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なぜ日本人は落合博満が嫌いか? の商品レビュー

3.5

58件のお客様レビュー

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2010/11/01

【総評】 日曜日、名古屋ドームで大勝し、今年も日本シリーズを盛大に盛り上げているドラゴンズの指揮官、落合博満. 長島を超える実績をあげ(三冠王3度獲得は史上最多)、野村にも劣らない名将であるにも拘わらず、日本において落合の評価が低いのは何故か語る. マスコミの特性を熟知しており、...

【総評】 日曜日、名古屋ドームで大勝し、今年も日本シリーズを盛大に盛り上げているドラゴンズの指揮官、落合博満. 長島を超える実績をあげ(三冠王3度獲得は史上最多)、野村にも劣らない名将であるにも拘わらず、日本において落合の評価が低いのは何故か語る. マスコミの特性を熟知しており、長島茂雄そして落合博満をこよなく愛するテリー伊藤が表現した一冊.今年2010年の5月に発刊. 他人に嫌われても、とにかく結果第一主義で突っ走る.余計な事は一切しない、という"落合観"が今の日本には必要だ.と啖呵を切る. キャンプ初日から紅白戦、砂浜を歩いてトレーニング、真横からくるボールを打つ、トスバッティングでボールの下を擦る練習など、 まさに枚挙に暇がないが、凡そ常識とされるルールを全く無視して自分の道を進み、そして結果を出す落合博満. イチローの振り子打法もそうだが、innovationを実行するというのは、単純に前例がないために結果を残すのが難しいだけでなく、 周囲からの無駄な逆風に打ち勝つ必要があるという点でもエネルギーがいる. 無駄に自分を喧伝することなく、黙って勝つ.そのためには手段を厭わない.常識に囚われない.その姿勢は彼なりの"美徳"なのだと思う. こういう"侠気"を、"狂気"を、大事にしていきたい.

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2010/10/11

題名だけでまたネガティブな内容か、と思って手に取らずにいた一冊。 読んでみたら本当にべた褒めでびっくりした。 いや、中日ファンとしては嬉しい限りなんですけども。 就任後7年連続Aクラス、3度のリーグ制覇に53年ぶりの日本一。 監督としては本当に文句の付け所もないし、実際にその発...

題名だけでまたネガティブな内容か、と思って手に取らずにいた一冊。 読んでみたら本当にべた褒めでびっくりした。 いや、中日ファンとしては嬉しい限りなんですけども。 就任後7年連続Aクラス、3度のリーグ制覇に53年ぶりの日本一。 監督としては本当に文句の付け所もないし、実際にその発してる言葉を追えば、マスコミが伝えるイメージとはある意味対極に在る人だと思います。 まあファンの欲目もあるとは思いますけどね。 結局のところ、マスコミの作り上げた分かりやすい人間像を鵜呑みにすることは楽だけど、それではいけないと。 落合監督に限らず、当たり前のことなんですけどね。 その当たり前が出来ないからこそ、こういう本が出るのかもしれません。

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2010/10/09

タイトルに対する答えは・・・わかりやすい説明がないから、そこをマスコミが叩くので尚更・・・というのがテリーさんの説明。 テリーさんがわかり易く解説してくれたことによれば、落合のスゴイところは余人には真似のできそうにない徹底した合理主義・・・そこまでは納得できるんだが、だから立派...

タイトルに対する答えは・・・わかりやすい説明がないから、そこをマスコミが叩くので尚更・・・というのがテリーさんの説明。 テリーさんがわかり易く解説してくれたことによれば、落合のスゴイところは余人には真似のできそうにない徹底した合理主義・・・そこまでは納得できるんだが、だから立派だとか、素晴らしい、、、という感情には至らない。そいうのを否とするのが日本人じゃないだろうか。古い考えかもしれませんが。 (2010/9/28)

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2010/09/27

落合博満好きという観点から読んだが、テリー伊藤の視点の面白さと独特の捉え方にすっかりはまってしまった。 自分自身が落合博満という人に持っているイメージと重なる部分が多いことと、改めて自分自身がどんな生き方をしたいのかということが、自分の中で整理できた。 落合博満好き以外の方々...

