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授乳 の商品レビュー

3.3

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    4

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2023/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

よく分からない・・ 子どものようなおかしなお母さん、愛菜ちゃん 愛菜ちゃん中心の父 ビジイテチンノンヨチイクンという呪文が聞こえる主人公 誉 ニュータウンに住む、すごく奇妙な家族 家族? ??

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2023/02/26

女性という性に対抗しているのか 常識という規範を無視して自分だけの世界を強く持っているなという印象(村田沙耶香の作品は割とどれもそんな感じ) この、人の気持ちが分からないサイコみが好きなのよ

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2023/02/21

『きれいなシワの作り方』以来の村田沙耶香san。 受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めるはずだった。「ーねえ、ゲームしようよ。」。表題作の他に「コイビト」、「御伽の部屋」の2編収録。 遂にデビ...

『きれいなシワの作り方』以来の村田沙耶香san。 受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めるはずだった。「ーねえ、ゲームしようよ。」。表題作の他に「コイビト」、「御伽の部屋」の2編収録。 遂にデビュー作の本作とご縁がありました。 冒頭で、家に初めて来た先生の印象を「青白い裸足」と表現。これが村田sanの角度!と一気に引き込まれ、ひと言ずつ大切に、噛みしめて読みました。「私」を苛立たせる母に対しても常に冷静で、「母は時折、顔の奥の落とし穴に表情を落っことしてしまったような、がらんどうの顔をする。」と。大好きな形容です。 解説で瀧井朝世sanも書かれていましたが、3編の共通点は三人の女性がそれぞれ、自分独自の世界、自分だけの王国を築いていること だと私も思います。セクシャリティを持たない、無機質さと無抵抗さ。 村田sanの王国がどんどん広がりますように! 【第46回群像新人文学賞優秀賞】

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2023/02/14

解説を読んで腑に落ちる感じだった 蛾が潰れたり、嘔吐だったり、気持ち悪かった それだけ表現が上手いということなのかもしれないが。 この作品だけでみるとこの作者とは合わないと思った 23歳のときの作品だからそれ以降の作品がどうなっているのかは興味がある

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2023/02/13

 靄のかかった様な朧気な「幻」と、彩度の高い鮮明な「現実」の対比が素晴らしく、描写力に惹き込まれた。幻の美しいこと、現実の穢らしいこと。  どの物語の女性も自分の内面に新しい世界を築き上げていた。今まで自分が言語化できなかった感情を灼然と突き付けられたような感覚。

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2023/01/12

理解できる感情が少ない分、中々主人公達の気持ちがよく分からなかったが、自分自身が見ている世界とは全く異なる為、自然と話に引き込まれた。 面白いというよりも不思議という感覚が強い。

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2023/06/01

村田さやかさんの世界に私はついていけなかったです。。 なんて気持ちの悪い描写なんだと思って作者を調べたところ、コンビニ人間の作者、、数年前私が途中でギブした小説だった、 艶かしく無駄に鮮明な気持ち悪い世界観で、でもこんなに鮮やかに描けるさやかさんは天才なんだと思います!

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2022/12/25

「確かにその時、母からにょきにょき「母」が生えてきたのだ。」 表題作「授乳」「コイビト」「御伽の部屋」の3遍集 身体の奥底にある塊が溢れ出てしまった女たちの話 男と女の区別が曖昧になってるいま、この塊があるかないかが男と女の違いなんじゃないかと思うくらい、「きっとこれは私...

「確かにその時、母からにょきにょき「母」が生えてきたのだ。」 表題作「授乳」「コイビト」「御伽の部屋」の3遍集 身体の奥底にある塊が溢れ出てしまった女たちの話 男と女の区別が曖昧になってるいま、この塊があるかないかが男と女の違いなんじゃないかと思うくらい、「きっとこれは私にはあって男にはない」と明確に感じた 読んだ後に一瞬感覚が鋭くなるのがわかる 自分に1番フィットする拠り所が1番必要な時にすっと現れるってことなのかな 全然関係ないけど、いやらしいことをいやらしくなく、かつ生々しく書けるって結構大きなポイントなんだろうな 「電車の中でも読めるいやらしさ」は表現力を測る上で大事なのかもしれないと思いました

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2022/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

3つの作品で構成されている短編集。村田沙也加さんのデビュー作授乳は、中学生の女の子と家庭教師の先生の話。さすが村田沙也加さんなので、よくある先生と生徒の話ではなく、性へのモヤモヤ、母親への嫌悪感、先生への気持ちなどを自分中心に考え、悩む。他の2編は、ぬいぐるみを愛する女性の話と自分に都合のいい男性を見つけ、その部屋で現実とはかけはなれた生活を送ろうとする女性の話。最後の作品では、自分のことなのか、都合のいい男性のことなのか、それともこの女性の主人公はもしかして存在しない男性と生活していたのかと思わせておいて、もう都合の悪くなった男性を自分の中で完璧な状態で復元して自分の中の男性に甘えるという。題名が御伽の部屋のに納得。 現実の女性のモヤモヤを見事にというよりは、荒々しく描いてると感じた短編集だった。

Posted byブクログ

2022/11/21

村田ワールド全開。登場人物全員変な人。変な人の思考のもと理路整然とストーリーが展開していくから、ゾワゾワ。

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