悪の教典(下) の商品レビュー
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ハスミンの二年四組『卒業』計画実行巻。最後は尻切れな気分になったが、ハスミンならまた舞い戻ってきそうな気がする。生き残った怜花たちは、生き残れて本当に良かったけど、でも本当に?と思ってしまう後味の悪さが最高。。美彌への感情が人間らしくて戸惑ってた蓮実が、一瞬状況を忘れて可愛く見えたゴロゴロ。
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上巻でかなり悪人だった主人公が、下巻では相当ヤバイ事になって行きます。下巻は「あぁ、作者はこういう話を書きたかったんだな~」って思った。簡単に言うとバトルロワイヤルね。でもこれがまた緊張感があって面白かった。 ただね~、主人公に対抗できる人材が一人欲しかった! でも大満足な1冊で...
上巻でかなり悪人だった主人公が、下巻では相当ヤバイ事になって行きます。下巻は「あぁ、作者はこういう話を書きたかったんだな~」って思った。簡単に言うとバトルロワイヤルね。でもこれがまた緊張感があって面白かった。 ただね~、主人公に対抗できる人材が一人欲しかった! でも大満足な1冊です。
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生徒を殺して殺して殺しまくる巻。 最後があっけなかったなという気がする。 AEDの救命救急の受講受けて資格認定も受けたが、音声録音できる機能についてはひところも触れてなかった。
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これは確実に映像化あるでしょう! 私は『告白』よりも断然こっちがすきですね。 思ったほど話に深みはなくて、この厚さの上下巻が実にさらっと読めちゃう (実際、この下巻は3時間で一気読みしてしまった) んだけど、そのくせ一瞬も飽きさせないのはさすがとしか言いようがないです~。 完全...
これは確実に映像化あるでしょう! 私は『告白』よりも断然こっちがすきですね。 思ったほど話に深みはなくて、この厚さの上下巻が実にさらっと読めちゃう (実際、この下巻は3時間で一気読みしてしまった) んだけど、そのくせ一瞬も飽きさせないのはさすがとしか言いようがないです~。 完全にサイコホラーエンターテインメント小説としてお楽しみいただけます。 あとは、自分が教員だからより感情移入できたのかも(笑) 蓮実に「感情がない」ってことを表現する部分が 時々わざとっぽいんだけど 時々ゾッとするくらい真に迫ってきて恐ろしかったです。 結構先は読めちゃうんだけど、それすら謎解き的な感覚で楽しめましたw オススメ!
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人がばったばったと死んでいきすぎ。 上のようなわくわく感はない。 ’ああ、ここでまた生徒が死ぬんだな’と予想ができる。 キーパーソンだった、片桐は思ったとおり生き残る。 ハスミンはラストどうやって警察に捕まるのかしら?と下巻半ばからはそんなことばかり考えていた。 まさか...
人がばったばったと死んでいきすぎ。 上のようなわくわく感はない。 ’ああ、ここでまた生徒が死ぬんだな’と予想ができる。 キーパーソンだった、片桐は思ったとおり生き残る。 ハスミンはラストどうやって警察に捕まるのかしら?と下巻半ばからはそんなことばかり考えていた。 まさかADRに録音機能がついていたとは、知らなかった。
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最後の生徒全員の殺害シーンはすさまじいの一言だけど、主人公の不気味さがイマイチ伝わってこない。主人公(蓮実)の視点からすれば、全員を殺害する事は、むしろ必然であり、不自然さ(というか不気味さ)があまり感じられない。 上下巻を一気に読ませるだけの筆力があっただけに、尚更に惜しいって思える作品。
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「IQが高かったり、異常に頭が切れたりする人が殺人を犯す設定」によくありがちなのは、頭良いくせに計画がずさん過ぎということ。【プリズン・ブレイク】しかり(映画だけど。いま他に思いつかないけど)。この小説も見事に同じ轍を踏んでいる。グイグイ読ませる文章力はさすがだけど、物語全体に普...
「IQが高かったり、異常に頭が切れたりする人が殺人を犯す設定」によくありがちなのは、頭良いくせに計画がずさん過ぎということ。【プリズン・ブレイク】しかり(映画だけど。いま他に思いつかないけど)。この小説も見事に同じ轍を踏んでいる。グイグイ読ませる文章力はさすがだけど、物語全体に普遍性を見出せない。 後半の展開はみんなが指摘するように、まさに【バトロワ】。あれだけ、人を殺しておいて証拠を残さないなんてまず無理な話。だったら、【バトロワ】ぐらい、殺人がアリな設定の方が読み手としては納得しやすい。 文句ばっかりになったけど、エンタテイメント小説としては良かったです。
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上巻の感想でも述べたが、著者の知識量に圧倒された。 しかしここまで恐ろしい話は、いつまでフィクションであることが出来るのか。 完全でないにしても、同じような事件が起こってしまう危惧を拭えない。 犯罪予備軍や愚かな面でのみ頭のキレるサイコパスがいたずらにこの本を参考にしないでもらい...
上巻の感想でも述べたが、著者の知識量に圧倒された。 しかしここまで恐ろしい話は、いつまでフィクションであることが出来るのか。 完全でないにしても、同じような事件が起こってしまう危惧を拭えない。 犯罪予備軍や愚かな面でのみ頭のキレるサイコパスがいたずらにこの本を参考にしないでもらいたいと痛切に思う。 悪趣味なのは承知の上で、作品的には☆5つ。 読後はとても疲れた。
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最後まで一気読み。 新年早々、読書にこんなに時間を費やすとは。 読後のモヤモヤ感は、刑法を勉強している者として回避できないところ。 続編や番外編が出ないことを望む。
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新年早々読んでしまった。 蓮実が笑顔でどんどん生徒たちを殺していく。 不気味。怖い。追いつめられる生徒たち。 でも最後まで「熊谷先生」については触れていなかった。 蓮実を「完成」させた存在である「熊谷先生」を殺めたのはおそらく蓮実だろうけど。 狡猾な蓮実にぞっとしつつあっという間に読んでしまった。
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