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自白 の商品レビュー

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39件のお客様レビュー

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2010/05/27

乃南 アサ「自白―刑事・土門功太朗 」 はじめて乃南 アサを読みました。 いままで、なぜか読む機会がなく一度は手にしたいと思っていました。作品が多いので、読むなら新巻の新シリーズからと思っていたら目にした作品。 とても読みやすく面白い作品でした。 主に逮捕後の取り調べ...

乃南 アサ「自白―刑事・土門功太朗 」 はじめて乃南 アサを読みました。 いままで、なぜか読む機会がなく一度は手にしたいと思っていました。作品が多いので、読むなら新巻の新シリーズからと思っていたら目にした作品。 とても読みやすく面白い作品でした。 主に逮捕後の取り調べ室での土門と犯人のやり取りが中心。いろんな犯人がいて、あの手この手で自白を促す様子を、軽妙ながら的確な表現力で描かれています。特に土門のキャラクターが、刑事部屋では堅実で信頼できるオヤジさん。お家でも昭和のいいお父さんで、読んでいてなごみます。 また「おとないを告げる」など女性作家としての表現力には、ハッとした後独特の柔らかさを感じてとても魅力的でした。 時代設定が昭和55年前後という微妙さも面白い。 日航機墜落、ホテルニュージャパン火災。その少し後に映画「E.T」公開、東京ディズニーランド開園というその真っ只中にいた私などは、そんな時代考証を読むだけで懐かしさがこみ上げてきました。 刑事ものとしては刺激が足りないと思われる向きもあると思いますが、落ち着いていて無理が無く妙にリアルなのが面白い、お勧めの作品です。 乃南 アサの作品をもう少し読みたくなりました。

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2010/05/21

4作品。 どれも、プロローグで犯人と犯行の概略が描かれています。 犯人はわかっていますが、土門刑事の人となりや、時代背景や、考え方なんかが、犯人の心情と絡んでおもしろく読めました。 土門刑事の推理物が読んでみたくなる1冊。

Posted byブクログ

2010/05/21

土門さんは足と勘を頼りに捜査する昭和の時代の古きよき刑事。心理描写や家族とのエピソードもよい。でも、1話目がいまいち。親の世代ならば描かれている時代背景を懐かしく読めるのかも。

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2010/05/22

直木賞作家、乃南アサさんの手による新シリーズがいよいよ開幕します。最近、犯罪報道のなかでDNA鑑定やプロファイリングといった言葉を頻繁に耳にするようになりました。しかし、犯人逮捕の鍵を握るのは、今も昔も、現場の刑事たちの経験と勘と情熱なのではないでしょうか。まさに「事件は現場で起...

直木賞作家、乃南アサさんの手による新シリーズがいよいよ開幕します。最近、犯罪報道のなかでDNA鑑定やプロファイリングといった言葉を頻繁に耳にするようになりました。しかし、犯人逮捕の鍵を握るのは、今も昔も、現場の刑事たちの経験と勘と情熱なのではないでしょうか。まさに「事件は現場で起きている」。主人公の土門功太朗は警視庁の刑事です。地道に小さな手がかりを拾い集め、それを繋ぎ合わせて事件解決につなげていく。昭和という時代を駆け抜けた名刑事の物語をぜひご堪能ください。

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2010/04/26

昭和の時代を舞台にした、連作短編集。 捜査の結果より、自白に重点を置いたなかなか珍しい警察もの。 主人公の土門は憎めない性格で、次シリーズが楽しみ。

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2010/04/24

警察物の短編集。昭和の時事ネタがちょこちょこ入ってくるんだけど、なぜ舞台を昭和にしているのかよくわからなかった。 この当時大人だった人が読めば懐かしかったりするのかな・・・

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2010/04/22

乃南アサの新シリーズの始まりです。 刑事・土門功太朗。 「落としの達人」と言われた男。 4編からなる短篇連作です。 その中で「また逢う日まで」だけが、 土門功太朗の新米時代の事件が描かれています。 昭和の高度成長期時代の刑事物です。 現場での場面よりも、 取調室での攻防が主に...

乃南アサの新シリーズの始まりです。 刑事・土門功太朗。 「落としの達人」と言われた男。 4編からなる短篇連作です。 その中で「また逢う日まで」だけが、 土門功太朗の新米時代の事件が描かれています。 昭和の高度成長期時代の刑事物です。 現場での場面よりも、 取調室での攻防が主になったストーリー展開です。 昭和の刑事を描くのなら、 もう少し人間くささを出して、人情ものにしてもよかったのでは?と思います。 ちょっと中途半端な感じがしました。

Posted byブクログ

2010/04/20

ミステリーかと想って読み始めたら違った。そりゃそうだ「自白」なんだから。 「アメリカ淵」「」渋うちわ連」「また逢う日まで」「どんぶり捜査」。連作で4編収録。 昭和の時代の刑事の物語。時代背景が懐かしすぎる…。(世代がばれる)

Posted byブクログ

2010/04/12

ミステリーかとばかり思って読み始めたら 特に謎解きやどんでん返しがあるわけでもなく 昭和の時事を盛り込んだ ある刑事の日常的物語で拍子抜け。 【図書館・初読・4/9読了】

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