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夜行観覧車 の商品レビュー

3.4

738件のお客様レビュー

  1. 5つ

    63

  2. 4つ

    205

  3. 3つ

    326

  4. 2つ

    67

  5. 1つ

    11

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2019/01/20

率直な感想は、『え、これで完結⁉️』… 何が真実なのか、 この家族たちはこれからどうなっていくのか、 はっきりとした答えがないまま、途中で本を取り上げられた感じ。 でもこれがリアルな世界なのかもしれない。 結末はいつも必ずあるものではなく、 生きている限り日常は続く。

Posted byブクログ

2019/01/09

物語の締めくくり方が個人的に微妙でした。 告白みたいにドッキリ感ある終わり方を期待しない方が良いと思いました。 内容も分かりやすくスラスラ読みやすい作品でしたが湊かなえ節が炸裂しているので、万人受けはしないかも。ドロドロ好きな人は好き。

Posted byブクログ

2019/01/08

消化不良・・・ とりあえず息苦しい作品であった。さすが湊かなえさんだけあって、登場人物は相変わらず読者と等身大でリアル。だから決してすっきりとしたラストではない。そのあたりをどう捉えるかが作品の評価の分かれ目だろうか。

Posted byブクログ

2018/12/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おそらく、再読です。でもちっとも覚えてない。そして、初めて読んだ時よりも違う読み方をしています。 最初は湊かなえさんの描く、ドロドロとした人間像を中心に読んだのでしょう。 でも今は。 親子関係、特に母子関係、を中心に読みました。とてもリアル。「ポイズンドーター・ホーリーマザー」を読んで、改めて湊かなえさんの描く母子って根深くて苦しいなって思っていたけれど、「夜行観覧車」も、とてもリアルに描かれていて。 「ポイズン~」のベースとなるような作品でした。 高橋夫婦の会話から、何も分かっていない遠藤夫婦に引きました。これじゃ、彩花はしんどいよね。 日常は意外と普通に過ぎていく。そんな中で何気なくかける言葉に、子どもが日々傷ついたり、苦しんでいたとしたら。子どもに逃げ場はない。親は、子どもに期待する。そして特に、母親にとって子どもは分身のような存在だ。けれど、子どもは、親の期待通りに生きないし、ましてや分身なんかでは決してない。 子どもの人生を決めるのは子ども自身だから。作品に登場した、主に4人の子どもたちの人生に幸があることを祈っています。

Posted byブクログ

2018/10/25

複数の視点からある出来事を明らかにしていく手法は好きだし、登場人物の心理描写も流石だけど、もう少し真相に迫る最後にしてくれたらと思う反面、この終わり方が希望があっていいのかもと思ったりする。

Posted byブクログ

2018/10/09

現在やっている連続ドラマの原作なので内容には触れないが、いつもながら小説の形式で読ませるタイプで読み出すと止まらない。読み終えての後味の悪さ、救いのなさも告白や贖罪に似ていた。一気に読ませる割には最後が残念・・・。

Posted byブクログ

2018/08/28

ひばりヶ丘という高台の高級住宅街で起きた殺人事件。 誰もが羨むエリート一家の高橋家の父が被害者で、母が加害者。 容姿端麗で優秀な子供たちは、一気に加害者家族と被害者家族になる。 癇癪持ちの一人娘がいて一番問題を抱えていたはずの向かいの遠藤家、その隣人のお節介ババァの小島さと子。 ...

ひばりヶ丘という高台の高級住宅街で起きた殺人事件。 誰もが羨むエリート一家の高橋家の父が被害者で、母が加害者。 容姿端麗で優秀な子供たちは、一気に加害者家族と被害者家族になる。 癇癪持ちの一人娘がいて一番問題を抱えていたはずの向かいの遠藤家、その隣人のお節介ババァの小島さと子。 学歴コンプレックスや階級コンプレックス、他人との比較、親と子それぞれに抱えるストレスや身勝手なエゴ、女性週刊誌やマスコミが好きそうな下世話さ、他人の不幸を餌にする野次馬根性。 女性特有の醜さは、嫌悪の塊で読んでいて気持ちいいものでもないし、ここから学ぶ要素もない。 それでも、するすると一気に1冊読み切ってしまうところが、湊かなえさんの奇術なんだろうなぁ。

Posted byブクログ

2018/07/25

より良い未来のために最大限の努力をしようとしても、思い描いていたものになることなどどのくらいあるのだろうか。過去を振り返ってあの時あれをしてなかったからといって何になる?パーフェクショニストの幻想は捨てて、リアリストになる。 変えられないシュチュエーションや相手に全ての理由付けを...

より良い未来のために最大限の努力をしようとしても、思い描いていたものになることなどどのくらいあるのだろうか。過去を振り返ってあの時あれをしてなかったからといって何になる?パーフェクショニストの幻想は捨てて、リアリストになる。 変えられないシュチュエーションや相手に全ての理由付けをするのではなく、自分を変えていくほうが自分のためにも相手のためにも成長できる。 そして、あなたの立場と相手の立場は、どれくらい一致してる?誰もが自分をいいように解釈して理解してる。いつだって自分が優利でかわいいんだ。

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2018/07/01

夜間観覧車から見るひばりが丘は、どう見えるか。題名の意味が分かる。それぞれの家族の背伸びしている心たち。「観覧車」は書籍版では、まだできていない。

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2018/06/08

湊かなえさん流「家族小説」。 閑静な高級住宅街で起きた家庭内殺人事件。 傍目には誰もがうらやむような家族でありながら、 加害者は母親で、被害者は父親だった。 相変わらず気分が重くなる話。 終わり方も、いつものように「こんな終わり方でいいの?」というような 終わり方です...

湊かなえさん流「家族小説」。 閑静な高級住宅街で起きた家庭内殺人事件。 傍目には誰もがうらやむような家族でありながら、 加害者は母親で、被害者は父親だった。 相変わらず気分が重くなる話。 終わり方も、いつものように「こんな終わり方でいいの?」というような 終わり方です。

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