ボックス!(上) の商品レビュー
☆☆$$中々面白かった。$$映画が良かったが、本書は負けずに良作。$$ボクシングの奥深さ、細かい描写が良い。$$映画もならではの味付けがされていて、共に良作。
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天才も秀才もどちらもめちゃめちゃカッコよく描かれていて、アマチュアボクシングの面白さもスムーズに読み取ることができた。読みはじめから、いきなり世界に引き込まれ、まったく読者を休憩させることのないまま下巻へと読み進めることができた。
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面白いんだけど、なんか文体が苦手だなぁ。一文一文が短くてなんか子供の作文みたいに感じる所がある。ダラダラ長いのもどうかと思うけど。メインの男の子2人は抜群だけどそれ以外のキャラにあまり魅力を感じない。続きが気になるので下巻も読みます。
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高校教師の高津耀子は、電車の中で不良に絡まれている所を教え子(といっても彼女が働く高校の生徒というだけであって直接授業を受け持ったことはない)の鏑矢義平に助けられる。彼はアホでおちゃらけだが天才的なボクシングセンスの持ち主だった。彼の幼馴染で特進クラスで成績トップクラスの木樽優紀...
高校教師の高津耀子は、電車の中で不良に絡まれている所を教え子(といっても彼女が働く高校の生徒というだけであって直接授業を受け持ったことはない)の鏑矢義平に助けられる。彼はアホでおちゃらけだが天才的なボクシングセンスの持ち主だった。彼の幼馴染で特進クラスで成績トップクラスの木樽優紀(こちらは本当に教え子)に誘われて耀子は彼の試合(インターハイ予選)を見に行くことになる。そこで初めて生でボクシングを見た耀子はあまりの野蛮さんに最初は仰天するのだが・・・。そんな中、中学ではいじめられっ子でからっきし運動も出来ない木樽が鏑矢と同じボクシング部に入部した。木樽には強くなりたいある理由があった・・・ 実にベタ。もうベッタベタのギットギトな青春小説ですね。ストーリーとしても実に王道です。それでもやっぱり何かグッとくるものがあります。 複数の視点から交互に語られる小説は 数あれど、百田尚樹ほど上手く書ける人はなかなかいないと思います。脇役視点の書き方が本当に上手い。この手の書き方は彼の専売特許ですね。 あと最後のエピローグのあの余韻が好きです。
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「風」「ライバル」「孤独」。高校生のボクシングの話。ボクシングを知らなくても楽しく読めます。上巻はわりと淡々と進んでいきますが、下巻は涙なしじゃ読めません!最後の終わり方になんだか切なくなりました。 けっして他のスポーツ・青春小説のようなすっきりした終わりではないので、いつまでも...
「風」「ライバル」「孤独」。高校生のボクシングの話。ボクシングを知らなくても楽しく読めます。上巻はわりと淡々と進んでいきますが、下巻は涙なしじゃ読めません!最後の終わり方になんだか切なくなりました。 けっして他のスポーツ・青春小説のようなすっきりした終わりではないので、いつまでも引きずる感じがあります。でもすっきり終わらなくて逆によかったのかもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
爽やかでそして胸が熱くなって泣ける物語です。 永遠のゼロから百田さんの作品を読み進めていますが、前回読んだ影法師よりもスッキリしていて好きです。 ストーリとしては、べたなストーリ展開です。 高校生の青春ボクシング小説っていうか、どちらかというと昔読んだ少年漫画に近いかも。 天才肌でちゃらんぽらんの鏑矢、その親友で、優等生でいじめられっこだが、努力型な木樽、この二人がいつの日かボクサーとしてライバルになる。 そして、この二人と絡む英語女教師。さらに彼らのライバルとなる天才ボクサー稲村。 まったく、ベタな設定です(笑) さらにさらに、優等生だが病弱なマネージャ丸野 なんとなく想像できてしまいます(笑) そして、ボクシングを通して、繰り広げられる、挫折と友情、二人の成長の物語りです。 また、物語の中では、アマチュアとプロのボクシングの違いや、ボクシングのテクニック、ボクサーの厳しさ、怖さも丁寧に語られています。 ストーリーとしては、およそ想像通りでベタなのですが、後半はぐっと胸が熱くなり、泣けてしまいます。 さて、上巻では、物語はゆっくりと進み、そう感動するところもありません。 鏑矢のちゃらんぽらんぶりや天才ぶり、木樽のひ弱さやボクシングを始めるきっかけとなるところが語られ、 ボクシング素人の英語女教師耀子がボクシングを理解していき、徐々に引き込まれていく。 しかし、上巻の後半からは一気に読み進めていきます。 そして、下巻。 ここから胸が熱くなるシーンが出てきます。 敗北と挫折、親友同士の対決、ライバルとの対決。いいです。青春です。 とくに、鏑矢の成長がよいです。真の男らしくなっているところが良いです。 今までのちゃらんぽらんからのGAPにぐっと来てしまいます。 またストーリとしても、最後の試合で終わらず、エピローグとしてその後が語られているのがとても良いです。 爽やかに余韻よく終われます。 ということで、全体的に爽やかにぐっと来るエンターテイメント作品です。 Amazonでみてみると、これも映画になっているんですね。
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高校ボクシングを通しての青春。昔はスポーツ青春モノと言えば漫画が一般的であったが知らぬ間に小説の一ジャンルになったようだ。最近読んだだけでも『武士道16/7/8』『風が強く吹いている』『サクリファイス』等々。積読にも10冊以上ある。先達としては夢枕獏がいるが、氏の作品はスポーツや...
