。心にないことは出力そのものが出来ない。だから自分の文章は恥ずかしい。フィクションの小説であっても、そうだろうと思う。この物語の端々には、著者にとって恥ずかしいほど心の中が曝け出されているに違いない。それならば「このお話...
文章を書くということは、書き手自身の心を文字に出力する作業だ。心にないことは出力そのものが出来ない。だから自分の文章は恥ずかしい。フィクションの小説であっても、そうだろうと思う。この物語の端々には、著者にとって恥ずかしいほど心の中が曝け出されているに違いない。それならば「このお話はーーどこまで本当なんですか?」と、読者たる私も有川浩に聴いてみよう。きっと「どこまでだと思います?」と、はぐらかされるだろうけど。
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