プロムナード の商品レビュー
道尾秀介初のエッセイ集。 エッセイ集なのであらすじ紹介もなにもありませんw なんかの雑誌で連載されてたもののようで、一つ一つは短め。ちょっとした時間にちょこちょこ読み進められて、それでいてなかなかに面白くてよかったです。 特別収録の17歳の時に描いた絵本「緑色のうさぎの話」は...
道尾秀介初のエッセイ集。 エッセイ集なのであらすじ紹介もなにもありませんw なんかの雑誌で連載されてたもののようで、一つ一つは短め。ちょっとした時間にちょこちょこ読み進められて、それでいてなかなかに面白くてよかったです。 特別収録の17歳の時に描いた絵本「緑色のうさぎの話」は・・・絵が下手・・ですが構図はなかなかによくて本人が激しく謙遜するほどではなかったです。それ以上に字が下手だww 内容は・・17歳とは思えないほどの(17歳がどの程度の絵本を描けるのかさっぱりですが)素晴らしい出来・・・だったように思いました。本人も言うとおりこの当時から文章力が華咲いていたとかなのかもしれません。いい話だった。 もうひとつの特別収録、19歳の時に初めて書いた戯曲「誰かが出て行く」は・・・本人の「今読んでラストのトリックがさっぱりわからない。誰か教えてほしい」に笑ったwww あと、エッセイでもなんでも猫が死ぬ話は卑怯だ!。・゜・(/Д`)・゜・
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道尾さんの初エッセイ集。 日経新聞「プロムナード」にて連載していたエッセイを中心に、17歳の時に初めて描いた絵本「緑色のうさぎの話」と、19歳の時に初めて書いた戯曲「誰かが出て行く」も収録。 作品が好きなので、普段はあまり作家さんのエッセイって読まないのです。 読もうかどうしよ...
道尾さんの初エッセイ集。 日経新聞「プロムナード」にて連載していたエッセイを中心に、17歳の時に初めて描いた絵本「緑色のうさぎの話」と、19歳の時に初めて書いた戯曲「誰かが出て行く」も収録。 作品が好きなので、普段はあまり作家さんのエッセイって読まないのです。 読もうかどうしようか悩んだ挙句、やっぱり読んでしまいました。 道尾さん、ブログも面白いのですけど、エッセイも面白かったです。 やっぱ好きだなぁ。 以下、印象に残ったお話を忘れないために書いておきます。 インタビューなどで常々言われていて、知ってはいましたが、改めてご自身の著作が大好きなのだなぁと再確認。 特に「ジャンルと色眼鏡とリドル・ストーリー」の章。 自分の作品がジャンルやカテゴリーに分けられることについての話の途中にこんなことが書かれていました。 「「ミステリーとしてはナニナニの問題点があるが、物語としては面白い」みたいな感想を言われると哀しい気持ちになる(途中ちょっと略しました)」 ・・・私もよく書いている気がする・・・。 すみません、まずは色眼鏡をかけずに、素直に物語を読むようにします。 愛する本格ミステリ3作は『十角館の殺人』『夏草の記憶』『九尾の猫』、とのこと。 『十角館』以外は未読なのですが、読んでみようかなぁ。 「緑色のうさぎの話」これを17歳の男の子が書いたなんて。 これは本当に絵本にして出版すればいいのに。 子供たちに読み聞かせたい。 大学時代、一緒に暮らしていたシマリスのイオっちの犯罪。 鍋が熱くなくて本当によかった・・・。想像したら気持ち悪くなってきました。 「無駄とは何だろう。他人から評価されない行為が、ただそう呼ばれているだけではないのか。」 耳(目?)痛い・・・。普段の子供に対しての姿勢をちょっと改めようかな・・・。 高校1年生の時に好きだった女の子にお手製の押し花の栞をあげた話。 金髪・長髪・安全ピンピアスの男の子からそういうモノをもらったら、めっちゃビビるとおもうぞ。 しかもその栞に○○がわいた日にゃ・・・。本気でウケました。 人は皆歯車の一つであるということ。 「自分という歯車のかたちを変えるのか、それともかたちは変えず、ぴったりと填る場所を新しく探すのか」 こういう考え方もあるんだなぁ。 「人が魂を込めてつくり上げたものは、必ず人を感動させる」 そして一番印象に残ったお話は十円玉を並べる遊びのところ。 昔、親戚の5歳の男の子と十円玉を何枚か並べていろいろな形をつくり、それが何かをあてさせるというゲームをしていたときのことです。 その男の子が十円玉4枚をただくっつけただけでしめしたあるモノ。 すっかり硬くなった頭を思いっきり殴られたような気がしました。 どうやらドラマ「月の恋人」でも使われたネタのようですが?見ていなかったのでかなりの衝撃でした。 子どもの自由な発想が本気でうらやましくなりました。
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作家になるまでの道程から、昔好きだった女の子との話まで…。一篇一篇に驚きが詰まった、新感覚のエッセイ54篇に加え、17歳のときに初めて描いた絵本『緑色のうさぎの話』。19歳のときに初めて文字で綴った戯曲『誰かが出て行く』も特別に収録(「BOOK」データベースより) 道尾さんの...
