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ヤングアダルトパパ の商品レビュー

3.1

42件のお客様レビュー

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2010/12/18

14歳の静男は二学期を目前にして保育園探しに奔走していた。 母親は離婚して再婚相手の家族と暮らし 父親は舞台監督でめったに家に戻らないため 花音さんが失踪した今、5ヶ月の優作の面倒を見られるのは静男だけなのだ。 しかしどこの保育所に行っても空きがなかったり高かったり 親と話し合い...

14歳の静男は二学期を目前にして保育園探しに奔走していた。 母親は離婚して再婚相手の家族と暮らし 父親は舞台監督でめったに家に戻らないため 花音さんが失踪した今、5ヶ月の優作の面倒を見られるのは静男だけなのだ。 しかしどこの保育所に行っても空きがなかったり高かったり 親と話し合いたいと言われても自分が親だとは言い出せない。 今日も優作が泣き止まず道で途方に暮れていると 幼なじみの岸本の彼女である真壁の紹介で 楠が手伝う預かり所を利用させてもらうことになった。 父さんも母さんも優作を施設に預けろと言うけれど 静男はもう家族と離れ離れにはなりたくないのだ。 撮影:本城直季 装丁:関善之for VOLARE inc. 14歳の母ならぬ14歳の父です。 しかも相手は失踪し両親は離婚していて頼れず 周りには知り合いの子だと嘘をついて たったひとりで面倒をみなければならない。 それでも息子を手放したくはない。 14歳ってこんなにしっかりしているものなのか。 しっかりしなければならない環境に置かれているせいもあるけれど ただでさえ育児はストレスがたまるだろうに大人すぎます。 かと思えば自分が高校生になることもイメージできていない。 とりあえず前向きな形で物語が終わっていますが この先の苦労に対して考えが甘すぎる気がしてしょうがないです。 すべての親が自分の子供にここまでの愛情を注げればいいのに。

Posted byブクログ

2010/12/01

夏休みもあと数日。中学2年生の静男は、生後5ヶ月の赤ん坊を負ぶり保育所を探していた。10以上年の離れた花音と恋をして、優作が生まれた。しかし彼女は幼い父子を残し、消えてしまったのだ。もうすぐ二学期が始まる。急がなきゃ。しかし、中学生の保育所探しはどこからも相手にされない。途方に暮...

夏休みもあと数日。中学2年生の静男は、生後5ヶ月の赤ん坊を負ぶり保育所を探していた。10以上年の離れた花音と恋をして、優作が生まれた。しかし彼女は幼い父子を残し、消えてしまったのだ。もうすぐ二学期が始まる。急がなきゃ。しかし、中学生の保育所探しはどこからも相手にされない。途方に暮れながらそれでも、静男は優作を守ろうとするのだが…。14歳の父、5ヶ月の息子、幼い父子の、家族物語(「Book」データベースより) 子供が子供を産んで・・・という言葉をよく聞きますが、まさにこの作品の主人公、静男くんは幼い父親です。 でも当たり前のように自分の子供を守ろうとする、立派な父親なのです。 幼いわが子・優作を施設に入れようと説得にかかる両親や、周囲の冷たい疑惑のまなざしにもめげず、自分の力で何とかやっていこうとする姿に、思わず落涙。 時々どうにもならなくて苛立つこともあるけれど、岸本や楠、晴子先生といった、彼に手を差し伸べてくれる人がいるから大丈夫。 世の中捨てたもんじゃないのです。 「優作に自分が必要である以上に、自分に優作が必要であること」 それに気付いた静男君。きっと素敵なトーサマになることでしょう。 トーサマ、ずっといっしょにいてね。ずっとずっと、ずっとだよ。

Posted byブクログ

2010/09/14

ラストご都合主義に終わるかと予想してたけどそうならなかったのが良かった。 赤ちゃんの泣き声、凝り過ぎて読みづらいからなくても良いのに。

Posted byブクログ

2010/09/01

中学生パパの危なっかしいけど、愛情あふれる子育てっぷりに心が温まります。対照的な無責任ママにムカつくけど、それも受け入れちゃってる主人公が大人より大人。

Posted byブクログ

2010/08/24

何年か前に同じような内容でドラマがあってたけど、どの時代にもこういうことは起こっていて実際にあっているんだと思う。 若くして親になった子ども(中学生や高校生ならまだ子どもだろう)は なにかと問題を抱えて、周りにたくさんの協力をしてもらわなければ生活していけない。この作品に登場する...