高校ボクシングを通しての青春。昔はスポーツ青春モノと言えば漫画が一般的であったが知らぬ間に小説の一ジャンルになったようだ。最近読んだだけでも『武士道16/7/8』『風が強く吹いている』『サクリファイス』等々。積読にも10冊以上ある。先達としては夢枕獏がいるが、氏の作品はスポーツや青春の、そのまた先の【狂】を描いたものなので、かなり毛色が異なる。さて本作であるが一言で言えば、まっすぐな青春。嫌な人物が殆ど出て来ず展開もほぼ予想通りにも拘わらず、一気に読ませるのは著者の筆力のなせる技であろう。下巻への期待大! ボックス! 上 >> 初・百田尚樹。定石通り、デビュー作の『永遠の0(ゼロ)』から読もうかと思ったが、テーマが重いので、先ずは爽やか青春系?の本書で小手調べ。^^ 2012年03月24日
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市原隼人さん主演で映画化されていたりと ずっと読んでみたいと思っていた作品だったのですが、 下巻だけ古本屋で見つけたまま、ずっと保留にしてしまっていました。 知り合いが持っていたので上巻だけお借りしての読了です。 高校ボクシング部を舞台に 天才的な才能に恵まれつつも斑のある鏑矢...
市原隼人さん主演で映画化されていたりと ずっと読んでみたいと思っていた作品だったのですが、 下巻だけ古本屋で見つけたまま、ずっと保留にしてしまっていました。 知り合いが持っていたので上巻だけお借りしての読了です。 高校ボクシング部を舞台に 天才的な才能に恵まれつつも斑のある鏑矢(かぶらや)と、 同高校の進学コースに通う幼馴染で秀才・努力家の木樽。 性格やタイプの全く異なる2人の男子を軸に、 ボクシングを通じて闘いや挫折、友情などが描かれたスポーツ小説です。 ボクシングの歴史、プロとアマチュアの違い、 ルールや技の名前(ジャブ、フックetc)などが丁寧に記載されていて、 ボクシングについて無知である私にとっては とても有難い解説付き(笑)の小説になっていたので とても読みやすく、楽しみながら読めました。 …というのも、メインとなる2人の他に ボクシングど素人の英語教師(♀)が顧問になるという設定もあった為、 彼女が私の質問をストーリーの中で解決してくれました。笑 ストーリー展開もテンポ良く、読み始めたら止まらなくなってしまい、 上下巻をあっという間に読み終えてしまいました。 描写も細かく繊細で、試合展開を読みながら イメージを浮かべながら読んだりしていました。笑 エンディングも個人的には悪くなく、後味さっぱりなスポーツ小説です。
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ボクシングは全く興味ありませんでした。が、この本を読んでアマチュアボクシングのルール、そして、ボクシング用語を知ることができました。「アホでおちゃらけだが天才的ボクシングセンスを持つ鏑矢義平。彼の所属する恵比寿高校ボクシング部に幼馴染でいじめられっ子だった木樽優紀が入部した。優紀...
ボクシングは全く興味ありませんでした。が、この本を読んでアマチュアボクシングのルール、そして、ボクシング用語を知ることができました。「アホでおちゃらけだが天才的ボクシングセンスを持つ鏑矢義平。彼の所属する恵比寿高校ボクシング部に幼馴染でいじめられっ子だった木樽優紀が入部した。優紀には強くなりたい理由があった。。。」 初心者の優紀が、監督の教えに忠実に応えていきだんだん上手になっていくところは読んでいてワクワクします。やはり部活モノの本は面白い!下巻が楽しみです。自分でも、左ジャブ、右ストレート、左フックをやってみたりしました。これ、上半身と腰の運動になるから、痩せられるかも(^^;)
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借りて読んだ本.ボクシングの話なんて…,と思いながら読んでいましたが,意外に入り込みます.結末も良かった.
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