告白 の商品レビュー
犯人となったどちらの生徒も、母親からの愛情を多く受け取り育った2人で、それが直接的な原因ではないけど関係してるものはあると思う。
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夢中で一気読みしてしまう面白さがある。 ご都合主義なミステリーではなくてよかった。 ただ、爆弾を研究室に設置したとなれば森口も逮捕されるだろう。森口は手を汚さない方が復讐としてはよかったのではないだろうか。 告白調の文章がずっと続くのは読んでて少ししんどかった。
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読み始めたら惹き込まれてすぐに完読してしまう。どんどん話が展開されていくのが爽快。お気に入りの1冊です。
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夢中になって読んだ。 それぞれの語り、告白によって繋がる真相。それぞれの心理状態。 犯罪によって加害者、被害者ともに人生が崩れ、真っ暗な人生を歩まなければいけないのだから、犯罪の怖さを感じた。
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https://paz-library.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=00057012
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同じ出来事に対してあらゆる人物からの視点で感情が描かれているため、読み進めていくたびにどんどん腑に落ちる。 どの人物も人間っぽさが顕著で、読んでいて苦くなる作品だった。
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容疑者と被害者、互いの心情が細部まで描かれていて興味深かった反面、人間が内に秘めている恐ろしい部分がはっきりと描かれていてひやひやする物語でした。 また元気な時に読み返したいと思います。
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なんと読みやすく引き込まれやすい作品だろうと思った。湊かなえさんの作品はこれで2つ目。まだ2つ目だけど、共通して言えるのは読みやすい。難しい言葉がほとんど出てこない。わたしは読書しながら意味が分からない言葉やあまり聞き慣れない言葉、よく聞くけど実はちゃんと意味が分かっていないだろ...
なんと読みやすく引き込まれやすい作品だろうと思った。湊かなえさんの作品はこれで2つ目。まだ2つ目だけど、共通して言えるのは読みやすい。難しい言葉がほとんど出てこない。わたしは読書しながら意味が分からない言葉やあまり聞き慣れない言葉、よく聞くけど実はちゃんと意味が分かっていないだろう言葉をその都度メモしたり調べたりするが、湊さんの作品ではほとんどそれらが出てこない。学生さんにも人気があるのいうのはそういう点もあるのかもと思った。 そして何より、引き込まれやすい!ものの数ページでもう面白い。先が気になるのはもちろん、所々でスカッとさせてくれるから気持ちが楽になる。 ミステリーに興味はあるけど読めるかな?って不安な人や、ちょっと疲れてるからあまり難しくないミステリーもの読みたいって人にはおすすめだと思う。 このあとプライムビデオで映画も観てみます♪
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最近読んだ小説の中で、最も手が止まらずに読んだ作品だった。 第1章の導入では、物語の主軸となる事件、森口先生の子供がクラス内の生徒に殺されたという衝撃的な事実が、終業式で告げられるシーンから始まる。 この時点で物語を語るのに必要な流れはすべて提示されており、第2章以降では登場人物それぞれの事件前後の視点や生い立ち、事件後数ヶ月の様子が描かれる。 小説全体の印象として、人間の弱さを深く掘り下げていると感じた。 森口先生の娘を殺した学生2人は、それぞれ異なる形で自分が思い描いた「母親像」を信じている(あるいは信じていた)。 しかし、その一方で母親側は弱さをさらけ出し、彼らが思い描く姿とは全く異なる形で描かれる。 登場人物たちが抱える心理状態や思い込み、つまり「想像と現実の差異」を受け止める難しさは、誰もが共感できるものだと思う。 特に幼少期、親の価値観に縛られ、その期待に応えないと生きる術を失う状況下では、思い込みが強くなるのも無理はない。 この「弱さ」が自己愛を助長し、最終的には事件を引き起こしたのだと感じた。 加害者の1人である直くんは、終始母親を自慢したり大切に思う姿勢を見せていた。 しかし最後には、その母親を殺害するに至る。 これは森口先生の復讐が完全に成し遂げられた瞬間でもあった。 もう1人の加害者、修也は、頭の良さゆえに自分のストーリーを客観視し、そこに沿って行動しているように見えた。 その姿勢は彼の遺書からも感じ取れる。 自分の心を守るため、目的を達成するために、必要であれば周囲を犠牲にするという冷徹さが彼にはあった。 そんな修也に対して、森口先生が最後に行った復讐。修也の母の研究室に爆弾を移動させ、本人にボタンを押させるというのは、彼の心に深い傷跡を残しただろう。 また、森口先生が彼に伝えた最後の伝言は、単なる事実ではなく、修也に強く響くよう計算されたものであったと思う。 この物語では登場人物全員が何かしらの形で報いを受けている。 そのため、読み終わったときに良い気持ちを得られる作品ではなかったが、これ以上ない没頭感を与えてくれる、非常に面白い作品だった。
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何年か前に映画と文庫を読んだ記憶がうっすらある状態で再読。読後にさすがイヤミスの女王と拍手したくなった。最後だからといって明確に誰かを救ったりせず、森口の思う理想的な正論で修哉打ち砕いていくシーンが一番気持ちよかった。美月ちゃんは中二病に焦がれて薬品を集めてただけなのに、どうしてこんな目に、とは思った。
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