もうおうちへかえりましょう の商品レビュー
私じゃないか。と目が点になるくらい行動と考え方が似ていてびっくりします、建物の周りをくるくるくるくるくるくるまわる、情けない、私もいつも思いながら待ち合わせに人の影を感じると後ずさる。何人かに言ってももうーーーん、しないよ。とかしか返ってこず驚き、ほとんどの人はほむらさんの行動を...
私じゃないか。と目が点になるくらい行動と考え方が似ていてびっくりします、建物の周りをくるくるくるくるくるくるまわる、情けない、私もいつも思いながら待ち合わせに人の影を感じると後ずさる。何人かに言ってももうーーーん、しないよ。とかしか返ってこず驚き、ほとんどの人はほむらさんの行動をおもしろパンダを見るときの気持ちになってる、なにこれ~へんなのウフフ、かわいい、おもしろい。 でもわかるわかる、自分以外もこんな人いたんだって思ったら私、ほむらさんの仲間です、ようこそ。
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テレビでコメンテーターが絶賛していたので購読。歌人のエッセイであるが、あっさり読めて気晴らしにはちょうど良い。難しいことも驚くことも悲しくなることもない、なんともない本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
紛れもなく天才だ。ほむほむ(親愛をこめて)は、言葉を操る天才だ。短歌という、マゾヒズムとしか思えないような制約を設けて「表現」をする「歌人」という肩書きを持つ人間というのは、かくも変態でないとなり得ないのか。そうにちがいない。絶対そうだ。 ボウリングでストライクを出してもガッツポーズできない姿。かっこわるい怒り。おしっこを膀胱から膀胱へ飛ばす(妄想)。まどろっこしいナンパ(妄想)。「お互いに高め合う」恋愛への懐疑。コロンビア・ナリニョ・スプレモを云えたよ。『小太り』な文体。「自分がもしも本当の自分だったらきっとこうなるであろう本棚作り」。嗚呼いとおしすぎる!母性本能がゲラゲラ笑っちゃうくらいくすぐられている! 本著のおかげで短歌というジャンルに興味の幅が広がり、読みたい本がうんと増えました。ありがとうございます。
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どのエッセイでも、文学論、時代論…みたいなものや、古本愛は読んでいて楽しい。 言葉のプロは凄い。こんな自意識で会社員時代はさぞ苦しかったろうなあと感じる(褒めてる)。さらりと生きてる風に見えそうだけど。リア充に見えるけど。 初期はなんだろう、幸せな感じがあるのも好きだ。
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結構昔めの穂村弘のエッセイ。穂村弘の適度なダメ人間感は読む人を安心させるわ。でもなぁ、この人結婚してるし、恋人いるし、実は結構友達もいるし、私のほうが全然ダメ人間じゃないか…?あれ?? 古本屋を見るとそこに良いものが待っているような気がしてソワソワすることや、松任谷由実が「お...
結構昔めの穂村弘のエッセイ。穂村弘の適度なダメ人間感は読む人を安心させるわ。でもなぁ、この人結婚してるし、恋人いるし、実は結構友達もいるし、私のほうが全然ダメ人間じゃないか…?あれ?? 古本屋を見るとそこに良いものが待っているような気がしてソワソワすることや、松任谷由実が「お互いを高め合う恋愛」の教祖であることや、ボウリング場で素直にはしゃげないことなんかが、私の琴線を刺激する。ビンビン刺激する。
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面白い。友達になりたい。 慣れ親しんだ劣等感と生きづらさのなかに、見えていなかったものを発見させてくれて、ああ、あるある、そうそう!と頷きたくなる。
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友達に貸された本w 名前も作品も知らないw エッセイっぽいけどエッセイって言っていいのかなぁ。散文形式で内容もはっきりしない感じだったけど、何故か止まらずに読める。この空気感よかった。独特の感性が光る興味深い作家さんでした。
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読んでないと思って買ったのにすでに読んでいたという一冊。 図書室で2,3回は読んだと思う。 (高2か高3の時…)
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さりげないが美味しい文章。世界に対する憧憬と疎外感。露悪的でさえある、みっともない私生活をじっと見つめて何か捧げるように書ききれば美しくなるんだ。そう言う意味では島崎藤村と通じるように感じる。後、言葉が好き、妄想好き、本好きなのが、どうしようもないくらいのシンパシー。
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嫉妬する。嫉妬するわたしには到底叶わない夢だけども、今一番幸福の象徴として現れるのは、恋人と大好きな小説の一文を、ベッドで合唱することだ。恋人はいない。
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