更年期少女 の商品レビュー
表紙に惹かれて(松苗さん、大好き!)読んで、うわあだからこの表紙(と裏表紙)か、と納得。話のエグさとぴったり。でもエグいと言いつつも、彼女たちの気持ちや言動は分からなくもないかなあ・・・ それにしても、それまでは一人でひっそりと熱中していたものが、ネットのおかげで会ったこともな...
表紙に惹かれて(松苗さん、大好き!)読んで、うわあだからこの表紙(と裏表紙)か、と納得。話のエグさとぴったり。でもエグいと言いつつも、彼女たちの気持ちや言動は分からなくもないかなあ・・・ それにしても、それまでは一人でひっそりと熱中していたものが、ネットのおかげで会ったこともない同好の士とわいわいできるようになって・・・ってそれだけでもネットってありがたいなあと思っちゃう。
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なんか、すごい題名なんですけど~。 中身は極めて真面目な新本格系でした。 著者はメフィスト賞受賞者なんですね。納得です。いかにもな創りです。 オタク系のゴシックなおばさん達の集い、あり得なくもなさそうなだけに、ちょっと怖い設定ですが、各々が抱えるのは極めて現代的な、DVや、家族と...
なんか、すごい題名なんですけど~。 中身は極めて真面目な新本格系でした。 著者はメフィスト賞受賞者なんですね。納得です。いかにもな創りです。 オタク系のゴシックなおばさん達の集い、あり得なくもなさそうなだけに、ちょっと怖い設定ですが、各々が抱えるのは極めて現代的な、DVや、家族との確執という問題。 一気に読めました。この本て男性に読ませたくない感じの女のドロドロなんですが、男性から借りました(笑)
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池袋のフレンチレストランに集まったのは、往年の人気少女漫画「青い瞳のジャンヌ」をこよなく愛する「青い六人会」。無様に飾り立てた中年女性たちが、互いを怪しい名前で呼び合い少女漫画話と噂話をするだけの定例会だったはずが...。いつのまにやらメンバーの度重なる失踪、事故死、腐乱死体発見...
池袋のフレンチレストランに集まったのは、往年の人気少女漫画「青い瞳のジャンヌ」をこよなく愛する「青い六人会」。無様に飾り立てた中年女性たちが、互いを怪しい名前で呼び合い少女漫画話と噂話をするだけの定例会だったはずが...。いつのまにやらメンバーの度重なる失踪、事故死、腐乱死体発見!ヒロインになりたい女たちの、暴走ミステリ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
怖いおばちゃん達のお話です。 男性には絶対読ませたくない(笑) 女って内容は色々あるだろうけど どこか「少女趣味」なことを引きずってると思うんですが この物語は「少女漫画」の世界に激しく心酔している 40代~50代の女性達のお話。 展開がすごくって「あらあら」って感じで読めます。
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読了、点数付けにくいよ~と思いつつも60点。 ** 当時小学生女子の中で圧倒的な支持を受けながら突然の最終回からの打ち切りに終わった「青い目のジャンヌ」。 連載から、ん十年経ち当時の少女達が更年期に差し掛かろうかとする今、とあるファンクラブでは、「青い六人会」と言われる幹部会が...
読了、点数付けにくいよ~と思いつつも60点。 ** 当時小学生女子の中で圧倒的な支持を受けながら突然の最終回からの打ち切りに終わった「青い目のジャンヌ」。 連載から、ん十年経ち当時の少女達が更年期に差し掛かろうかとする今、とあるファンクラブでは、「青い六人会」と言われる幹部会が開かれている。 子育て、親の介護、自身の性癖など問題を抱えつつも、未だに「青い目のジャンヌ」に夢中な方達の結末は如何に… ** 真梨さんの作品としては、私は『殺人鬼フジコの衝動』(http://booklog.jp/asin/4198626472)以来の2冊目。 真梨さんの作品、相変わらず黒い、黒いです、そして扱っているネタが非常に痛い、痛過ぎる。 女性じゃないから分からないことが多いとは言え、何と言いますか笑えない。 10年前ぐらいならあははと笑えたのかも知れないけども。。。 悪意を描くと言えば、最近だと湊かなえさんあたりが思い出されますが、そちらと比較すると圧倒的にドロドロしてる。 それとより鋳型的な不幸話が多いのも印象的でしょうか。 作品は最初にH.Nエミリー視点で「青い六人会」の紹介から入り、次の章から基本的には一人称になった人物の視点から本人の抱える問題が語られる、まぁ有り勝ちと言えばその通りではありますが。 どうでもいいけど最初、「青い六人会」の紹介を読んだ時には何故か『おにいさまへ』のソロリティ(だっけ?)を思い出した。通じる部分もあるのかな。 一応ミステリーとしてはあるトリックが重要な役割をしていますが、こちらは正直パッとしないと言うか中盤に差し掛かるあたりでひょっとしたらと思い、 序盤からペラペラ捲ってみるとそうなんだろうなという印象。 中盤の段階でわかっちゃったからこそ、読者としてはきっとラストに自分の気付かなかったもう一捻りがあるんだろうと思って読み進めては見たけれど、予想したまま終了でした。 ちょっと残念、ただ作中で語られる人物関係が非常に思わせぶりで実はこうでした、的な何かが書かれてる気がしないでもないんですが。 個人的にはたまにこういうのを読むには楽しいんですが、本当にたまにで十分という印象ですし、面白かったから読んでみなよと人に薦めるのは躊躇われる一冊でした。
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痛々しい「下妻物語」かと読み進んだら、福岡保険金殺人が元ネタの展開になっていた。冒頭の雰囲気の持っていき方はすごく良かった。後半の人物の闇の描き方はあっさり。もっと抉り取るような所も読みたかったかな。
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おばさんたちの暴走ぶりに、小説というよりドラマか漫画むきと思っていたらまさかのどんでん返し!!このラストは活字じゃなきゃ無理だな。 さらっと読めて娯楽作品としてはお勧めです。 ま、買うほどじゃないけど…
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池袋のフレンチレストランに集まったのは、往年の人気少女漫画「青い瞳のジャンヌ」をこよなく愛する「青い六人会」。無様に飾り立てた中年女性たちが、互いを怪しい名前で呼び合い少女漫画話と噂話をするだけの定例会だったはずが…。いつのまにやらメンバーの度重なる失踪、事故死、腐乱死体発見!ヒ...
池袋のフレンチレストランに集まったのは、往年の人気少女漫画「青い瞳のジャンヌ」をこよなく愛する「青い六人会」。無様に飾り立てた中年女性たちが、互いを怪しい名前で呼び合い少女漫画話と噂話をするだけの定例会だったはずが…。いつのまにやらメンバーの度重なる失踪、事故死、腐乱死体発見!ヒロインになりたい女たちの、暴走ミステリ。(「BOOK」データベースより) 松苗あけみさんの表紙に惹かれてジャケ借り。 いやー、確かに暴走ミステリだったよ! かつて美しき漫画を愛した少女たち。 彼女たちがアラフォー、アラフィフなオタクとなったとき、事件は密やかに始まるのです。 割と中身はベタなんだけど、のめりこんじゃいましたねー。 OTAKUの情熱ってすげえ・・・!と唸らされる作品です。
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不幸続きの話でも最後にひとり笑う人間がいると 読後感が悪くないとわからせてくれた本。 うう~へんなじめっとした嫌な女を書かせたら右に出るものいないのでは。
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