僕は長い昼と長い夜を過ごす の商品レビュー
はっきり最後まで決着をつけないところがいいのかな。設定がよかったけどあまり話に生かされてなかったような気もします。お話としては、ナタネさんのキャラもよく、良い話でした。
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”鉛筆を手に取った。” これをこの作者が書くと ”コロコロコミックで登場した轟一番が使用した四菱鉛筆には一枚葉の足りない所謂通常の三菱鉛筆、その殿には知らずに噛んだ歯形が痛々しく刻まれている、を手に取った。” まぁこれは大げさだが、始終こんな調子でページ数を稼いだだけの小説。登場人物の設定資料を読まされてる感が半端ない。こういう作品と言い切ってしまえばそれまでだが、小説のいい失敗例ともいえる。タイトルは目を引いたが、主人公の特異な症状を活かした顛末はなく、淡々と終わってしまい、無駄に長いページ数の文字を追わされました。 にっこり笑いながら 「本当にありがとうございました」
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「文字通り [...] 二十年以上、長い昼と長い夜を過ごしてきたというわけですか」(223 ページ) 五十時間起きて、二十時間眠る特異体質の持ち主である主人公。 けれど、彼はただの『運のない若者』ではなく、 『不幸な星の下に生まれた人間』という代名詞を背負うに値する過酷な人生...
「文字通り [...] 二十年以上、長い昼と長い夜を過ごしてきたというわけですか」(223 ページ) 五十時間起きて、二十時間眠る特異体質の持ち主である主人公。 けれど、彼はただの『運のない若者』ではなく、 『不幸な星の下に生まれた人間』という代名詞を背負うに値する過酷な人生を歩んでいる。 そんな中でも、素直に育った彼の周りには、 魅力的で、男気に溢れる仲間がたくさんいる。 『君のためにならなんでもしよう』 そんな決意を持った仲間同士の関係に胸が熱くなる物語り。
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【あらすじ】 50時間起きて20時間眠る特異体質のメイジは、のんびりした性格とは反対に、母親が失踪、父親が強盗に殺されるという過去があった。あるとき、ときどき引き受けている“監視”のアルバイトで二億円を拾ってしまい、裏社会から命を狙われるようになる。家族を、大切な人たちを守るため、知恵と友情を武器に立ち向かう。だが、その体質が驚愕の事態を引き起こし…人とは違う時間を生きる青年が挑むタイムリミットサスペンス。 【感想】
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装丁を見て想像してた内容と違い (まさかミステリだとは) 一瞬とまどったけど面白かったからOK。 まともに考えると主人公の生い立ちは とても辛く重いものなのだけど ポロッと白骨死体が出てきたり 裏金なんてダークなものが絡んでるのに なぜだかポップで楽しいミステリ。 ラストのナタネさんとのサプライズは 一瞬ホロリとするが… アイスキャンデーひとつでそこまで? ま、そこは目を瞑ろう。
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しばらく「積読」だったのですが、読みだしたらおもしろかった。 お涙ちょうだいものではなく、ミステリ感もあり、サスペンス、というか追跡劇もあり。 設定が必ずしも必要だったかわからないけど、みんながみんな悪者ではない、というか一生懸命生きている感じがいいですよね。
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主人公の体質やゲーム会社勤務からくる物の考え方をよく活かして小説を組み立てていて、かなり引き込まれました。 キャラもたってるし、マンガ化しても売れるんじゃないかと思います。
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★2014年12月25日読了『僕は長い昼と長い夜を過ごす』小路幸也著 評価A また読んでしまいました。小路作品。今回はかなり本格的なサスペンス調の作品。とは言っても、小路氏らしい温かい人間像が後で浮かび上がってきて、それが良いのです。 主人公は、森田明二という50時間起きて、20時間眠る睡眠障害を持つゲームプランナー。アルバイトに寝ないという自分の特性を生かした尾行調査員をやっていたことから、事件に巻き込まれてしまう。 彼の生まれと育ちはかなり複雑で、すでに両親は亡くなっているがそれも訳あり。事件に巻き込まれてすぐにナタネという<種苗屋・裏金を表に出せる金にするプロ>が現れ、陰に日向に明二を助け、さらには友人や看護師まで味方として明二を付け狙う強奪屋、奪還屋から守り切る。 そして最後に分かるナタネ氏が明二を助ける理由。そして、明二の両親の秘密。 うーん、この作品は、サスペンスの筋書きと言い、人情の温かさと言い、小路作品でも非常に出来の良いものと感じ入りました。 今年の私へのクリスマスプレゼントとして、この胸にしまっておきましょう!! 借りた本ですが、きっと文庫本を買い直してもう一度味わうように読むことになります。これはお勧めです。
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20時間寝て50時間起きている生活って? 昼とか夜とか関係なくなるから、とっても生活しにくいに違いない。周りの理解も得られにくいだろうし。 そこへ、こんな面倒なことに巻き込まれてしまうなんて。 自分のことをかげながら見守ってくれていた人がいるのは心強い。その存在があれば頑張れそう...
20時間寝て50時間起きている生活って? 昼とか夜とか関係なくなるから、とっても生活しにくいに違いない。周りの理解も得られにくいだろうし。 そこへ、こんな面倒なことに巻き込まれてしまうなんて。 自分のことをかげながら見守ってくれていた人がいるのは心強い。その存在があれば頑張れそう。
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