あの日にかえりたい の商品レビュー
ほぼ全編すべてのテーマがこのタイトルにこめられているよう。それぞれに、今までの人生の、何かが変わるのではないかという地点。そこへ立ち返りたい思い。 私はどこへ、かえりたいだろう。 北海道南西沖地震で起こった津波の物語が途中にあり、3月の地震を思い出し、こんな不思議が現実にあれば...
ほぼ全編すべてのテーマがこのタイトルにこめられているよう。それぞれに、今までの人生の、何かが変わるのではないかという地点。そこへ立ち返りたい思い。 私はどこへ、かえりたいだろう。 北海道南西沖地震で起こった津波の物語が途中にあり、3月の地震を思い出し、こんな不思議が現実にあれば、哀しくても慰めになるだろうかと、少し苦しいような気持ちになった。
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初挑戦の乾ルカさん。癖のない文体でスラスラ読めました。 暖かくて優しい話だけどちょっとぞわっとさせられるところがいい。 「翔ける少年」にはぼろ泣きしてしまった。 誰もが持つ過ぎ去った日、もう会えない人に思いを馳せてしまう一冊です。
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この作者の本は初めて読むので、どんな風なものか全くわからなかったのですが、読みやすかった。 同じ流れの短編集なので、あぁ、そういう内容なのね...と、先が見えてるようで、意外に楽しめた。 「翔る少年」に、涙涙。
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帯に「時空を超えた小さな奇跡」とある。 六篇の作品それぞれに、現在と過去、この世とあの世がオーバーラップし、不思議な世界が広がる。魅力的な作品に引き込まれる。
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『真夜中の動物園』 再生、優しさ、この先のぬぐいきれない不安。 これが、一番好みでした。 『翔る少年』 上手く伝えられない思い、変わりゆく時の残酷さと変わらぬ人の思い、許された為の安堵、サバイバーズギルド。 『あの日にかえりたい』 身勝手な愛、サバイバーズギルド。 『へび玉』 サ...
『真夜中の動物園』 再生、優しさ、この先のぬぐいきれない不安。 これが、一番好みでした。 『翔る少年』 上手く伝えられない思い、変わりゆく時の残酷さと変わらぬ人の思い、許された為の安堵、サバイバーズギルド。 『あの日にかえりたい』 身勝手な愛、サバイバーズギルド。 『へび玉』 サバイバーズギルド。未来が見えない終結は陰鬱。 最後の１文が彼女の人生を暗示か？ 『did not funish』 スポーツものなので、それだけで嫌悪感。 我慢して読んだら、それほど悪くなかった。 『夜、あるく』 言葉の威力。 ( ・_ゝ・)＜死をモチーフにしたファンタジー。
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面白かった。 不思議と幻想と期待と、ほんの少しの裏切りがバランスよく練り込められた日常のストーリーが6篇。6篇ともそれぞれにテーマがあって、読むものの共感を呼ぶと思います。文章もすこぶる素直で読みやすい。この小説と出会って良かった。オススメ。
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第143回直木賞候補作品。 表題作を含め、時空を超えて”あの日”に帰る人々の短編集。 二度と戻れない過去の追憶は静かな切なさに満ちているが、ハッピーエンドとは言えない話でも一筋の優しさがある。 作者は札幌市出身。
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「あの日に帰りたい」というタイトルそのものが、この本の大きなテーマになっています。そのタイトルを含む短編群で構成されていて、どれもが時の流れを超越する不思議な話たちばかり。救いがあったりなかったり読後感はさまざまですが、「もういまはないもの」を思う前提のために、どれもが静かな哀し...
「あの日に帰りたい」というタイトルそのものが、この本の大きなテーマになっています。そのタイトルを含む短編群で構成されていて、どれもが時の流れを超越する不思議な話たちばかり。救いがあったりなかったり読後感はさまざまですが、「もういまはないもの」を思う前提のために、どれもが静かな哀しさに満ちているような。 あの地震の起きた今読んだからか、「翔る少年」には涙があふれるばかり。たまらなかったですね。「夜、あるく」のひたひたとしみるせつなさと、「へび玉」の時が経つこと、という残酷ながらも生きていなければ味わえない軌跡への複雑な思いの余韻が良かったです。
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【あの日にかえりたい 】乾ルカ 「こころをふるわせる奇跡の６篇」 単行本の帯にはこううたわれています。今時「心をふるわす」も「奇跡」もあまりにも多用されている言葉なのでなんの変哲もないフレーズですね。 しかしこの方の作品は違います。本当に、これこそ本来の意味で、文字...
【あの日にかえりたい 】乾ルカ 「こころをふるわせる奇跡の６篇」 単行本の帯にはこううたわれています。今時「心をふるわす」も「奇跡」もあまりにも多用されている言葉なのでなんの変哲もないフレーズですね。 しかしこの方の作品は違います。本当に、これこそ本来の意味で、文字通り『こころがふるえる』『“奇跡”の物語』です。 生きることの悲しさの裏側にこそある、温かくてやわらかな幸せが読者を包みこみます。 僕の人生“一”の短編作品集 皆さんのこころもふるわせる日が来てほしいと願います。 一遍だけでも手に取り読んでみてください。 小さな奇跡の連鎖が起こるといいなぁ。 【物語がくれたもの】 この作品達に出会えたことが 小さな奇跡 物語がくれるもの 生きることのはかなさのその中に 小さな幸せがあるでしょ って知らせてくれる言葉達 読むことで 思いを伝える術学び 素直になれない自分の心 たまにはあなたに伝えてみよっかな なんて読後の気分が背中を押した たまには言葉にしてみよう ネットニュースにこうあった ［日本人が言われて一番うれしい言葉は『ありがとう』］ たまには言葉にしてみよう
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図書館で予約してから、とあるサイトで残念系の感想をしている方のコメントを観ていたので期待してなかったんですが、意外（？）にも良かったです、好みです。 ちょい暗い不思議系・・・かな。 この方の本、他にも読んでみたい。 関係ないけど（本当にまったく関係ないけど）、これより先に予約...
図書館で予約してから、とあるサイトで残念系の感想をしている方のコメントを観ていたので期待してなかったんですが、意外（？）にも良かったです、好みです。 ちょい暗い不思議系・・・かな。 この方の本、他にも読んでみたい。 関係ないけど（本当にまったく関係ないけど）、これより先に予約していた「49日のレシピ」、読む前にドラマ化されちゃうよー！きっと録画して見ちゃうよー！！ 早く小説読みたいよー！（買っちゃおうかな・・・）
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