ハイドラ の商品レビュー
金原作品を読むのは二度目。 「蛇にピアス」のほうが好きな気がする。 けど、読むタイミングによるのかもしれないとも思う。 今の私には早希は理解できない。 そこまで分かってるのに何故離れられないの? いらいらしてしまう。 松木さんはすき。 でも、私はどちらかと言えば早希に近いん...
金原作品を読むのは二度目。 「蛇にピアス」のほうが好きな気がする。 けど、読むタイミングによるのかもしれないとも思う。 今の私には早希は理解できない。 そこまで分かってるのに何故離れられないの? いらいらしてしまう。 松木さんはすき。 でも、私はどちらかと言えば早希に近いんだろう。 同族嫌悪? 松木さんみたいなまっすぐな人に惹かれる気持ち、死ぬほどわかる。 なのに何故、新崎から離れられないの!? あーもう。 この小説は、新しいものを読んでいる感じが全くしなくて、それは、私自身が普段から考えてることと一致するからなんだと思う。 誰かを頼りに生きること。自立すること。 いっつも考えてるもの。 この小説から新たに得たものは、拒食っていうある意味狂ってる行為をする心境。 それくらい。 あとは、同族嫌悪っぽいいらいら。 うーん、でも、なんとなく、金原作品はまた読んでしまうんだろうとも思う。 なんか、心配になったり呆れたりしちゃう友達としゃべってる感覚に似てるかも。
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彼が撮りたいのは、 人が人の要素を失っていく過程。 早希はそれに答応えるために不自然な拒食をつづける。 そして、松木と出会い 本来の笑顔も取り戻す。 なのに― 早希は彼の元へ戻る。
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なぜか読んでしまう金原作品二作目。 やっぱりこの世界観わからなかった。 おとこに嫌われないように生きる女。 拒食症にまでなって、被写体としてのじぶんを 非人間的、無機質に見せようと、カメラマンである 男の思いのままに生きる女、到底理解できない。
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金原ひとみが久しぶりにちょっと面白いと感じた。 今回も「世間」とはハズれている女の子の話だけど、新崎さんに気持ちが届かないとことか、共感できる部分があって、ドキッとした。 でも、早希の内面の描写にもの足りなさを感じてしまったのも事実。 リツくんや美月を主人公にしてのストーリー...
金原ひとみが久しぶりにちょっと面白いと感じた。 今回も「世間」とはハズれている女の子の話だけど、新崎さんに気持ちが届かないとことか、共感できる部分があって、ドキッとした。 でも、早希の内面の描写にもの足りなさを感じてしまったのも事実。 リツくんや美月を主人公にしてのストーリーもアリかも。 これまでの作品でも、拒食症とかのシーンが出てきてたし、金原さんもそんな一面があるだろうと思った。 多くの人はそれをネガティブに捉えるだろうけど、作品に活かしているというのは才能なんだろうな。
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拒食症のモデルが、 恋人の冷徹なカメラマンと、 優しく真直ぐに生きる歌手との間で揺れる様子を描く作品。 物語性が強く読みやすいうえ、 登場人物たちの捕らえどころのない性格が魅力的です。
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10/05/02読了 「美月」って名前が出てくる小説ってこれで幾つ目だろう。そんな使いたくなる名前なのかな。
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さすが芥川賞受賞しただけの腕はある。ただ、字が大きくページが少ないのが好みではなかったが、内容としては、今を生きるいわゆる今時の若者の情緒不安定なところがわかりやすく表現されていると思う。と同時に、著者のココロの闇を感じる所に青くささも感じてしまう。
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恋愛をしていない恋愛小説とでも言っておこうか。 ヒロインにとって、男は噛み吐きする食物と同じ。 それでも食わずにはいられないってとこ?
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表紙が美しかったです。重い仕事がやっと終って、なんとか本の感想を書く余裕ができた。ずっとモニタに向き合ってるから。なんだかもういやでねえ。つうか、全然本の感想になってないし。いちばん気になったことは、アトガキをかいていらっしゃる瀬戸内先生が「松本」とロッカーの名前を間違えているこ...
表紙が美しかったです。重い仕事がやっと終って、なんとか本の感想を書く余裕ができた。ずっとモニタに向き合ってるから。なんだかもういやでねえ。つうか、全然本の感想になってないし。いちばん気になったことは、アトガキをかいていらっしゃる瀬戸内先生が「松本」とロッカーの名前を間違えていること。「松木」だよ。どうして、編集者はつっこんでうやらんのか?というか、原稿変えちゃだめなのか。というか、それすらも瀬戸内先生の味なのか。金原さんの本はいつも主人公が美人なんだなあと思う。やはり、食べものに対する書き方がグッと迫ってきます。食べ吐きとかしたことはないけれど。自分の居場所がどんどんなくなる感じ。不快と快がわからなくなる感じが透明感を持ってうまくかけているなあと。
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私が読んだのは文庫本だけど、解説が瀬戸内寂聴さんで驚いた。 金原ひとみさんが私の二つ下で、何より子供がいることにも驚いた。
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