悪の教典(上) の商品レビュー
学校に問題がある先生が多すぎだと思ったかも・・・。 それでも、蓮見先生の姿は読んでいても蓮見教信者になってしまいそうな程、惹かれていく。ピカレスク小説。 それはまるでゲームをしているかのように、人を殺めてゆく姿が楽しそうでもあり、”邪魔"とされた人間が一人排除される度に...
学校に問題がある先生が多すぎだと思ったかも・・・。 それでも、蓮見先生の姿は読んでいても蓮見教信者になってしまいそうな程、惹かれていく。ピカレスク小説。 それはまるでゲームをしているかのように、人を殺めてゆく姿が楽しそうでもあり、”邪魔"とされた人間が一人排除される度に、どこかすっと閊えが取れるような気がしてくる。
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刊行直後に購入して今まで何となく未読のままになっていたのだが、書棚の整理の際にふと手にとって読み始めた。 思っていたよりもずっと読みやすい。もし周囲に主人公のような人物がいたら自分はどう感じるだろうか。己れと比較して嫉妬するか、胡散臭いと決めつけるか。どちらにしても接するときは精...
刊行直後に購入して今まで何となく未読のままになっていたのだが、書棚の整理の際にふと手にとって読み始めた。 思っていたよりもずっと読みやすい。もし周囲に主人公のような人物がいたら自分はどう感じるだろうか。己れと比較して嫉妬するか、胡散臭いと決めつけるか。どちらにしても接するときは精神的に距離をおくだろうな、本性を知らないとしても。 まあ、実際にこんなことを続けていれば確実にバレるけどね。
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返却棚から。そういえば読んでいなかった。 映画の予告編ですり込みがあったせいか、今のところそんなに読むに耐えない描写は無い。やっぱり下巻?(笑) 2013/10/12読了
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映画の評判を聞いて興味があったけど分厚さに根負けして読めなかったけど、隙を見て一気読み。映画では伊藤英明が主役の教師を演じていたけど、本を読んでイメージしたのは谷原章介。好青年だけど心の奥では笑ってないところがなぜか彼を彷彿させる。
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この作家の作品はいつもじめっとした不気味さを感じる。はすみんは青の炎の主人公(名前忘れた)がおおきくなったような。どちらも自己中心的な性格で 、ただハスミンの方が今のところ良運に恵まれ、うまく行っているが後半はどうか?
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晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇なく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムにサイコパスが紛れこんだとき──。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄の...
晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇なく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムにサイコパスが紛れこんだとき──。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。 (以下、感想) 蓮見先生を普通に観察していたら人格の矛盾に気付きそうなものだが、何故気付かない人が多いのか。また、ハスミンの犯行が堂々としすぎて、何故ばれないのかが不思議すぎる。最後、あの先生があっさり死んでしまった事と、その先生のエピソードが想像した通りでがっかりした。 しかし、冷酷な彼の描き方が上手い。続きが気になる。
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評価は下巻にて テンポが良く、良いタイミングで知りたい事を開示してくれるので続きが気になってスラスラ読めました ただ終りがけは「またか…」と思った そんなに上手く行くのかなぁ 怖いけど下巻が楽しみ
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気に入らない、自分に都合が悪いと次々とパージしてしまう。 共感能力に欠けているって怖い。 下も読んでから、DVDを観よう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
蓮実の、いかにも「異常者」であるという側面が、すぐに描写されるのではなくじわじわと小出しにされて、最後に爆発したように大量殺人に走るという流れがかなり怖い。この手のミステリとしては巧く着地させたという印象。伏線が秀逸だった。
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こんな先生がいたら恐怖!!初めはこんな先生がいたらいいのにって思ってたら…騙されてた自分。だめ!存在したらきっと地球の人類絶滅させられる!下巻はどうなる…
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