作家になるまでの道程から、昔好きだった女の子との話まで…。一篇一篇に驚きが詰まった、新感覚のエッセイ54篇に加え、17歳のときに初めて描いた絵本『緑色のうさぎの話』。19歳のときに初めて文字で綴った戯曲『誰かが出て行く』も特別に収録(「BOOK」データベースより) 道尾さんのエッセイも好きだー。 十円玉4枚の謎と一番美しい花火のくだりでは「月の恋人」を、 球体の孤独のくだりでは「球体の蛇」を、 あれの大きさのくだりでは「シャドウ」を思い起こしました。 作品の中には、道尾さん本人のいろんなエピソードが隠れていたのだなぁ。 エッセイ自体も楽しい~。 読書傾向など見ても、なんだかお友達になりたい感じ。 同時収録されている絵本、緑色のうさぎの話もよかった。 これを描いた17歳の道尾さんや、知恵が回ってこずるくて、でも憎めない道尾少年にも会ってみたかったな。
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ユルい感じで好き。 笑ってしまう。 童顔の道尾さんが笑いをこらえている姿とか、 おもしろい。 くすっと笑ってしまうこと多々。 ツボが似てるのかな、と思えるのが嬉しいワ
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小説だと思って読み始めたらエッセイだった、という。 こういった小説家の綴るエッセイは割と好きで、R25も後ろから先に読んだりなんかしちゃったり。 ちなみに道尾さんの作品は「ソロモンの犬」しか読んでおらず、他小説の裏話を気にしたり私的道尾像と照らし合わせたりすることもなく、かえって...
小説だと思って読み始めたらエッセイだった、という。 こういった小説家の綴るエッセイは割と好きで、R25も後ろから先に読んだりなんかしちゃったり。 ちなみに道尾さんの作品は「ソロモンの犬」しか読んでおらず、他小説の裏話を気にしたり私的道尾像と照らし合わせたりすることもなく、かえってそれが良かったかなと思っている。 で、 内容は普通の人の普通の日常かもしれない、人によっては。 ただその日常が物語のように、意思と輝きを持って紡がれているのは本当に凄いと思う。 また、著者が一日一日を意識して人間を楽しんでる人なんだと伝わってくる。 道尾さんの言葉を借りるなら、色眼鏡をかけない方がこの本もこの日常もこの人生も 楽しくなるんじゃなかろうか、なんて思えたり。 自分も無駄に過ごしているわけでは決してないはずだけれど、その過ごした時間をより有意義なものに変える術(言葉)を持つ道尾さんが本当に羨ましい。
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ごく普通の真っ当な感覚の人で、笑い上戸なんだと思って嬉しくなりました。毎日8km40分で走ってるのはかなりハイペースでびっくりしました。
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思っていたよりかなり普通の人でしたが、高校時代は金髪の長髪の 耳にはアンゼンピンというのは意外でした。
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日経の連載から大好きで読んでいました。道尾さんの笑いと泣きのツボは私よりずっとたくさんあって、ありふれた日常がドラマになってゆきます。
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道尾さんの小説は何冊か読んでるので、初エッセイということだし ここは読んでおかないと!ね 学生の頃に書いた絵本や戯曲など 才能がある人は違うんだなぁと感動したり。 書くのが本当に好きなんだということがよくわかった。
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道尾さんって、自分の職業や作品に対して自信や誇りを強く持って仕事をしてるんだなー、ということが伝わってくるエッセイ集でした。 そういう仕事に対する姿勢ってとても素敵だと思います。 学生時代に描いた絵本と戯曲の台本が収録されており、その作風がなんだか新鮮な気がしました。 戯曲の方...
道尾さんって、自分の職業や作品に対して自信や誇りを強く持って仕事をしてるんだなー、ということが伝わってくるエッセイ集でした。 そういう仕事に対する姿勢ってとても素敵だと思います。 学生時代に描いた絵本と戯曲の台本が収録されており、その作風がなんだか新鮮な気がしました。 戯曲の方は実際舞台でやったら、かなり不気味な雰囲気になるんじゃないかと思います。猫が怖い。 『月の恋人』などの作品の元になった出来事もいくつか紹介されていて楽しめました。
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