現代の金融入門 の商品レビュー
金融の入門書とされる。経済学部の学生や銀行など金融機関に勤める予定の方は一読をすすめる。金融取引、銀行システム、中央銀行、金融規制、デリバティブなど金融について学ぶ上で触れておくべき事柄について網羅されている。
Posted by
金融の入門書とされる新書。入門書だが…、文体が少し小難しい印象だ。何というか、回りくどいと言うか、悪い意味で文系的な文章というか、私は少し合わなかった。 ただ、章の構成や中身はある程度理解できた。他の媒体で前提知識を得ているからかもしれないが。 金融…と言うよりマクロ経済な話題と...
金融の入門書とされる新書。入門書だが…、文体が少し小難しい印象だ。何というか、回りくどいと言うか、悪い意味で文系的な文章というか、私は少し合わなかった。 ただ、章の構成や中身はある程度理解できた。他の媒体で前提知識を得ているからかもしれないが。 金融…と言うよりマクロ経済な話題と感じた。「金融取引とは」から始まり、「金融政策の目的」なんてまさにマクロ経済だと思う。そこから「株主と企業」や「規制監督」などに話題が広がっていく。 新書なので通勤時に読むのに丁度良かった。星3つ評価にしておく。
Posted by
【目次】 第1章 金融取引 第2章 銀行システム 第3章 金融政策と中央銀行 第4章 資産価格とそのバブル 第5章 日本の企業統治 第6章 金融機能の分解と高度化 第7章 金融規制監督
Posted by
「金融」に関する入門的な解説書。 新たな知見を得られるというよりも、既知の知識を体系的に整理し、深めることができた、という点でたいへん有益でした。 [新版]への改版時期がサブプライム問題に端を発する世界的金融危機と重なったこともあり、「金融取引」「銀行システム」「金融政策と中央銀...
「金融」に関する入門的な解説書。 新たな知見を得られるというよりも、既知の知識を体系的に整理し、深めることができた、という点でたいへん有益でした。 [新版]への改版時期がサブプライム問題に端を発する世界的金融危機と重なったこともあり、「金融取引」「銀行システム」「金融政策と中央銀行」といったプリミティブな金融論だけでなく、「資産価格とそのバブル」「金融機能の分解と高度化」「金融規制監督」といった極めて現代的なテーマにも紙幅が割かれています。 「日本の企業統治」という、一見「金融」とは直接関係にないテーマも取り上げられているのが興味深かった。 そこで解説されているのは、市場か規制かという近視眼的な二者択一ではなく、市場的政策により効率を高めつつ、情報の非対称性や外部経済などの市場の失敗に対しては合理的な規制であたるべし、という極めて常識的な議論であります。 制度設計、政策選択にあたっては、それが誰に対してどのようなインセンティブを与えるのか、いかなる弊害(モラルハザードなど)を生ぜしめる結果をもたらすのか、といったことについての冷静な分析こそが必要である。 中央銀行の金融政策や、金融工学に触れた部分など、もう少し深く突っ込んで欲しかった感はありますが、このあたりは「あとがき」にも一部紹介されているように、他の専門書にて学ぶべきなのでしょう。
Posted by
すごい本だった。 まさに「金融入門」の名にふさわしい。 容易な内容ではないが、平易な文であるので、もうじっくりと一度読み返してみたいと思う。 最近読みかじった金融の本が全く理解できなかったので、改めて勉強し直す。 (目次) 第1章 金融取引 第2章 銀行システム 第3章 金融...
すごい本だった。 まさに「金融入門」の名にふさわしい。 容易な内容ではないが、平易な文であるので、もうじっくりと一度読み返してみたいと思う。 最近読みかじった金融の本が全く理解できなかったので、改めて勉強し直す。 (目次) 第1章 金融取引 第2章 銀行システム 第3章 金融政策と中央銀行 第4章 資産価格とそのバブル 第5章 日本の企業統治 第6章 金融機能の分解と高度化 第7章 金融規制監督
Posted by
第1章 金融取引 第2章 銀行システム 第3章 金融政策と中央銀行 第4章 資産価格とそのバブル 第5章 日本の企業統治 第6章 金融機能の分解と高度化 第7章 金融規制監督 著者:池尾和人(1953-、京都市、経済学)
Posted by
基礎的な金融に関する知識が網羅的に整理されている。初学者には理解が難しい箇所もあるが、金融の全体像を把握するには役立つ。
Posted by
★前半、何となく分かったつもりになっていたことが、はっきりと分かる喜びがあった。しかし後半はそれでも分からないことも多く、自分の勉強不足を恥じるしかなかった。
Posted by
2010年に刊行された、同名の著書の新版となるものです。 内容としては、銀行制度の仕組みから金融商品の解説まで、基礎的な知識を網羅した入門書となっています。 2008年のリーマンショックとそれにより浮き彫りになった金融市場のリスク・問題にも触れています。 金融論を学んでいるため...
2010年に刊行された、同名の著書の新版となるものです。 内容としては、銀行制度の仕組みから金融商品の解説まで、基礎的な知識を網羅した入門書となっています。 2008年のリーマンショックとそれにより浮き彫りになった金融市場のリスク・問題にも触れています。 金融論を学んでいるため、その予復習をかねて個人で勉強しようと思い、大学図書館から探し出しました。 目まぐるしく変化する金融を書籍で勉強するのには難しさがありますが、根本にある制度や一般的な考え方というのはそう変わるものではないため、このような体系的な本はありがたいです。 所謂金融の教科書よりは噛み砕いて書いてあり、同時に新書であるため携帯性も高く、がっちりした勉強が苦手な人にも向いているのではないでしょうか。 通勤・通学時間を使って電車で読むにはもってこいの一冊だと思います。
Posted by
しっかりと書かれている。新書だが、学術書を読んでいるような気分。金融について一歩踏み込んだ知識が得られた。
Posted by