ストーリー・セラー の商品レビュー
有川さんの作品にしては珍しく不遇な運命が実現してしまう。 フィクションのフィクションとしてその感覚は薄れるものの、ガツンとくる。 Side.Bはフィクションが現実となる物語。 末尾には裏話も。 描写にリアリティがありすぎるのは海の底でも同印象。 現実を直視する能力はリアル...
有川さんの作品にしては珍しく不遇な運命が実現してしまう。 フィクションのフィクションとしてその感覚は薄れるものの、ガツンとくる。 Side.Bはフィクションが現実となる物語。 末尾には裏話も。 描写にリアリティがありすぎるのは海の底でも同印象。 現実を直視する能力はリアルの社会にも欠けている人が多いのではないか。
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この方の作品は「植物図鑑」とこの作品の2作品を読みましたが、私には合わないことがわかりました。 稚拙で重みがない小説に感じます。
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(2016.01.30読了) 2011年本屋大賞10位! 久しぶりの有川浩。 調べたら去年の1月に『三匹のおっさん』を読んでた。 ちょうど1年ぶりですね(^_^;) 今回のは楽しい「おっさん」たちのお話とは正反対で、読者を泣かせてやろう、としているようなお話しです。 私も若干や...
(2016.01.30読了) 2011年本屋大賞10位! 久しぶりの有川浩。 調べたら去年の1月に『三匹のおっさん』を読んでた。 ちょうど1年ぶりですね(^_^;) 今回のは楽しい「おっさん」たちのお話とは正反対で、読者を泣かせてやろう、としているようなお話しです。 私も若干やられました。 小説家の女性が夫を喪うという同じ設定の悲しいお話しが二つ、side:A、side:Bと題され収められてます。 私の場合は、特にside:Bの方にやられました(T_T)
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sideAで感動しすぎて、sideBが自分の中でイメージしづらく書いてる小説の話なのか何なのかつかめませんでした 笑 でもとっても信頼しあってるっていうか、お互いこのヒトしかいないっていうのがあって なんかヨカッタです。 読み終わった今もなんかすっきりしないんですけど、好きな...
sideAで感動しすぎて、sideBが自分の中でイメージしづらく書いてる小説の話なのか何なのかつかめませんでした 笑 でもとっても信頼しあってるっていうか、お互いこのヒトしかいないっていうのがあって なんかヨカッタです。 読み終わった今もなんかすっきりしないんですけど、好きな本の1つになりました。
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一気読み。 サイドAを読んだ時点でサイドBの結末が予想出来てたけど、わかっていてもやっぱり悲しい。 難しい言葉を会話に使う所とかロマンチストなのに理屈っぽい所とか、なんとなく有川さんがモデルなのかなぁと思った。 まるでプレゼントみたいな装幀が素敵。
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どれくらい、リアルが入っているのだろうと妄想強くして読んでしまった。 私も時々使う語彙が変わっているらしくてたまに指摘されることがあったけど、読んでる本の影響なのかー。
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「きみがすきだ」「覆れ」これだけで、物語が繋がるのだ。sideAからsideBへ・・・然りBからAにも。
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AとBがそれぞれきちんと対になっていて、2人の人生というよりは、それぞれの「愛」について深く考えることができた。 私自身病気の家族がいて、死と向き合わされることも多いのだけれど、死を超えた愛を感じることができた。 こんなにも愛することができたら、愛する幸せを噛み締められたら。 読...
AとBがそれぞれきちんと対になっていて、2人の人生というよりは、それぞれの「愛」について深く考えることができた。 私自身病気の家族がいて、死と向き合わされることも多いのだけれど、死を超えた愛を感じることができた。 こんなにも愛することができたら、愛する幸せを噛み締められたら。 読んでいて悲しくなるのと同じくらい元気になれる一冊だった。
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この人の文章がとても好きです。そして、この本はそれを堪能できたので高評価です。内容を考えると、一般的には星4つかもしれません。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
結婚して間もない今読んだからなおさら、妻を亡くす話も、夫を亡くす話もどちらも切なく胸に残る。 side:A 妻は、考えることで命が減る病気。 あれだけ周りで不本意なことが起これば妻の精神状態が不安定になるのは最もだと思う。好きな道を歩んでいきたいのに、好きなことをすると命が削られる虚しさ。でも好きなこと(小説家)を死ぬまでできるように生きる妻と妻を見守る夫の愛は魅力的でした。 side:B 夫が交通事故にあい、検査で思ってもみなかったすい臓の病気がみつかる。 夫が、自分の役割は妻を甘やかすことだと言う。病気になってもその役割を変えない夫の純粋さが素敵。めったにお願いしない夫の最初で最後のお願いが最後まで二人でいたいということ。妻は、逆夢になるようにと夫が死ぬ話を書き続ける。二人が想い合っているのが伝わってくるからこそ、切ない。
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