夜行観覧車 の商品レビュー

湊かなえ【著】

2022/04/10

生々しい人間のやり取り。そういう終わらせ方もあるんだ、とモヤモヤは残りつつも意外とこういうことあるのかもなとリアルさもあった。

2022/01/13

うーん
おもしろいっちゃ、おもしろいんだけど、
まあ、湊かなえだからなあ、
伏線をきっちり巻き取ってはいかない。
問題は問題のまま残るし・・・
高橋家の長男良幸がいい。
本の中なのに、正しいことではなく、これからを生きていくために最善を尽くそうという、面白い解決法だと思う。

2021/12/10

ひばりヶ丘で殺人事件が起きた。
事件が起きた家族の視点、向かいのお家からの視点、
ぶっとんでいるように見える隣人からの視点。
それぞれの視点から話が進んでいく。

娘の彩花の癇癪がひどい遠藤家。
優秀な子供たちのいる高橋家。
実際に殺人事件が起きたのは、高橋家。
彩花の何でも他人のせいで悪いことが起きてる精神には、
理解ができなかった。
けど、思春期の頃はそういうものかも…
と少しだけ思えたよー。

ハッピーエンドではないけど、家族の在り方については
考えさせられたかなぁー。

2021/10/31

一気に読んでしまいました…。
ハッピーエンドではなかったですが、納得のいく終わり方ではあったと思います。小島さんが、曲者だったけども、一番まっとうなことを言ってる気もしました。結局、良い悪いの境界は曖昧なのでしょう。

2021/08/16

2021/08/15読了
#湊かなえ作品

高級住宅街に無理押してマイホーム。
小さな歯車の噛み違いから家族関係
が壊れ始める。
結局家族に必要なものって
会話とか思いやりとかなんだよなあ。

2021/06/24

あまり良い終わり方ではなかった。でも人間の本質良いところと悪いところ皆どちらも持ち合わせているということが嫌というほどわかった

2021/04/13

高級住宅での新しい生活での閉塞感。ご近所問題、親子関係、学校、主婦の付き合い、父親の仕事の上下関係、全ての人間関係が絡まり、息苦しさすら感じますが、ラストは作品名の観覧車が大きな意味を表しています。

2021/03/15

家族とはいえども、人間は所詮他人であり、お互いがお互いに「どうして私のことを分かってくれないの」という気持ちでいる。そのことが3家族から、それぞれ親・子供の立場から語られていた。自分の考えは口に出して言わないと伝わらないんだろうなぁ、と改めて自分の意見を相手にわかるように伝えることの大事さを知った一冊。

2021/03/15

外からは完璧に見えてもそうじゃない。
みんな苦労を抱えている。
最後子供たちが、母親を守るために嘘の供述をしたのが衝撃的だった。

2020/12/18

登場人物たちの醜い部分が強調されている。
殺人事件を取り扱っているが、刑事が出てこずに2つの家族と歪んだ近隣住人のみで完結していくのも面白い。