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空色勾玉 の商品レビュー

3.9

233件のお客様レビュー

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    62

  2. 4つ

    80

  3. 3つ

    66

  4. 2つ

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2023/01/27

自分が読みたいものを自分で書く という、後書きの言葉(csルイスの言葉に影響を受けての発言)に、なるほどと思った。 私は、日本神話に着想を得た話が好きで、小説や漫画をいくつか読んでいますが、中でも空色勾玉はおもしろかっ

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2022/12/13

闇(くら)の女神の巫女でありながら輝(かぐ)の大御神をまつる氏族に育てられた狭也は、輝の宮で、闇の女神に心惹かれる輝の大御神の末子、稚羽矢と出会う。光と闇の戦の中、神をも倒す大蛇の剣を手にしたふたりが、豊葦原の命運をかけ、双子の輝の御子たちと対決する。日本書紀と古事記を元に書かれ...

闇(くら)の女神の巫女でありながら輝(かぐ)の大御神をまつる氏族に育てられた狭也は、輝の宮で、闇の女神に心惹かれる輝の大御神の末子、稚羽矢と出会う。光と闇の戦の中、神をも倒す大蛇の剣を手にしたふたりが、豊葦原の命運をかけ、双子の輝の御子たちと対決する。日本書紀と古事記を元に書かれた古代日本が舞台の重厚なファンタジー。 登場人物ひとりひとりのキャラが立っていて、狭也が出会う人たちはみんな魅力的。とりわけ科戸王の恋はもどかしくてもどかしくて、「不器用か!!!」と身悶えした。宮から出た稚羽矢が徐々に人の心を理解していく様子を読んでいると、当たり前と思っている習慣や概念について改めて考えさせられ面白かった。 しかし鳥彦、お前はこれからどうするんだ・・・?

Posted byブクログ

2022/10/03

日本神話や古事記をベースにしたファンタジー。不老不死の輝(かぐ)と、死んで生まれ変わる闇(くら)の一族の対立を描く。 闇の巫女である狭也(さや)と、輝の大御神の3番目の子どもである稚羽矢(ちはや)は、互いの運命に翻弄されながら文明と自然社会の調和に向かう。

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2022/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

~日本神話×セカイ系ファンタジー児童文学~  上橋菜穂子さんの香君を読んだらファンタジーに飢えてしまったので、勾玉シリーズを読んでみようと思う。  まず「これが児童文学!?」と驚いた。本を開くと文字がぎっしりで日本神話を下敷きに場面転換も多い。でも子供でも楽しめるくらい面白い!どの登場人物も魅惑的。このシリーズを子供の時に夢中になって、あれ気がついたらオタクに育っていましたって読者、絶対たくさんいるでしょ…(私は上橋菜穂子さんの作品で立派なオタクになりました)子供期に面白いファンタジーの味を知ってしまうと、大人になっても無性に貪りたくなってしまう方はたくさんいるはず。そのくらい引き込まれるストーリーでした。  輝(かぐ)の大御神の子である照日王は女性で勇ましく周囲を焦がすような気迫がある。強く逞しく、男性性を一身に背負ったようなキャラクター。これが太陽か…。そのせいか、弟君の月代王と稚羽矢はどこか中性的な印象。初登場で少女に見紛われ、終盤で女装、動物になる夢をみる、どこかつかみどころがない…と稚羽矢のキャラ設定は子供読者に性癖を植え付けてしまいそう。私は鳥彦が好きだけど。アニメ映画化しても面白そうだけど、石田彰さんの取り合いになりそう(稚羽矢・月代王・鳥彦どのキャラも合いそうだ)。個人の感想です。    自然の描写が美しい。愛馬の明星に乗って駆ける場面、科戸王が摘んだ見舞いの花、凍えるような雪の冷たさ、狭也が豊葦原をいとおしく思う気持ちが、稚羽矢が輝の一族の持つ不老不死の力、変若(おち)を捨てる気持ちがわかった。  そんな移ろいゆく世界と好きな人を守るべく、「世界の危機といえるような状況に、運命で結ばれた若い男女が関係を築きながら立ち向かう」という点でどこかセカイ系ぽさを感じた。  最後に羽柴の両親との再会が示唆されたのが心底嬉しかった。老いだから仕方ないと思われた岩姫さまは少し無念だけれど…  少し母性信仰や性役割を是として描いてるようにも思えて、そこは少し居心地が悪かった。

Posted byブクログ

2022/07/11

再読 これが 学校図書館にあることの意義は大きいと思う 日本の歴史ファンタジーとして もっと読まれてほしい

Posted byブクログ

2022/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジャンルとしては日本ファンタジー。 時代は古事記に書かれてるような、神様と人が近くにいた頃です。 神様や鳥を操る少年、精神を動物に移せる青年などファンタジー要素があって、ワクワクしました。 でもメインは女性主人公の活躍で、そこがとても楽しめます! ファンタジー要素はあるのですが、魔法でなんでも解決というふうにならないのが面白いところです。 主人公が悩み、問題に立ち向かい、時に危うい方向へ進んだり、目の離せない主人公でした!

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2022/05/16

興味深く面白くーーわくわくと胸が躍ってーーそうして、この方のこの物語は、私が(または私を通じたたれかが)おこなうやり方とはまったくちがう目で語られたのだと感じた。そう感じられたことも、少しうれしかった。

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2022/04/30

日本神話をモチーフとした、 古代の日本〈豊葦原〉が舞台のファンタジー小説。 神と人。輝と闇。不死と限りある生。 相反するものが描かれていることで、 互いへの理解と、歩み寄ることの大事さを改めて考えます。 大人でも楽しめる作品だけど、10代の頃に出会ってみたかったな。

Posted byブクログ

2022/02/05

古事記と日本書紀をもとに描かれた壮大なファンタジー。 文体も読みやすくするすると読めるし、話の筋がわからなくなるなんてこともなく文句なしに楽しめました。 カグノミコトとクラノミコト。 光と影。 どっちがよくてとかではない。 分かり合えないものらがわかりあうとは。

Posted byブクログ

2022/01/31

★3.5 あらすじは面白いため先が気になって一気に読み終えたが、登場人物たちがどうしてそういう行動・思考になるのか納得出来ず、そこが気になって物語にどっぷりとハマるまではいかなかった。

Posted byブクログ