プラチナデータ の商品レビュー
「使命と魂のリミット」で肩透かしをくらったので、同じく遺伝子をテーマにした今作にあまり期待してなかったけど、冒頭からグイグイ引き込まれた。得体の知れない世界を、表裏一体の世界を捉える事が出来るのなら、自分のリュウに対峙してみたい。
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DNA情報により管理された社会の裏に潜む「プラチナデータ」とは? 理系推理作家の東野さんならではといった作品でした。 読みやすくてそこそこ面白いエンタメ作品ですがちょっとリアリティに欠けるのと東野作品としては物足りなさが若干残ってしまいました。 二重人格って便利だけど使い方が難し...
DNA情報により管理された社会の裏に潜む「プラチナデータ」とは? 理系推理作家の東野さんならではといった作品でした。 読みやすくてそこそこ面白いエンタメ作品ですがちょっとリアリティに欠けるのと東野作品としては物足りなさが若干残ってしまいました。 二重人格って便利だけど使い方が難しいですよね。 なんか読んでて昔の東野作品の雰囲気がしてたような気がしました。
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DNAとかっていうとちょっと嫌な気になるけど 行政サービスの効率化に関してはある程度管理されるのも仕方ないのかなと言う時代に入ってきているいまへの警鐘的な感じを受ける やっぱり今のご時世では政治かとか官僚とかって悪者になるよね~
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近未来の話。DNAの捜査システムが確立され犯罪検挙率が飛躍的に上がる中、NOT FOUND13というDNA捜査に引っかからないDNAが存在した。科捜研、警視庁、警察庁の隠したい秘密とNF13の共通点。プラチナデータとモーグルの関係性。浅間刑事と神楽の心理描写がとても面白い。人間の...
近未来の話。DNAの捜査システムが確立され犯罪検挙率が飛躍的に上がる中、NOT FOUND13というDNA捜査に引っかからないDNAが存在した。科捜研、警視庁、警察庁の隠したい秘密とNF13の共通点。プラチナデータとモーグルの関係性。浅間刑事と神楽の心理描写がとても面白い。人間の醜さと人間らしさの双方を描きつつ世の中の格差社会に意見を呈した作品。便利社会とそれを拒む人間たちとのジレンマ。考えさせられることが多かった作品。
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いづれはそんな時代がやってくるのだろうか・・・ 現実になったら、ほんとうに起りそうな事件と、プラチナデーターの存在。 こんな法律ができないことを、祈るばかりかな・・・ 今回も、わくわくしながら、読み進めました!
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★3.7くらい。国家が国民のDNA情報を管理し、犯罪が起これば犯人の遺留物からDNA鑑定をしてたちどころに犯人を確定、逮捕するとう犯罪捜査システムが構築されつつあった。システムを担当している神楽は、これが犯罪捜査に大きく貢献して犯罪検挙率が飛躍的に上がることで安全な社会が実現する...
★3.7くらい。国家が国民のDNA情報を管理し、犯罪が起これば犯人の遺留物からDNA鑑定をしてたちどころに犯人を確定、逮捕するとう犯罪捜査システムが構築されつつあった。システムを担当している神楽は、これが犯罪捜査に大きく貢献して犯罪検挙率が飛躍的に上がることで安全な社会が実現すると信じていた。 ところが、ある連続婦女暴行殺人事件の犯人のデータはシステムが検出しなかった。これは単なるデータ不足ではなく、犯人のデータが「プラチナデータ」だったからだ。それは、犯人として割り出された人物が政治家や官僚、またはその身内だった場合にその事実を隠匿するために、彼らのデータを「プラチナデータ」として登録し、検索されないようにプログラムされていたからだ。さらにDNAデータが「プラチナデータ」になっていれば、遺留物のデータと本人のデータが一致しないようにプログラムされているので、どんな犯罪者でも決して逮捕されることはない。 DNA操作システムのプログラム製作者が殺され、身に覚えがないながら容疑者として追われることになった神楽は、神楽を追う浅間刑事とともに「プラチナデータ」の存在、それをシステムから抽出する「モーグル」というプログラムの存在、その「モーグル」を追う組織の存在を知ることになる。 遂に「モーグル」を発見したが、命を狙われ、九死に一生を得た神楽は、結局「モーグル」は国に奪われ、犯罪捜査システムの仕事も続けられなくなる。国が取引として提案してきたのは、「今までのことをすべて忘れるという条件を飲めば、適当な閑職を与え、3倍の給与を支払う。それができないなら、国家権力で逮捕し、一生監獄で暮らすことになる」という事だった。 全ての国民にとって安全な国を作るという目的で懸命にシステムの構築に打ち込んできた神楽は、システムは結局国家の階級制度を強固なものにするだけだったと知り、落胆する。2か月後、逃走中にかくまってくれた、田舎の自給自足の生活者達の中に、手動ろくろを回す神楽がいた。
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浅間刑事、神楽君、DNA。 前半で、一生懸命読まなくちゃ入り込めなかったのは登場人物に魅力を感じられなかったから。
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国民のDNAデータを管理することで 飛躍的な犯罪検挙率の上昇を遂げた世界。 しかし連続殺人犯のDNAは「NOT FOUND」。 そしてシステムの開発者が殺され・・・。 ほとんどの伏線がすぐわかってしまい 驚きの展開は全くといっていいくらいなかった。 カッコウといい今作といい あ...
国民のDNAデータを管理することで 飛躍的な犯罪検挙率の上昇を遂げた世界。 しかし連続殺人犯のDNAは「NOT FOUND」。 そしてシステムの開発者が殺され・・・。 ほとんどの伏線がすぐわかってしまい 驚きの展開は全くといっていいくらいなかった。 カッコウといい今作といい ある程度読み慣れた人にはあえてあっさり手の内を明かした上で それでも最後まで読ませるって路線を狙ってるのか? 東野作品じゃなければもちょっと評価できるのかもしれないけれど どうにも物足らん。 【図書館・初読・8/27読了】
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DNA鑑定、解離性障害など、ありえそうなありえそうもないような(苦笑)作品です。 何となく話の筋が読めてきますが、400ページ以上の物語を一気に読ませるのは東野作品の素晴らしさだと思います。
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ありふれた謎解きものって感じで、残念。 技術予測に支えられた哲学が希薄。 陰謀論というか妙な言いがかりで、変なレッテルを貼ろうとしている。 マジレスすると、DNA情報を用いたプロファイリングについては、こつこつ実験データを積み重ねれば、実現可能。 一方で、DNA情報からの本...
ありふれた謎解きものって感じで、残念。 技術予測に支えられた哲学が希薄。 陰謀論というか妙な言いがかりで、変なレッテルを貼ろうとしている。 マジレスすると、DNA情報を用いたプロファイリングについては、こつこつ実験データを積み重ねれば、実現可能。 一方で、DNA情報からの本人の特定についても、もしDNA情報データベースが充実すれば実現可能。 しかし、その場合、短時間の解析で可能で、こんな大がかりな解析は必要ない。 ただ、それが出来るような実験事実が積み上がった未来に、DNA情報の保存や管理があのナイーブさでは行われないだろう。 大がかりなコンピュータが必要だとすると、もしかして、次世代とかでゲノム全部読んでるの?不要すぎる。。。 残念だ。用語は色々出てきているが、技術や哲学は、全くの虚構と言っても言い過ぎではない。
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