俺俺 の商品レビュー
星野智幸の作品の中では一番にはならないけれど、私は嫌いではない。最後、ちょっと説教くさいかな、という気がしたところが残念だった。信じ合うことが大切だ、みたいな趣旨は受け入れがたい。では面白くなかったのか、ということ、そういうわけでもない。「俺」が増殖していって、収拾つかなくなって...
星野智幸の作品の中では一番にはならないけれど、私は嫌いではない。最後、ちょっと説教くさいかな、という気がしたところが残念だった。信じ合うことが大切だ、みたいな趣旨は受け入れがたい。では面白くなかったのか、ということ、そういうわけでもない。「俺」が増殖していって、収拾つかなくなって、という「俺」の混乱ぶりは面白かったし、実際のところ、読み終わるのも早かった。結局のところ、私は星野智幸の描く奇妙な世界が好きなのだと思う。
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世の中みんな俺ばっかになって、記憶さえも曖昧になって、そしたら俺なんてどうでも良くなって、俺が俺を消しあって。。読んでいてすがすがしかった。そんな風に自分が消えていくのも悪くない。
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ちょっと期待しすぎたのかもしれないけどあんまり面白くなかったかな。石田徹也さんの絵をそのまま小説にした感じ。
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マックで隣に居合わせた男が置いた携帯を、ふと湧いた悪戯心から盗んでしまい、オレオレ詐欺をはたらいてしまった俺。そこから、「俺」の増殖が始まるーーー。 とにかく読み手を混乱させる。どれが本当の「俺」なのか、読み進めている内にいつの間にか俺が違う俺に入れ替わっている。なかなか理解で...
マックで隣に居合わせた男が置いた携帯を、ふと湧いた悪戯心から盗んでしまい、オレオレ詐欺をはたらいてしまった俺。そこから、「俺」の増殖が始まるーーー。 とにかく読み手を混乱させる。どれが本当の「俺」なのか、読み進めている内にいつの間にか俺が違う俺に入れ替わっている。なかなか理解できないけれど、中盤で出てくる鰯の話…あれがヒントになった。 他人の中にも自分がいる。他人も自分と認めざるを得ない。「現代に生きる日本人」に向けた一冊かと。
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この本は短くいうと俺が増えていくという話…。 ですが。 大事なのは他人を受け入れる事、そう教えられていた僕。 しかし、自分を受け入れる事も大事なのだ。 自分という生き物はすごく醜くもありすごく美しくもある。 誰しもが自分のことは好きでいて嫌いなのだ。 そんなことをこの本は改めて...
この本は短くいうと俺が増えていくという話…。 ですが。 大事なのは他人を受け入れる事、そう教えられていた僕。 しかし、自分を受け入れる事も大事なのだ。 自分という生き物はすごく醜くもありすごく美しくもある。 誰しもが自分のことは好きでいて嫌いなのだ。 そんなことをこの本は改めて教えてくれる。
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最初はシュールな感じ?で面白く読めたのだけど、だんだん意味不明なことになってきてどうでもよくなってきた。俺ですぎでウンザリだし。 結果最後の方では・・・?(;・∀・) なにかに比喩しているのかとも思われるが、私にはわかりにくく疲れただけだった。
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めちゃくちゃ考えさせられる作品でした! 読後の爽快感は皆無、むしろちょっと嫌な気持ちになるけど 嫌な気持ちになるってことは、自分も『俺』な自覚がぼんやりあるんだなー、って気がした。考えないで、見ないできただけで。 作品の最初と最後で、全然違うお話のような気がして、それは多分あ...
めちゃくちゃ考えさせられる作品でした! 読後の爽快感は皆無、むしろちょっと嫌な気持ちになるけど 嫌な気持ちになるってことは、自分も『俺』な自覚がぼんやりあるんだなー、って気がした。考えないで、見ないできただけで。 作品の最初と最後で、全然違うお話のような気がして、それは多分あえてそうしてるんだろうけど、ちょっと疲れたかな。ついていくのに。 現代人に分かりやすく問題提起してくれる、ファンタジー!て感じ。 俺俺… 怖いなぁ。 『俺』はもちろん、マック、高尾山、などのキーワードが比喩するものを考えるのも楽しい。 久しぶりに読んだ『読んだあとにあれこれ考えたくなる作品』でした! やや疲れたけど、たまにはいいね!
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懲役4000字のレポートを書くために読んだ。 コールドリーディング的なやり方で大多数の人にあてはめ現代人を悩ませるものでした。嫌いだけど中身はまぁまぁ面白い。
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俺が、ひょんなことからオレオレ詐欺をしたら、別の俺になっていて、どんどん俺が増えていって・・・どうなる、みたいな物語。 おもしろの中に、この時代、他人とのつながりが弱いかもとか、自分がそこに確かに存在しているという実感が希薄な人が多いかもとか、いろいろ投げかけてくる感じがした。 ...
俺が、ひょんなことからオレオレ詐欺をしたら、別の俺になっていて、どんどん俺が増えていって・・・どうなる、みたいな物語。 おもしろの中に、この時代、他人とのつながりが弱いかもとか、自分がそこに確かに存在しているという実感が希薄な人が多いかもとか、いろいろ投げかけてくる感じがした。 でも、確かに、「俺ら」で語ったり、高尾山に行ったりしたら、楽だし、楽しいに違いない。
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こんな作品読んだことない!! ちょっとすごい。わけわかんない。 一行目、物語が始まったその瞬間からぐんぐん吸い込まれていく。 第一章がとにかくすごい、おもしろかった。 俺がやたらでてきてしまってからはもうよくわけわからなくなって、今読んでいる自分さえも俺なのではとおもってしまうく...
こんな作品読んだことない!! ちょっとすごい。わけわかんない。 一行目、物語が始まったその瞬間からぐんぐん吸い込まれていく。 第一章がとにかくすごい、おもしろかった。 俺がやたらでてきてしまってからはもうよくわけわからなくなって、今読んでいる自分さえも俺なのではとおもってしまうくらい。 とにかくすごかった。
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