ビターシュガー の商品レビュー

大島真寿美【著】

2013/01/22

「ビターシュガー」読了。前作の「虹色天気雨」以上に登場人物同士の絡み合いが面白く感じました。これを今井先生がどう料理するか楽しみです。小説では市子さんの語り（?）ですが、成長した美月ちゃんの語りだとどうなるかなど、自分で想像するのも楽しいです。

2011/08/16

スラスラと読めるのに、大きな事件も起こらないのに、そんなにいい事も起こらないのに読んでて気持ちよかった。

2011/06/21

『虹色天気雨』のその後の物語。
いろんなことが変わったようで、人を繋ぐ根っこのところは変わっていない。
だからなのか安心して読めるし、私もこんな関係を築きたいと思う。

またこの続きを読むことが出来ますように。

2011/05/05

干渉しすぎず、寄りかからず、３人がそれぞれちゃんと自分の人生を生きてる。そして、みんなが認め合ってる、そんなステキな友達関係。いいな。

2011/02/27

そこまで大きな波がなく、淡々。それゆえに読むのにちょっと時間がかかってしまった。
登場人物の関係性がイマイチわかりにくい。。

2011/02/19

のんきというか、周りに巻き込まれてしまう主人公のキャラクターがすごく好き。

それぞれの恋愛模様を友情がつないでいて、それが読んでいて気持ちよかった。

2011/01/21

「虹色天気雨」の、つづき。
するりと気持ちよく、一気に読んだ。

女の会話ってこうゆうのだよね、
衝撃的展開も、そのうちあっさり笑い話になって、日常になじんてく。

変わってくいろいろを許せたら、愛せたら、いいよね。
癒される一冊。

2010/12/30

なんとなくせかされてる感じで読んでしまいました。
ひさしぶりの大島さん。

大島さんの得意分野的ななんでもないような日常の中にいろいろこちゃっと入っているおはなし。

登場人物みんなかわいかったです。

一番すきなのは、まりかな。

2010/09/27

人に借りた本だったんだけど、まさか何かの続編とは、貸した側も思ってなかったらしく。でも読んでてどうにも良くわからなかったから検索したらやっぱり「虹色～」というやつの続編だった。最初、美月と言う少女がやや鼻につくし、主人公の市子もなんだか好きになれないよくあるアラフォー女かなと思ったんだけど、「虹色～」を読んでからだとそこが薄れてなかなか面白く読めたのは、家を出てっちゃった奈津の夫のふがいなさとそれと対比する女の強さみたいなものが気持ち良かったからかも

2011/07/19

「虹色天気雨」のその後。４０歳すぎ、独身、仕事あり、の市子のマンションには、いろんな人がやってくる。みんなそれぞれ屈託を抱えて、でもしたたかに生きているんだけど、市子の部屋は「避難所」なんて言われて・・。あるいは市子がいるから、うん、自分もやっていこう、って思えるとかも。高校時代からの女友だちやその子ども、大人になってから知り合った男や女、そして、ゲイの三宅ちゃん。迷惑キャラに振り回される市子、といった話の展開になっていないのところが好きです。市子も時には困りながら、結構そんな生活を楽しんでいて、私もいいなぁ、こんな関係、なんて思えてしまったり。友だちの元彼がなぜか市子のところに居候して、それはまずいでしょ！と思いながらも、男女の関係にもならず、同居人のいる楽しさ、みたいなノリが新鮮だった。吉田修一「パレード」でも、利害関係、恋愛関係のない男女がごちゃごちゃと同居してたけど、それともまた違って、ほっとしてしまう、みたいな話の展開が面白い。後半出てきた、辻房江！！！　元の夫と依りを戻して再婚するんだけど、お腹の中には別の男の子が、という設定が非常に面白い。彼女も元夫も、読者にはわからない闇の部分を持っているみたいで、この後どうするんだろ、ととても気になる。パーティで母親の病気の話をしているのに、写真に撮られた中では、とても幸せそうな笑顔になっている女二人、というエピソードもよかった・・・。大島さんって、私の中ではちょっと凸凹のある作家さんなんだけど、今回、こんなに楽しませてもらって！（*^_^*）　また、楽しいお話お願いしますねぇ〜〜と言いたいです。