悪の教典(上) の商品レビュー
著者は本当に、人の怖さを書くのが上手ですよね。 サイコパスの怖さを描いた本です。 さわやかで、いつも笑顔でとてもいい人だけどなんかときどきすごく冷たい感じがする…違和感… その違和感がどんどん露わになっていくのが怖いのですが、その頃には本にハマっています!
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この方の本は「新世界より」を読んだことがある。圧倒的なスケールと読後の苦々しさが癖になる。とても苦く、だけど芳醇なコーヒーを飲んだような、だけど気分は最悪、みたいな感じを味わえる。 悪の教典も同様。「新世界より」は超能力などファンタジー要素があった。悪の教典はあくまで現実的な世界観である。 人の感情が理解できない教師が、学校を自らの都合の良い風に作り変えていく。作り変える=要らない人間を排除(殺すあり)などしていく。 ダークもダーク。 だけど、この主人公がどのような結末を迎えるのか気になる。
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文庫本は上下巻の2冊で完結でした。まずこちらは上巻。 主人公の教師、蓮見先生ことハスミンの、人タラシぶりとそれに反する凶悪ぶりが、じわじわとストーリーを熟成させてくれます。飽きずに読める内容で、見事ハスミンワールドに捕らえられてしまいました。 さすが貴志祐介先生の構成力!!ブレな...
文庫本は上下巻の2冊で完結でした。まずこちらは上巻。 主人公の教師、蓮見先生ことハスミンの、人タラシぶりとそれに反する凶悪ぶりが、じわじわとストーリーを熟成させてくれます。飽きずに読める内容で、見事ハスミンワールドに捕らえられてしまいました。 さすが貴志祐介先生の構成力!!ブレなく安定しており映像化に納得です!読んでいて頭の中で想像しやすいだけに、どんなにノンフィクションとわかっていても怖かったです。 映像のハスミンも是非みてみたい:(´◦ω◦`):
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映画では語られなかった「どうして蓮見は残虐なのか」というところが知れてさらに面白くなりました。 どうして残虐なのか、どのようにして残虐なのか… 面白すぎて一気に読んでしまった…。
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面白い!!! 異常者の思考がよく伝わるとかそう言うことではありませんが物語として、読み物としてとても面白いです。 釣井先生の元へハスミンがやってきた時はゾッとしてしまいました。作者様が頭がいいのが存分に伝わってきます
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まだ上の方が面白いかな。警察ってここまで無能なの?と不思議になる。 こういったストーリーならもっと蓮実と読者の感覚のズレとか違和感を際立たせてもっと気持ちわるーく仕上げたら良いのに。作者の力量不足かな。
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とっつきにくい本だと思っていたけど、予想と違って読みやすく面白い!!サイコパス教師の異常さがぶっちぎれていて、ちょっとした行為や言い回しにニヤニヤしてしまう。下巻、どうなるか!
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サイコホラー。ハラハラドキドキで面白かったけど、言い方悪いけど読了後はただただ精神的に疲れて心に残るものはそんなになかった印象。 読み進めながら次に起こる展開を読みたくなくて、小まめに何度も本を閉じて、「もう止めてくれ」と天を仰いだ小説は初めてだった。
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主人公は、序盤、良い高校教師で始まるが、徐々にサイコ性が現れ、学校内での大量殺人にまで発展する。衝撃作だ。最後の行動も、精神障害で罪を逃れようとする底知れないダークヒーローさが印象的。【満足度80点】
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殺人もなんとも思わないサイコパスな人が生活の中に潜んでる怖さ! 最初から皆殺しなのかと思ってたけどしっかりと王国を築いていきだんだんと攻めの姿勢に入ってる上巻は途中でも面白かった!
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