料理の四面体 の商品レビュー
「火・水・空気・油」の四要素から、全ての料理の基本を語り尽くした名著とのこと。会社へ持ってくお弁当を作る参考にしよう。 books221
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草野心平創案のゴマ油粥をやってみよう。生コメとゴマ油と水を、1:1:15の割合で、フタをして二時間。
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料理の一般原理を見つけ出そうとする本。まず、アルジェリア式羊肉のシチューから豚の生姜焼きまでが、本質的に一つの料理であることを紹介していく。その後同様に、ローストビーフとアジの干物、刺身とサラダなど様々な料理を、焼く、炒る、煮るといった工程から共通項を見出していく。そして最終的に...
料理の一般原理を見つけ出そうとする本。まず、アルジェリア式羊肉のシチューから豚の生姜焼きまでが、本質的に一つの料理であることを紹介していく。その後同様に、ローストビーフとアジの干物、刺身とサラダなど様々な料理を、焼く、炒る、煮るといった工程から共通項を見出していく。そして最終的に火、空気、水、油で書いた四面体で料理の構造が出来上がるという結論に至る。 料理を体型的に考えることで、美味しく作るコツからアレンジ方法まで理解することができる。料理を作りたくなる本。
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5/8 読了。 石井好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」を読んで以来、お料理エッセイをよく読むようになった。中でもこの本は料理の基礎、というか料理という概念自体を、具体的な調理法を解説しながら解きほぐす画期的な本である。平易な表現で美味しそうな食べ物の話を読んでいるうちに...
5/8 読了。 石井好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」を読んで以来、お料理エッセイをよく読むようになった。中でもこの本は料理の基礎、というか料理という概念自体を、具体的な調理法を解説しながら解きほぐす画期的な本である。平易な表現で美味しそうな食べ物の話を読んでいるうちに、「人類にとって料理とは何なのか」がわかった気になれた。おなかすいた!
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各国の料理を貫く共通項を考えるテキスト。ステーキはサラダである、というのは極論だとしても、仮設論考としてとても面白い。
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いやはや、玉村豊男ときたら。 料理の原理は簡単だ、火/水/油/空気の四つだけ、と言う。アルジェリアの砂漠で鍋ひとつで作る料理と、三ツ星レストランの厨房で丁寧に作られる料理が同じだ、と分析してみせるその筆力、説得力。 見る目がある。原理と適用、理屈と実際、抽象と具体、基礎と応用、根...
いやはや、玉村豊男ときたら。 料理の原理は簡単だ、火/水/油/空気の四つだけ、と言う。アルジェリアの砂漠で鍋ひとつで作る料理と、三ツ星レストランの厨房で丁寧に作られる料理が同じだ、と分析してみせるその筆力、説得力。 見る目がある。原理と適用、理屈と実際、抽象と具体、基礎と応用、根幹と枝葉。その両方を自由自在に行き来して、知っていたハズの事柄の知らなかった一面を見せてくれる。鮮やかに。 書く力がある。そんな風に言われたらトロける、、、言葉の愛撫を受けている気がしてくる。 "煮るというのは、要するに肉を、汁なしではなく、なんらかの容器に汁とともに入れてその汁の中で火の営みを授かる方法である。(p.42-43)" "彼は料理という途方もなく奥深い宮殿の門前に立っていた(p.125)" "一億五〇〇〇万キロメートル離れた天火(p.126)" (太陽による天日干しのこと) 念のため。本人も書いているが、原理が簡単なことは料理(調理という作業)が簡単ということではない。でも、そそられる。基本を押さえれば、後の応用は貴方次第なのだ、と著者はささやく。ゴクリ。
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料理を、どんどん分解してプリミティブな部分だけを残すと、どんな料理も「生」「空気」「水」「火」「油」を頂点とした四面体で表すことができる。 男性らしい、発想。科学っぽい視点で分析。 「すっぽん煮」という料理を初めて知った。 「焼き豆腐のすっぽん煮」、「焼きナスのシリア風」は作っ...
料理を、どんどん分解してプリミティブな部分だけを残すと、どんな料理も「生」「空気」「水」「火」「油」を頂点とした四面体で表すことができる。 男性らしい、発想。科学っぽい視点で分析。 「すっぽん煮」という料理を初めて知った。 「焼き豆腐のすっぽん煮」、「焼きナスのシリア風」は作ってみようと思う。
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「男子厨房学入門」に先立つ、著者オリジナルの料理解体書。 詳細な内容を理解していくのは、少々骨が折れるが、 分析の視座をおおざっぱに理解すれば、料理の楽しさが広がる。 レシピ本ばかりの料理本の中で異色であるけれども ヘタなレシピ本を多く集めるより、よほど実際の料理に役立つ。 ...
「男子厨房学入門」に先立つ、著者オリジナルの料理解体書。 詳細な内容を理解していくのは、少々骨が折れるが、 分析の視座をおおざっぱに理解すれば、料理の楽しさが広がる。 レシピ本ばかりの料理本の中で異色であるけれども ヘタなレシピ本を多く集めるより、よほど実際の料理に役立つ。 もちろん、読んだだけで料理がうまくなることは決してない。 けれども、末永く料理作りを楽しもうと思う方には必読だと思う。
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世界各国の料理というものを最も原始的な"焼く""煮る"などのレベルにまで簡略化して研究した本。…と書くとなんだかすごそうですが、「刺身もサラダも結果的には生ものを合えただけ」とか「フランス料理もアルジェリアの田舎のシチューもやってることは一...
世界各国の料理というものを最も原始的な"焼く""煮る"などのレベルにまで簡略化して研究した本。…と書くとなんだかすごそうですが、「刺身もサラダも結果的には生ものを合えただけ」とか「フランス料理もアルジェリアの田舎のシチューもやってることは一緒」という極論はいろいろな料理を作る人には面白いんじゃないかと思います。肩肘張って作るよりおいしいものが食べたい料理好きの方におすすめです。
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