群れのルール の商品レビュー

ピーターミラー【著】,土方奈美【訳】

2010/09/10

虫や鳥たちが集団で成し遂げる驚異の成果が、多数紹介されている。例えば、アリは一匹だと数秒前のことも忘れるが、集合知になると環境変化に合わせて行動する。巣を作る際はフェロモンの痕跡を考慮して、最適なルートを仲間に知らせたりできる。人間の世界で言うと「群集の叡智」が注目され、ウィキペディアが紹介されていた。自分の考えはもちろん重要だけど、改めて考えると常にお互いのちょっとした発言や行動から実は色々なヒントを得ているのも事実。

2010/08/13

アリやミツバチなどの個体が単純なルールに従って行動することで、群れとして複雑な振る舞いが出来ることを説明している。

最初の方は面白かったのだが、後半の「群れ」としての人間の行動への説明は消化不良感がある。

「群れ」の行動をマクロな視点でみた説明は、渋滞学に似ている。

2011/07/20

原題"The Smart Swarm: How Understanding Flocks, Schools, and Colonies Can Make Us Better at Communicating, Decision Making, and Getting Things Done"