僕は長い昼と長い夜を過ごす の商品レビュー
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読みやすくてすらすらいける感じはあるのだけれど、 どうも説明が多くて勢いがなく、話の内容的にもグタグタな感じで終わった感があったりそこはどうなの?いや、これだけじゃすまいないでしょ・・・と思ってしまってどうもすっきりしなかった。 菜種さんなどのキャラは凄くいいと思ったし、明二との出会いもまた良かったとは思う。
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50時間起きて20時間眠る……明二(メイジ)はそんな一日を過ごしている。 理解のある会社に恵まれて、ゲームプランナーをしながら社長から"秘密の仕事"も請け負いながらなんとか暮らしている。 秘密の仕事(監視)の最中、対象者が突然倒れてしまい、勢いのまま持っていたケースを持ち帰ったところ、その中身は"2億円"…… 非24時間睡眠覚醒症候群という特殊な体を持つ主人公が手に入れてしまった2億円。 北海道に住む兄や千葉の妹には面倒をかけないように、「種苗屋」と自身の仕事を言うナタネさんと共に長い夜を迎える前に全て片付けるために走り始める。 主人公の過ごす時間と、一般の人が過ごす時間の違い物語のアクセントになっています。ミステリというよりは、2億円を巡るアクションストーリーになっています。 メイジが次に眠ってしまう前になんとかしなければというスリルと、周りの登場人物の魅力でグイグイと読ませます。 エンディングも気持ちよくまとめてあり、楽しかったです。
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ミステリーで青春小説で家族小説で。 小路さんの作品3冊目ですが、きっとこの人の持ち味全部をうまくまとめた一冊なんだろうなあという気がします。 面白かったしよかった。
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ミステリーとして、まあまあ楽しかった。著者独特の、温かみのある文体は相変わらずで、ほっとさせられる。話の組み立ても悪くない。ただ、もう少し短くてキレのある話に出来たかも知れない。
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小路幸也さんの本で一番ハマった。 非日常な設定が次々出てくるにもかかわらず、サラリと入り込んでいけるのは小路さんだからだと思う。 ページをめくる手が止まりませんでした。
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これはね・・・ちょっと好きですね~。いやー、小路さん、やっぱいいわ~w リローが好きですね。サイコーです♪
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暖かい筆致と作者ならではの優しい目線(だったっけ?) 作者説明にあったこの文章がわかる気がした作品。最後は暖かい気分になる話。 主人公とナタネさん、リローとの関係がこれからも繋がっているといいな。
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「東京バンドワゴン」の作者、小路幸也さんの他の作品を読みたくて手に取りました。 小路さんの作品、人間が優しいです。 ドキドキしながら、引き込まれて読んじゃいました。
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五十時間起きていて二十時間眠る特異体質の『森田明二』、ゲーム制作会社の契約社員をしているが、その体質を生かし時々社長から『監視』のバイトを頼まれている。だがバイト中、監視の対象者が病死し、なりゆきで持ちかえったバックの中には二億円が入っていた。そこに『ナタネ』と名乗る男が現れ、メ...
五十時間起きていて二十時間眠る特異体質の『森田明二』、ゲーム制作会社の契約社員をしているが、その体質を生かし時々社長から『監視』のバイトを頼まれている。だがバイト中、監視の対象者が病死し、なりゆきで持ちかえったバックの中には二億円が入っていた。そこに『ナタネ』と名乗る男が現れ、メイジの身に危険が及ぶと言う。さらには兄から実家でも問題が起きたと連絡があり・・・ 裏金社会の争いに巻き込まれたメイジの、二億円をかけた攻防戦が始まる。 淡い色合いで優しいタッチの表紙に惹かれました。 現実にありそうと思わせる裏金の世界と、メイジの過去の話が程良く同時進行し、ページをめくる手が進みました。 また出てくる人が皆いい奴。謎だらけのナタネさんだけど、きっと裏があって助けるのだろうとは思いつつ、利用するならまだしも騙してたら嫌だなと思っていたら、ほんの些細なエピソードだと思っていたそこに繋がるとは!やられました。 最後の決戦は、どう収めるのか楽しみにしていたので、力技だったのが少々残念ですが、全てが丸く収まって良かった。 メイジの関係者が皆良い人でホッとしました。
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図書館で借りる。何がきっかけで借りたか忘れてしまってけど、中学生くらいのときに読みたいと思った作品。深読みしすぎた自分が恥ずかしい…。
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