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授乳 の商品レビュー

3.3

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    4

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2024/10/27

村田沙耶香さんのデビュー作品。 デビュー作品から村田沙耶香ワールド感じれた 本間にやっぱり 村田沙耶香さん凄い。 生々しくてグロテスクな描写に 目を背けたくなる所もあるけど それがなんか中毒性あるんよなー 沼や。全作品読みたい…

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2024/10/16

すごく攻めた内容だけどどこか共感出来る部分もあって夢中で読み終わった。 村田沙耶香さんが凝縮された作品。何回でも読みたい。

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2024/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本や他の本を読んで、村田さんはやっぱり普通じゃない世界をあたかも普通で当たり前のように書くのが上手いなぁと思う。おかしいと思う自分の方が実はおかしいんじゃないかって感じてくるくらい。あと人間が生きてる描写があまりにもリアルで、食欲が無くなるとかいうかわいいものじゃなくて自分が生きてるのが気持ち悪くなってくる。 この本も最初は普通じゃない世界観を楽しんでたんだけど、瀧井さんの解説を読んで、なんでこの共通点に気づけなかったんだって悔しかった。「〜自分の中の女性性を汚らわしく思ったことがあるならば、彼女たちは決して遠い存在では無い」って部分で、自分がなんでこの本に惹かれるのか、読み返すのか納得がいった。私は自分に女らしさを感じた時、もしくは他人から女らしさを見出された時ひどく気持ち悪く感じるから。そういう理由もあって、3作品の中でも「授乳」が一番強く印象に残った。

Posted byブクログ

2024/10/05

コンビニ人間が面白かったので、純文学への抵抗が薄まり著者の他作品も読んでみようと思いました。 女性性に嫌悪を示し、狂気と捉えられるほど独自の世界を己の中に創っている女性たちが主人公の3遍からなる短編集でした。 授乳がデビュー作ってすごいですね。衝撃すぎてまだ理解できていないです...

コンビニ人間が面白かったので、純文学への抵抗が薄まり著者の他作品も読んでみようと思いました。 女性性に嫌悪を示し、狂気と捉えられるほど独自の世界を己の中に創っている女性たちが主人公の3遍からなる短編集でした。 授乳がデビュー作ってすごいですね。衝撃すぎてまだ理解できていないです。 彼女たちに共感はできないし、現実に彼女たちの内面を知ってしまったら絶対に避けてしまいそうだけど、あまりにもむき出しで訴えかけてくるためなにか考えさせられるものがあり、読み進めてしまう。村田沙耶香作品やっぱり面白かったです。早く他のも読みたい。 これが純文学の魅力なのでしょうか。中毒になりそうです。

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2024/09/29

女性性の醜さ、汚さを嫌いながら自分を守ろうとしてる。ここまで極端ではないけど気持ちが1ミリもわからないわけではない 私より他者と自分に向き合ってると思う

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2024/09/19

今図書館にある村田沙耶香さんを片っ端から読んでいるところです。これがデビュー作なんですか…どえらい新人ですね。標題の「授乳」を含む3編の短編集ですが私が1番好きなのはラストの「御伽の部屋」でした。 それにしても、このところ連続で村田さんの作品を読みすぎたせいか「性」「生」の情報量...

今図書館にある村田沙耶香さんを片っ端から読んでいるところです。これがデビュー作なんですか…どえらい新人ですね。標題の「授乳」を含む3編の短編集ですが私が1番好きなのはラストの「御伽の部屋」でした。 それにしても、このところ連続で村田さんの作品を読みすぎたせいか「性」「生」の情報量が脳味噌の中で飽和状態。村田さん、刺激が強くて中毒性があって夢中で求めてしまうけど気をつけないとオーバードーズ?一度違う作家さん挟んできます!

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2024/09/01

2024.9.1 読了 村田沙耶香さん、デビュー作から攻め攻めのキレッキレ。面白かったんだけど、なんだかわからないが頭に入って来ず…。言葉がぽろぽろ溢れてしまうというか。あんまり響かなかった。村田沙耶香さん大好きなのに!コイビトが1番好みでした。

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2024/08/02

『コンビニ人間』でお馴染み、村田沙耶香さんのデビュー作。デビュー作でこの濃度ってどんだけ…?!と思うような3つの短編集。3編とも「女性性」というものについて疑問ないし憎んでいる女の子たちの物語かなと。「気持ちはわかるけども、ここまでするんか…?」という気持ちになりながら読了。「コ...

『コンビニ人間』でお馴染み、村田沙耶香さんのデビュー作。デビュー作でこの濃度ってどんだけ…?!と思うような3つの短編集。3編とも「女性性」というものについて疑問ないし憎んでいる女の子たちの物語かなと。「気持ちはわかるけども、ここまでするんか…?」という気持ちになりながら読了。「コイビト」が特に印象的でした。

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2024/07/30

初のKindle読書体験は村田沙耶香のデビュー作で。村田沙耶香マニアなのに実はデビュー作が怖くて読めていなかったので、この機会に思い切って購入。直感大正解で、読んでる最中に何度も嫌悪感を催してしまった....。村田作品の最大の魅力は、口にしてはいけない、へたしたら頭の中で考える...

初のKindle読書体験は村田沙耶香のデビュー作で。村田沙耶香マニアなのに実はデビュー作が怖くて読めていなかったので、この機会に思い切って購入。直感大正解で、読んでる最中に何度も嫌悪感を催してしまった....。村田作品の最大の魅力は、口にしてはいけない、へたしたら頭の中で考えることでさえ罪になるのではないかといった「タブー」をひたすら紡いでいくところなんだけれど、やはりデビュー作とあってか、そこら辺がまだ村田沙耶香自身も定まっていなくて、それが余計に剥き出しの暴力になっていて恐ろしかった。村田沙耶香の一貫した「ルールへ疑問を持ちながらもそこから外れることの恐怖」と「人間は社会や地球という大きな工場で作られた製品」という姿勢はこのときからあるのが確認出来たのは良かった。正直収録作全て好みではなかったが、村田沙耶香の世界を楽しむための大きなスパイスになってくれたと思う。

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2024/07/17

『授乳』 村田作品で最も悪意のある主人公。音を立てない家庭教師を支配する少女。 『コイビト』 ハムスターのぬいぐるみホシオだけで世界が完結していた主人公。同じようにぬいぐるみを愛している少女を強い嫌悪感を覚える。最後の「そんなことしても無駄だよ」怖すぎか。 『御伽の部屋』 私...

『授乳』 村田作品で最も悪意のある主人公。音を立てない家庭教師を支配する少女。 『コイビト』 ハムスターのぬいぐるみホシオだけで世界が完結していた主人公。同じようにぬいぐるみを愛している少女を強い嫌悪感を覚える。最後の「そんなことしても無駄だよ」怖すぎか。 『御伽の部屋』 私が大好きな、新たな啓示を与えてくれる村田沙耶香作品。 自分の理想に動いてくれる要二とおままごとを続けるゆき。やがて自分の中に本当の要二を見つける。 正男お姉ちゃんがどうなったのかだけ気になる。

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