落合博満好きという観点から読んだが、テリー伊藤の視点の面白さと独特の捉え方にすっかりはまってしまった。 自分自身が落合博満という人に持っているイメージと重なる部分が多いことと、改めて自分自身がどんな生き方をしたいのかということが、自分の中で整理できた。 落合博満好き以外の方々や野球に興味がない方々にも読んでいただきたい。

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2010/09/06

一気に読んだ。世間からはあまり評価されちなかったけれど落合が好きだったので、我が意を得たりだった。本質を徹底的に考え抜く彼にこれからも注目していきたい。

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2010/09/05

落合という人をきちんと取材してから真実のみを語って欲しかった。 テリーさんの思い込みで落合を語られてたところが残念。 モチーフがいいのにもったいない。 きっとこう言うはずだとか、思っていたのだろうといった内容は必要なかった。

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2010/08/26

テリーさんが書いた本がだけに内容が薄い。知らない話が出てこないのは残念だった。落合さんは嫌いじゃないけど…ではこの内容で「嫌い」のイメージを変えるまでに至るか?そこは疑問が残る。

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2011/07/18

テレビで有名な番組製作者であるテリー伊藤氏が書き下ろした、中日現監督の落合監督論。 テリー伊藤氏がいうとおり、勝負に徹する落合監督を我々はもう少し見直す必要があるのかも知れません。

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2010/08/07

まずは、このタイトルの勝利。 誰が見たって、おっと思わせるタイトル。 このタイトルだけで、私は読みたいと思いました。 で、通常は数あるエッセイの中の一部分だけで、あとは全然違う話という事が往々にしてあるんだけど、これはそんな事が無い! 全編落合愛に溢れている。筆者は巨人ファン...

まずは、このタイトルの勝利。 誰が見たって、おっと思わせるタイトル。 このタイトルだけで、私は読みたいと思いました。 で、通常は数あるエッセイの中の一部分だけで、あとは全然違う話という事が往々にしてあるんだけど、これはそんな事が無い! 全編落合愛に溢れている。筆者は巨人ファンだというのに! この作品を手にとって、初めて気が付いた。テリー伊藤が書いてたのか・・・。電車の中で読み始め、あっと言う間に、この本の虜になってしまった。 どうして日本人が落合博満が嫌いかという問いかけになっているけど、最後は日本経済の復活のカギと落合を結びつけている。 そう、これは経済本だったのだ。 人は、その発言で信頼できるとかできないとかを判断するけど、テリー伊藤という人間の深層にこの思考があるのだったら、信頼できると思ったし、この人となら本音で話ができると思いました。 今年読んだ本の中では、これがベストですね。

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2010/08/02

選手時代から落合監督の発言や先を見る見通しは正しかったと思う。何年か忘れたが、打率王争いで巨人の中畑選手を春の嵐が秋まで続いたと発言していた。中畑選手はそれ以後、その争いに加わる年はなかったと思う。この6年間、中日は安定した強さがあり、毎年のようにヒーローが出てきている。落合監督...

選手時代から落合監督の発言や先を見る見通しは正しかったと思う。何年か忘れたが、打率王争いで巨人の中畑選手を春の嵐が秋まで続いたと発言していた。中畑選手はそれ以後、その争いに加わる年はなかったと思う。この6年間、中日は安定した強さがあり、毎年のようにヒーローが出てきている。落合監督の手腕だろう。  落合監督は非常に評価できるが、それ以上に巨人の原監督の方が評価できる。テリー伊藤の間違えている点は、落合監督以上に原監督がいることを忘れている。原監督は、既存の選手だけでなく、積極的に他球団の選手をいれながら勝っている。原監督はしっかりと説明するしコメントもする。野球は勝てばいいものではない。きちんとファンに説明すうことも必要。落合監督は所詮中日の監督であるため、オレ流が出来ると思う。テリー伊藤が肩入れする理由が理解できない。  しかし、落合監督は今の野球を面白くしている。特に、ペナントレースに中日がいることが巨人を強くしている。また、中日のような守備の野球が、パ・リーグ人気に追い風に吹いている。ぜひ、ガンバッテ欲しいし、サムライジャパンの監督だってやってもらいたい。それぐらい日本の野球が柔軟になって欲しい。

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