小袖日記 の商品レビュー
平安時代にタイムスリップした主人公と、源氏物語の世界を描く作品。 ちょっと軽いが、読み物として楽しめました。
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源氏物語の時代にタイムスリップした主人公のお話。ちょっとコメディーちっくでもありサクッと読める。 最後の謎の現代から来た人必要だったかなぁ?と思うが無事に現代に帰れてめでたしめでたし。
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突然、平安の時代に自分がタイムスリップしたら?女性の気持ちをよくわかってるなぁ。面白い話だった。源氏物語を読んだ人はいっそう楽しめそう。そうじゃない人も源氏物語に興味がでるかも。
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途中で、「この話はどうやって終わらせるんだろう」と心配してしまったが、思わぬ展開と着地でした。なかなか面白かった。
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評価は5。 内容(BOOKデーターベース) 上司との不倫に破れて自暴自棄になっていたあたしは、平安時代にタイムスリップ!女官・小袖として『源氏物語』を執筆中の香子さまの片腕として働き、平安の世を取材して歩くと、物語で描かれていた女たちや事件には意外な真相が隠されていた―。ミステリーをはじめ幅広いジャンルで活躍する著者の新境地。 面白かった。 源氏物語はあさきゆめみし(漫画)で若い頃に何度も読んでいたので、意外な真相にこういう結末もあり得るなぁ~と妙に感心しながら読めた。誰も不幸にならず、誰かを貶めることも無く時折クスリと笑えた。一緒に平安時代にぶっ飛んだ洋子さんはその後どうなったのか?
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不倫に破れたOLが雷に打たれて、平安時代にタイムスリップ。紫式部の付き人で、源氏物語の元ネタ提供者の小袖と入れ替わってしまう。源氏物語の物語の背景や視点を変えると、より一層、源氏物語に深みが増す。昔の人たちの話として学校で習った源氏物語とは全く違い、登場人物が身近に感じられるので、もう一度、源氏物語を読み直したくなる本。
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いつの時代も、男たちは身勝手。 だけど、そんな男たちに振り回されながらもたくましく生きる女たちがいる。
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主人公は突然平安時代にタイムスリップし、紫式部(香子)に仕える女房小袖になってしまう。源氏物語をよく知っていたら、「源氏物語にはこう書かれてるけど、本当はこうだったのよ。」みたいな部分をもっと楽しめた気がする。
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大好きな柴田ブランドなのに! 珍しく、さくさく読み進めなかった。 しかも私の好きな平安時代ものだというのに。 何でだろう。。。? なんか、こう、アプローチがもどかしいというか、1枚上から触ってるような感じがして。 多分、当事者である主人公がすごく客観的だったからだろうなぁ。自分に起きた事に対して。 主観が薄くて、客観、をまたこちらが客観的に読むから、物語がすごく遠くにあったような印象。
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現代の女性が平安時代にタイムスリップ、そこで"小袖"という女官として「源氏物語」を執筆する香子さまの元で働くというお話。 軽快なタッチで読みやすいですが描かれていることは案外重たく、男性優位、か弱い風情の女性こそが男性の支配欲を満たすという平安時代に生きる...
現代の女性が平安時代にタイムスリップ、そこで"小袖"という女官として「源氏物語」を執筆する香子さまの元で働くというお話。 軽快なタッチで読みやすいですが描かれていることは案外重たく、男性優位、か弱い風情の女性こそが男性の支配欲を満たすという平安時代に生きる女性たちの複雑な事情に胸が痛くなった。多少様変わりしたとはいえ、現代の男女観の根底にあるものは平安時代とあまり大差がないのかもしれないと思うと、また心苦しくなる。様々な呪縛に捕らわれながらも懸命に生きなければいけないというメッセージが強く響いた。
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