悪の教典(上) の商品レビュー
高校教師の蓮実聖司は幼少時代から天才だが人への思いやりが欠落していた。学校時代はクラスの実質支配を 狙っていた。そこで障害となって来た級友や両親までも殺人・失墜させてきた。現在は高校を舞台に同様の支配を 実行中。同僚の先生を飲酒運転偽装、その車ではねる、教え子を退学に追い込む、...
高校教師の蓮実聖司は幼少時代から天才だが人への思いやりが欠落していた。学校時代はクラスの実質支配を 狙っていた。そこで障害となって来た級友や両親までも殺人・失墜させてきた。現在は高校を舞台に同様の支配を 実行中。同僚の先生を飲酒運転偽装、その車ではねる、教え子を退学に追い込む、さらにはやはり危ない同僚教師を 終電車内で首吊りに見せかけ殺した。そんな蓮実を怪しいと思い出す生徒が数名。
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人との共感ができないサイコパス教師・蓮実聖司。 彼は高校2年生のクラス担任をし、生徒や同僚にも信頼と人気があるが、それは表の仮面で、裏では虎視眈々と学校を支配するための策略を進行していた。 蓮実の異常性に違和感を感じる生徒、不気味に蓮実を牽制する教諭などが絡み、徐々に、蓮...
人との共感ができないサイコパス教師・蓮実聖司。 彼は高校2年生のクラス担任をし、生徒や同僚にも信頼と人気があるが、それは表の仮面で、裏では虎視眈々と学校を支配するための策略を進行していた。 蓮実の異常性に違和感を感じる生徒、不気味に蓮実を牽制する教諭などが絡み、徐々に、蓮実の正体が見えてくる。 彼の二面性には寒気がするほどの恐怖感が味わえる。 上巻ではまだ話は2割くらいという感じ。 この手の話にありがちな「自己崩壊」という結末ではなく、良い意味で期待を裏切ってくれることを願いながら、下巻に進もうと思います。
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伊藤英明の番宣で、ちょっと気になったので土日を使って読破してみました(^^) 一言で言うと『怖((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル』 共感という感覚が欠如しており、人を殺めることを何とも感じない主人公“ハスミ”、高校を舞台に、生徒だけじゃなく、先生、保護者もいつ...
伊藤英明の番宣で、ちょっと気になったので土日を使って読破してみました(^^) 一言で言うと『怖((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル』 共感という感覚が欠如しており、人を殺めることを何とも感じない主人公“ハスミ”、高校を舞台に、生徒だけじゃなく、先生、保護者もいつの間にか洗脳し、ハスミの王国を築いていく。自分に都合の悪い人たちは、躊躇なく、殺め続ける完全犯罪(||゚Д゚)ヒィィィ!
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「黒い家」を上回る恐怖のステージ。 “人間らしい”感情が欠落する主は、より人間らしくあろうと 観察し、実験し、そして邪魔な者は意図も簡単に抹殺する。 一見、非の打ち所のない人気者の教師こそが化け物だった。 その異様さは冒頭からじわりじわりと私の脳に浸透していく。 あまりにも簡単な殺戮に何度か「え!」と声をあげてしまった。 でも、まだ序章に過ぎない。それがより恐怖心を煽る。 (下巻につづく)
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蓮実先生、高校の英語教師。サイコパス。さくさく人を殺していく。 でも学校ではイケメンで人気教師。 まずいところを見られたから、クラス全員殺すことに決めた。なんてこと! 映画の宣伝の影響もあり、読むかどうか悩んだけどよく見たら貴志祐介だった…昔よく読んでた作家ではないか。ならば読ま...
蓮実先生、高校の英語教師。サイコパス。さくさく人を殺していく。 でも学校ではイケメンで人気教師。 まずいところを見られたから、クラス全員殺すことに決めた。なんてこと! 映画の宣伝の影響もあり、読むかどうか悩んだけどよく見たら貴志祐介だった…昔よく読んでた作家ではないか。ならば読まねば、と図書館で上下並んでいるのを手に取ったのでした。
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存在は知っていましたが、今までたいして読みたいと思わなかったこの本。 映画化されたけど、役者が好みじゃなかったのもあったのかなあ。 図書館にあったので借りてみました。 サイコパス側からの視点で書かれた話を、たぶん読んだことがなかったので興味深く読めました。 ちょっとみんながハスミンに都合のいいように流されがちではあるけど。 こんな人身近にいたら最悪じゃん。 しかもそれが教師だなんて……。 生徒達も「ハスミンハスミン」騙されんなって!と思うけど、女子高生くらいだったら、イケメン教師には騙されるのかなあ。 まあ、この学校はいろいろ最悪だな(笑)
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再読。 生徒たちの信任厚い若手の英語教師、彼は全ての能力に秀でた天才だったが、唯一、他者へ共感するという能力だけがなく、目的のために最適であるならどのような残虐な行為でも行うサイコパスだった―という筋書きのエンターテイメント小説。 生徒の視点からその教師を書けば恐ろしいホラーになるのだろうが、当の教師を主人公に配しているため、凶行のいちいちが軽快なテンポで進められ、ブラックユーモアの味わいを感じさせる。
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とうてい理解されないだろうけど、あまりに綺麗に殺人を犯していくので、なぜか成功を願ってしまう。自分の負の部分がこの本を読めと言っているような気持ちにさせられた。釣井があっさり死んでしまうのは何だか残念。上巻は傷つける、陥れられる理由がはっきりしているからか、あーしょうがないなと思ってしまう。殺人も傷害もしていいわけではない、だけど、理由が無く、なぜか成功してもいいかもと思ってしまうのだ。説明はつかない。
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なんの感情もなくさっくさく人が殺されていく。 ノーカントリーの殺人シーンを思い出したけどもっと強烈。 冷静に、他者との共感性が全くないサイコパスな自分を分析し、やってることと言ってることの温度差にまたゾッとします。 今まで、悪鬼とか殺人鬼とかに主人公が立ち向かう話や...
なんの感情もなくさっくさく人が殺されていく。 ノーカントリーの殺人シーンを思い出したけどもっと強烈。 冷静に、他者との共感性が全くないサイコパスな自分を分析し、やってることと言ってることの温度差にまたゾッとします。 今まで、悪鬼とか殺人鬼とかに主人公が立ち向かう話やったから、今回もそうかと思って読み進めていったらまさかまさかの人が殺人鬼なんて。 どこをよりどころにして読んでいいかわからずただもうこわい。 新世界よりの世界観はものすごかったけど、蓮実という人間を創りあげた貴志さんはほんまにすごい。 いや、でも読めば読むほどハスミンに魅かれていきます。 映画化に向けて再読。 伊藤英明じゃないなぁ。。
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なんて胸くそ悪い…。気持ちが悪くて仕方がないですね。学校が舞台だからなおさらなのかもしれない。 そしてこういう感情も、主人公には欠如しているのでしょう。 こんなことしてたら、世界中の人間すべて抹殺しなくちゃいけなくなりますよ。その前に自分が消えた方が合理的なのかもしれませんね…自...
なんて胸くそ悪い…。気持ちが悪くて仕方がないですね。学校が舞台だからなおさらなのかもしれない。 そしてこういう感情も、主人公には欠如しているのでしょう。 こんなことしてたら、世界中の人間すべて抹殺しなくちゃいけなくなりますよ。その前に自分が消えた方が合理的なのかもしれませんね…自分を守りたいという感情はちゃんとあるんだろうなあ。
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