悪の教典(上) の商品レビュー
すごいすごい!! ぐんぐん吸い込まれていく。 人気教師蓮実聖司の心の闇が少しずつ垣間見れて、わくわくどころじゃない。 ホラーという感じはまだ実感できないけど、ミステリーも書ける貴志祐介さんなだけあって描写が複雑に絡んでいてうまい。面白かった。続きが気になってしかたないもん。
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上下を週末にイッキ読み。 後半怖くて苦しくなりました。相変わらず「人間」が怖くなりました。 けど他の作品と比べてしまうと心に残るものが少なかった気が…。 これならバトルロワイヤルと変わらない…もうちょっと違う感じのものを期待してしまっていたかも。。。 キレモノの学校の先生が実...
上下を週末にイッキ読み。 後半怖くて苦しくなりました。相変わらず「人間」が怖くなりました。 けど他の作品と比べてしまうと心に残るものが少なかった気が…。 これならバトルロワイヤルと変わらない…もうちょっと違う感じのものを期待してしまっていたかも。。。 キレモノの学校の先生が実は殺人鬼ってお話
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上巻は計画的な殺人だけど一転して下巻は殺戮の嵐。 不快な内容なのに夢中になって読んでしまった。 善の皮を被っ悪は怖い。
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貴志作品、久しぶりにキタ~!という感じ。 前半、さわやかで熱心で、生徒指導もうまく、 生徒にも好かれ、先生にも頼りにされる、 頭が切れて快活な、マンガみたいな好青年が、 中盤から徐々に、その冷めた無感情を淡々と描き始めるあたり、 ちょっとわくわくする自分がいたり。 なに、こ...
貴志作品、久しぶりにキタ~!という感じ。 前半、さわやかで熱心で、生徒指導もうまく、 生徒にも好かれ、先生にも頼りにされる、 頭が切れて快活な、マンガみたいな好青年が、 中盤から徐々に、その冷めた無感情を淡々と描き始めるあたり、 ちょっとわくわくする自分がいたり。 なに、この万能感。 実際、ベクトルは違えど、こういう人間っていそうだな・・・ さあ、下巻を読もうっと。 (しかし、分厚いので重い・・・)
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他者に共感できないサイコパス蓮実、こちらも全く感情移入できず、恐ろしさだけがじわじわ浸食してくる。閉鎖された学校という社会の中で、一人の天才の裏支配がどんどん完成されていく。圭介を密かに応援するが、どうなるのか?
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ミステリーとして面白いが、貴志祐介の良さである、嫌でも犯罪者に共感してしまう、という感覚が味わえない。 前作の新世界よりが素晴らしすぎた。
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私立の高校で生徒たちから絶大なる人気を博す教師の本当の顔は…教師の犯してきた数々の殺人。残酷残虐理解不能な犯罪。薄気味悪さに寒気がする。
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じわじわと恐ろしさが体を巡る。ハスミン頭良いよう。下巻で爆発するらしいので、それまでの大きな序章という感じ。ハスミン、この時点で結構怖い……下巻でどうなるんだ……あと安原さんとのシーンはわたし的にキツかったです笑 憂美とのやり取りは素直に切なかった。復讐ともいえるようなことをした...
じわじわと恐ろしさが体を巡る。ハスミン頭良いよう。下巻で爆発するらしいので、それまでの大きな序章という感じ。ハスミン、この時点で結構怖い……下巻でどうなるんだ……あと安原さんとのシーンはわたし的にキツかったです笑 憂美とのやり取りは素直に切なかった。復讐ともいえるようなことをしたハスミン少年。少しだけでも他の人のことを想う気持ちがあったんだよね?ね?と言いたい。 それにしても貴志さんの文章力はすごい見習いたい。 詳しい感想は下巻の方に! (上・下巻総括の)テーマソング: Antibiotic Notes of Resembrance(怜花→圭介?)/the HIATUS
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貴志祐介さんの本は2冊目になります。数年前に読んだ『青の炎』以来です。この方の凄いところは、犯罪を起こす時の描写と言えるのではないでしょうか?人を殺すための手段(道具)、状況を作り出すのが上手だと思います。後先考えず殺すのでは無くて、殺したことがばれないように工夫を凝らしています...
貴志祐介さんの本は2冊目になります。数年前に読んだ『青の炎』以来です。この方の凄いところは、犯罪を起こす時の描写と言えるのではないでしょうか?人を殺すための手段(道具)、状況を作り出すのが上手だと思います。後先考えず殺すのでは無くて、殺したことがばれないように工夫を凝らしています。人として大事な部分が欠けた蓮実聖司のキャラが生かされるのがさらに良い。自分の中にも蓮実のような一面があるのでは?とも思わされました。
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一気読み。 蓮実のまるで、料理本を見ながら料理しているような殺人計画と実行に、惹きつけられました。というか…料理番組を見ているような気分?← 殺人=手段・人間=駒、という蓮実はゲームの打ち手だといいつつ”自分の王国”を閉鎖空間のなかで作ろうとしているのが、世界に独りなんだなと感じ...
一気読み。 蓮実のまるで、料理本を見ながら料理しているような殺人計画と実行に、惹きつけられました。というか…料理番組を見ているような気分?← 殺人=手段・人間=駒、という蓮実はゲームの打ち手だといいつつ”自分の王国”を閉鎖空間のなかで作ろうとしているのが、世界に独りなんだなと感じました。 釣井先生の突然の退場は驚きました。 もう少し肉迫すると思っていたのになぁ。 釣井はじめ、教師陣も常軌を逸した人が多いのは、全部集めた中に君臨する蓮実という表現なのだろうか。 犬にハンバーグで餌付けして黙らせるのではなく、殺す方法をすぐに考える蓮実の自然さが衝撃です
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