ダーティ・ワーク の商品レビュー
よく、意味がわからなかったけど、一つ一つの短編が、なんとなく謎めいていて、後半になるにつれてだんだん繋がっていく感じかな。 でも、なんでこんなところで伏せたりするのかな、といまいち読み取れませんでした。
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短編集だと思って読んでいたら、4章目から急にそれまでバラバラだった登場人物の関係が出てきました。 しかし直接には語られず、敢えて見え難くしているようです。読了後に図解して見ましたがそれでも良く判りません。その為、どうもそこが気になって何が書かれているのかストーリィが頭にスッと入っ...
短編集だと思って読んでいたら、4章目から急にそれまでバラバラだった登場人物の関係が出てきました。 しかし直接には語られず、敢えて見え難くしているようです。読了後に図解して見ましたがそれでも良く判りません。その為、どうもそこが気になって何が書かれているのかストーリィが頭にスッと入ってきませんでした。 基本的には不器用な女性ギタリスト・熊井の恋の物語。タイトルも各章の標題もローリングストーンズの曲名だそうですが、ストーンズを知ってるともう少し理解しやすいのかな。それとも、人物関連を頭に入れて、もう一度読み直さないと駄目かなあ。
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7つの短篇からなる作品集。いずれも初出は「小説すばる」のようだ。最初は、それぞれが独立した短篇として読んでいたのだが、終盤あたりで点と点が繋がってきて、結果的には連作短編集のような構成に。ただ、熊井はあくまでも寒風の中で孤高を保つままの方がいいし、神原も再登場しない方がいい。絲山...
7つの短篇からなる作品集。いずれも初出は「小説すばる」のようだ。最初は、それぞれが独立した短篇として読んでいたのだが、終盤あたりで点と点が繋がってきて、結果的には連作短編集のような構成に。ただ、熊井はあくまでも寒風の中で孤高を保つままの方がいいし、神原も再登場しない方がいい。絲山秋子は作品ごとにムードが違うのだが、ここではストーンズの歌詞に乗って疾走する文体が造り出す孤独な空間こそが小説の妙味だ。それだけに最後に甘くなるのはなんとも残念だ。もっとも、全体としては極めて冴えたクールな作品群だ。
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『泣ける』かどうかは別として 解説までしっかり読んで満足。 人の繋がり方も その人達のいろんな色も 絲山さんぽくてよかった。
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はじめはなんだかよくわからなくて、ただの短編かと思ったんだけど、読んでいくと「この人って・・・」と思い当たる登場人物が出てくるようになって、なんだかおもしろくなった。 読み返したときには、関係図を書きました。あーすっきり。 とっても興味深い。こんなの初めて。
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生きてゆくうえで誰もが経験するであろう機微をすくいあげて仕立てた連作集。読後、街を歩くとすれ違う、一見投げやりに見える他人もそうした機微の中で生きているのだろうと、以前には感じなかった切なさのようなものを覚える。 自分も、こういう小説になるような機微のある日を生きてゆきたい、と柄...
生きてゆくうえで誰もが経験するであろう機微をすくいあげて仕立てた連作集。読後、街を歩くとすれ違う、一見投げやりに見える他人もそうした機微の中で生きているのだろうと、以前には感じなかった切なさのようなものを覚える。 自分も、こういう小説になるような機微のある日を生きてゆきたい、と柄にもないことを思う。 その反面、心理描写やネタを思いつけば、創作のうえで調べものをしなくていいこういう小説は楽だなとも、思う。 著者略歴を見て『袋小路の男』も、以前読んだと知る。
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本日読了。 極限まで無駄をそぎ落とし、 感傷を突き放した、 この人らしい研ぎ澄まされた文章。 「連作」とも「長編」ともつかぬ 巧緻に組み立てられた物語。 落ちても、失っても、変わっても、離れても、 彼女と彼を取り巻く人たちのつながりの連鎖が、 希望を掬い取る網のように、 2人をめ...
本日読了。 極限まで無駄をそぎ落とし、 感傷を突き放した、 この人らしい研ぎ澄まされた文章。 「連作」とも「長編」ともつかぬ 巧緻に組み立てられた物語。 落ちても、失っても、変わっても、離れても、 彼女と彼を取り巻く人たちのつながりの連鎖が、 希望を掬い取る網のように、 2人をめぐり合わせ、 未来をほんの少し彩る。 バンド経験者、ストーンズ愛好者必読。 泣いた。
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人と人との関わりになじめず堕ちて行く寂寥を淡々と静かに綴る。激しさも刺激もないが飽きはない。繋がりの明かし方もなかなか興がある。何話かめかでようやく連作短編であることに気付く。なかなかの味わいであった。
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命について考えさせられた。 ドライなような、クレイジーなような不思議な人々がでてくるんだけど、、、 ダーティ・ワークってタイトルのイメージとか違うかな。
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短編だけど世界はリンクしている。 内容は嫌いではないが、登場人物があまり好みではなかった。 最後のほうになると、どんどん登場人物たちの関係性がわかってくるのが読むスピードを上げた。 1編目と最後の話の主人公は同一人物なのだが、環境の変化により、文の書きかたが違っている所はとても魅...
短編だけど世界はリンクしている。 内容は嫌いではないが、登場人物があまり好みではなかった。 最後のほうになると、どんどん登場人物たちの関係性がわかってくるのが読むスピードを上げた。 1編目と最後の話の主人公は同一人物なのだが、環境の変化により、文の書きかたが違っている所はとても魅力的だった。
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