何年か前に同じような内容でドラマがあってたけど、どの時代にもこういうことは起こっていて実際にあっているんだと思う。 若くして親になった子ども(中学生や高校生ならまだ子どもだろう)は なにかと問題を抱えて、周りにたくさんの協力をしてもらわなければ生活していけない。この作品に登場する花音はとりあえず最悪。何もかもにきちんと責任が持てて、自分で生活できるようになってからじゃないと子どもは本当に可哀相だと思う。シズの優作への愛情がずっと続けばいいな。

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2011/07/16

靜男少年の一生懸命さがすがすがしい。けど、これが現実だとしたら、こうはいかないんだろうなぁ。友達の協力もいつ迄も続くものではないだろうし、靜男少年の進学や就職にも影響があるだろうなぁ。なんて考えてしまう大人に対する戒めのような本です。若い頃、私も純情だったはずです。靜男少年の本心...

靜男少年の一生懸命さがすがすがしい。けど、これが現実だとしたら、こうはいかないんだろうなぁ。友達の協力もいつ迄も続くものではないだろうし、靜男少年の進学や就職にも影響があるだろうなぁ。なんて考えてしまう大人に対する戒めのような本です。若い頃、私も純情だったはずです。靜男少年の本心は最後の2ページに凝縮されていました。やっぱり、そうだよね。

Posted byブクログ

2010/07/11

著者の作品、初めて読みました。 …いまいちやったなあ。 最後まで誰にも心を寄せることができひんかった。 とにかく、花音が無責任過ぎる。腹立つ。花音が一番子供。 他の作品はどんなんかーなー。 気が向いたら読んでみよう。

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2010/07/07

読みやすい 若いのにとってもしっかりした「とうさま」です 子供にこれだけ愛情が注げるなんて 14歳と言えども立派に彼は父親です

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2010/08/27

夏休みもあと数日。中学2年生の静男は、生後5ヶ月の赤ん坊を負ぶり保育所を探していた。10以上年の離れた花音と恋をして、優作が生まれた。しかし彼女は幼い父子を残し、消えてしまったのだ。もうすぐ二学期が始まる。急がなきゃ。しかし、中学生の保育所探しはどこからも相手にされない。途方に暮...

夏休みもあと数日。中学2年生の静男は、生後5ヶ月の赤ん坊を負ぶり保育所を探していた。10以上年の離れた花音と恋をして、優作が生まれた。しかし彼女は幼い父子を残し、消えてしまったのだ。もうすぐ二学期が始まる。急がなきゃ。しかし、中学生の保育所探しはどこからも相手にされない。途方に暮れながらそれでも、静男は優作を守ろうとするのだが...。14歳の父、5ヶ月の息子、幼い父子の、家族物語。

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2010/06/30

四半世紀ほど前に、「15歳の母」をテーマにしたドラマがはやりましたが、これは14歳の父の物語。 父になる原因行動があったのは少年が13歳の時。相手の女性が20代で、ふたりの間に暴力はなかった。つまり、これは淫行では? 少年が女性を愛しているというなら、幼い父子を捨てた女性にはかど...

四半世紀ほど前に、「15歳の母」をテーマにしたドラマがはやりましたが、これは14歳の父の物語。 父になる原因行動があったのは少年が13歳の時。相手の女性が20代で、ふたりの間に暴力はなかった。つまり、これは淫行では? 少年が女性を愛しているというなら、幼い父子を捨てた女性にはかどわかしの罪があると思います。 生後5か月の赤ん坊と14歳の少年を置き去りにして出奔した女性に、憤りを覚えます。救いは少年が赤ん坊と赤ん坊を愛し育児が好きなことですが、また周囲が少年を「ふしだら」と責めないことです。 が、女は過去にも赤ん坊を男の手元に残して姿を眩ましたことのある人でした。産み捨てを繰り返していたなんて、まったく非道だと思います。 こんな女に我が子ともども見捨てられながら、まだこの女を恋しがる少年の、孤独と業が哀れです。 少年が自分のしたことをまっすぐ受け止めて、親としての義務を果たそうとするところが、いい加減な親たちへの痛烈な批判になっています。 また、十分に慈しまれることができなかった子どもが、自分よりさらにさらに弱い赤ん坊を庇護し慈しむシーンは哀切でもあります。これから困難なことにであった時、少年が運命を恨まずに進んで行くことができるのか、心配でなりません。

Posted byブクログ