PMO導入フレームワーク の商品レビュー

高橋信也【著】,峯本展夫【監修】

2024/10/02

序盤のPMOの役割整理（参謀型、管理実行型、事務局型）はとてもよかった。
PMOとして入る場合に自分は今どの段階のPMOとしての振る舞いが求められているのか、を自覚的になるためにも、この書籍で整理されている内容は気に入った。

他方で、書籍の半分を占める活用事例については、記載内容が正直薄いと思う。PMBOKの知識領域と紐づけた整理、という出し方自体は良いものの、その1つ1つの内容が自身にとっては薄すぎるように感じ、価値を見出すことが難しかったのが残念。

2023/11/01

２時間ほどで読み終えられる分量です。

PMOというチームの役割や仕事内容を、人・組織・仕事内容・ツール等の観点から説明しています。
本自体は10年ほど前のものなので、ツール紹介は恐らく役に経たない一方、どんな要望のもとPMOという役割ができたか等の理念を学ぶには役立ちます。

ただ、下地にPMBOKがあったりドラッカーの本から引用があったりするので、そこら辺の知識があるとより理解が深まったのかもしれません。

気づきを3つ
・PMOとはプロジェクト・マネジメント・オフィスの略で、プロジェクトマネージャーの補佐等を目的にした組織（個人ではない）
・PMOはその役割と目的を明確に定義した上で、徹底的に第三者でいることが大事
・コンサル的な役割、管理の役割、事務局的な役割であることが多く、役割自体はプロジェクトごとに異なる

2023/07/14

自分自身の力量や経験が不足していることが原因だと思うが、本書を読んでもPMOについて明瞭に理解することはできなかった。出版から１０年以上経過しているが、基本的にPMOに求められている要求は変わりがないと思われるので、現状でも参考になるのではないかとは思う。

2023/02/04

12年も前の本なんでhow to は読み飛ばし。
PMOはPJやPMに依って大きく役割が異なるので、PMO定義やPG mgmtとの関係整理には役立ちそう。

2021/07/17

自組織では、PMOがただの雑用として使われている中、PMOをタイプ別に層別していて、自組織の改善のとっかかりになった。

2021/06/06

PMOと一言で言っても、参謀型、管理実行型、事務局型と役割を分けることが出来て、役割に応じた機能が当然ある。全社的なものか、個別プロジェクトかによってもあり方は異なる。目的達成タイプなのか、調整タイプなのか、価値創造タイプなのかによっても異なる。
当然、あり方が異なれば、求められる組織、人、プロセス、ツールも異なる。

プロジェクトをとにかくなんとか解決するチーム、みたいな気合と根性の精神論はもう辞めませんか？って話ですね。

2020/08/23

PMOの役割、プロジェクトマネジメントについて体系的にまとめられているかつ、現場や実業務目線の記載も多くとても読みやすくわかりやすかった。

導入書としては100点だったと思う。

2020/07/14

PMOについて改めて学習したいと思い手に取った本。
PMOについて体系化されているが、内容は初歩的なことが多く、新たな発見は特になし。
PM/PMO経験者であれば意識せずとも実施していることが言語化されている感じ。

2018/07/24

PMOの型は、参謀型、管理実行型、事務局型の３つ

PMO設置にあたり体系的な知識がほしかったが、プロジェクト管理の知識と経験が多少ある場合は、あまり目新しいことはなかった
誰に向けた書籍なのかわからない
最後はプロマネ用ソフトウェアの宣伝なのもがっかり

2018/05/18

Project Management Office (PMO)に付いて、具体事例を交えた解説書。当たり前の内容が多い。