プロムナード の商品レビュー
道尾さんのことがなんとなくわかって、だからああいう小説が書けるのかーと納得した。「僕が好きなもの~本~」の、トロムソコラージュ/谷川俊太郎、龍の棲む家/玄侑宗久、聖なる春/久世光彦、草の花/福永武彦も読んでみたくなった。17歳の時に描いたうさぎの絵本も面白かった。
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「人生の四コマ目を見ても、なかなか「起」「承」「転」の想像はつくものじゃない。ある人はいつまで経っても「転」がやってこず、「承」の状態が長いことつづき、気がつけばそれが「結」になって人生を終えてしまう。またある人は、これが「結」だろうとばかり思って安穏としていたら、いきなり目の前...
「人生の四コマ目を見ても、なかなか「起」「承」「転」の想像はつくものじゃない。ある人はいつまで経っても「転」がやってこず、「承」の状態が長いことつづき、気がつけばそれが「結」になって人生を終えてしまう。またある人は、これが「結」だろうとばかり思って安穏としていたら、いきなり目の前に過激な「転」を突きつけられれて愕然とする。だからこそ人生は面白いのだ、などと書いたらいささかわざとらしいだろうか。」(p.299) リタイアが転、リタイア生活が結、そのまま安穏と生きて行きたいものです。こんなことあったら怖い。 とりあえず、作者がリア充だということはよく分かった。
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好きな作家のエッセイ 小説とは違った感じでおもしろい。いくつか紹介していたお気に入りの本を読んで見たくなった。 これからもこの作家の本は読んでいきたいなあ
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エッセイ集。面白かったです。小説は面白いけど、エッセイはイマイチな場合もありますが、道尾さんのエッセイは良かったです。のほほんとしてて笑えました。 作者が17歳の時に描いた絵本や、初めて書いた戯曲?が載っていました。絵本はちょっと感動しました。道尾さんの物語の特徴が出ているように...
エッセイ集。面白かったです。小説は面白いけど、エッセイはイマイチな場合もありますが、道尾さんのエッセイは良かったです。のほほんとしてて笑えました。 作者が17歳の時に描いた絵本や、初めて書いた戯曲?が載っていました。絵本はちょっと感動しました。道尾さんの物語の特徴が出ているように思えました。 それに作者がどのような考え方で小説を書いているか分かって、改めて全部の作品読み直したくなりました。
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「向日葵の咲かない夏」で衝撃的な印象を受け、暫く本の世界から離れたほど苦手な道尾秀介さんの作品。 でも、「ノエル」という本を教えてもらい、「向日葵~」からのイメージは全く変わり割と読めるようになった。 ということで、この人のエッセイ。 くどくど書くのではなく、あっさり書か...
「向日葵の咲かない夏」で衝撃的な印象を受け、暫く本の世界から離れたほど苦手な道尾秀介さんの作品。 でも、「ノエル」という本を教えてもらい、「向日葵~」からのイメージは全く変わり割と読めるようになった。 ということで、この人のエッセイ。 くどくど書くのではなく、あっさり書かれていて読みやすい!!
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道尾氏のエッセイ集。 クスクスっと声に出して笑うこと、2,3回。 個人的には、またラブストーリー書いてほしい。
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小説はあんなにすごいのに、ご本人は別人のように普通で、 人柄もテレビで見るようなつんとした感じもない。 はじめて描いた絵本も載っていて、才能のある人ははじめからあるんだなあと思いながら読んだ。
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エッセイ。間に挟まっている、高校時代(?)に書かれた絵本というのが感動的で泣けた。「心がきれいじゃないと泣けないよねー」と言われたが(笑)たとえ心が汚い(?)人が読んだとしても、ハッとさせられると思う。
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(104) 道尾秀介氏20作目。 道尾ファンにはたまらない一冊。 一通り著書を読んだ上で手に取ると、 「ああ、これがあの話に繋がったのか」 と、物語が生まれる背景を見ることができて楽しめます。 ちなみに、私も戯曲のラストはわかりません。
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道尾さまのエッセイだ~!わー! 期待を裏切らないおもしろさ。乙一の小生日記ともちょっと通じるものがありました。あそこまで嘘つきじゃないけど(笑) 個人的には栗の話が好きです。
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