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四十九日のレシピ の商品レビュー

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406件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2016/09/28

家族は血の繋がりだけでは無く心で繋がる物だとそっと教えてくれる物語。良平の再婚相手、乙美の突然の死。その上、娘の百合子まで離婚の危機で良平の元へ戻ってくる。そして乙美が残した「四十九日のレシピ」。自分の四十九日は立食パーティーにして欲しいとレシピに書き残した乙美。レシピが招いた、...

家族は血の繋がりだけでは無く心で繋がる物だとそっと教えてくれる物語。良平の再婚相手、乙美の突然の死。その上、娘の百合子まで離婚の危機で良平の元へ戻ってくる。そして乙美が残した「四十九日のレシピ」。自分の四十九日は立食パーティーにして欲しいとレシピに書き残した乙美。レシピが招いた、ピンチヒッターのイモトとハルミの存在に気持ちも緩む。百合子は子供がいない事ばかりにとらわれていたが「テイクオフボード」、つまり跳び箱の踏切板になって、人を高く飛ばせる存在になる事も出来るのだ。自分が高く飛ぶだけが人生では無い。家族の立ち直りの処方箋を残してくれた乙美。夫と継子への愛が詰まっていた。

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2016/09/19

レビューや題名からも絶対にお涙頂戴モノだとは知りつつも、意外と爽やかな読後感にスッキリ。 一人一人のこれからの幸せを祈りたくなる。特に浩之の女の息子と娘は将来が心配。百合子のことを思うと浩之とやり直せて良かったと思うけれど、結局アメリカ人と結婚したとかいう亜由美の今後は悪い予感し...

レビューや題名からも絶対にお涙頂戴モノだとは知りつつも、意外と爽やかな読後感にスッキリ。 一人一人のこれからの幸せを祈りたくなる。特に浩之の女の息子と娘は将来が心配。百合子のことを思うと浩之とやり直せて良かったと思うけれど、結局アメリカ人と結婚したとかいう亜由美の今後は悪い予感しかしないw 2016/09

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2016/09/06

最後には号泣してた。 物語に出てきたラーメンを同じように作ってみました。 ほっと温まるレシピ。 NHKでもドラマがあったので、それを見てまた本を思い出して泣きました。 何度も読みたくなる一冊です。

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2016/08/23

友人が貸してくれた1冊。 寝る前に少しだけ、、、。と思っていたらページを捲る手が止まらなくなってしまった。 帯に、 「わたしがいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように。」とある。 お涙ちょうだいな感じかなと訝りながら読み進める 笑 けれども 押し付けがましい悲しみや喪失...

友人が貸してくれた1冊。 寝る前に少しだけ、、、。と思っていたらページを捲る手が止まらなくなってしまった。 帯に、 「わたしがいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように。」とある。 お涙ちょうだいな感じかなと訝りながら読み進める 笑 けれども 押し付けがましい悲しみや喪失感はまるでなく、 ユーモアと温かさに満ちている。 同時に、 生活するということにはある程度のスキルが必要だと思う。 炊事、洗濯、掃除、金銭管理、買い物、、、。 当たり前かもしれない。でもそれは当たり前の営みのある生活をしてきたから。そうだとは限らない人生を歩む人もいる。トリックスター的な役割で登場した井本の存在はそういった事実も示唆しているのではないかなと。

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2016/05/20

図書館で。 最後にうるっと泣かされました。 後悔先に立たずってことわざがありますが本当にそうだよなぁって思うこと、たくさんあります。作中の百合っちのお姑さんも嘆いてましたが「何でこうなっちゃったんだろう」って思うことも。ボタンの掛け違えでもなんでも現実の生活は、時間は進んでいく...

図書館で。 最後にうるっと泣かされました。 後悔先に立たずってことわざがありますが本当にそうだよなぁって思うこと、たくさんあります。作中の百合っちのお姑さんも嘆いてましたが「何でこうなっちゃったんだろう」って思うことも。ボタンの掛け違えでもなんでも現実の生活は、時間は進んでいく一方だし昔に戻ることもできない。でもだからこそ足跡のーとじゃないですが過去を思いだして笑い話にすることもできるんでしょうね。 取りあえず優しい人が多くてホッとする話でした。愛人さんの所は大分取って付けたような終わりだったような気もしますがまあまるっと納まってよかったのではなかろうかと。亀とハルミちゃんが良いですね。

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2016/05/19

うーん。うん。んんんー。 キョンキョンの書評集を読んで読むことにした本。キョンキョンはなんてゆってたかな。

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2016/05/04

やっと読むことができました。 心があったまる…とか号泣した…とか の感想が多いのはわかるのですけど… 百合子やお父さんが今後どうやって生きていくのかよりも、亜由美の息子のカイトと産まれてくる娘の行く末が心配でならない。

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2016/03/30

一時期図書館で何十人と予約待ちだったのが普通にあったので借りてきました。 うん、確かに面白いし温かい。 でも不倫相手の女のキャラが強烈すぎてそればかり頭に残ってしまった・・・他の方のレビューを読んで「そうそう、そうだった」と思い出すくらい・・・ 実写も気になるけど井本がガングロキ...

一時期図書館で何十人と予約待ちだったのが普通にあったので借りてきました。 うん、確かに面白いし温かい。 でも不倫相手の女のキャラが強烈すぎてそればかり頭に残ってしまった・・・他の方のレビューを読んで「そうそう、そうだった」と思い出すくらい・・・ 実写も気になるけど井本がガングロキンパじゃないのね。そこ結構大事な気がするんだけど。

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2016/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初から最後の手前まで面白かった。 乙美に井本、ハルミがそれぞれ本当に良いキャラで、四十九日という時間を通して父娘が立ち直っていくさまはどこまでもあたたかかった。不倫や不妊とい重いテーマを差し込んだにもかかわらず、他のシーンのおかげで優しい印象が残ってる。 …ただ最後だけがどうにものみこめない。相手の連れ子とはいえ、小さな子供を外に放り出して流されるままに妊婦と「いたす」ような男に、どんなに純愛ぶられてもちょっとぴんとこない。百合子は本当にその結論でよかったのかしら…。

Posted byブクログ

2016/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

熱田家に後妻に入った乙美が亡くなり悲しみに暮れる夫の良平と、結婚したが離婚覚悟で家に戻ってきた娘の百合子。 2人の前に突如現れたガングロ金髪の女の子、井本とブラジル青年ハルミのおかげで2人は徐々に元気を取り戻していく。 心あったまる展開で最後はそれぞれの明日へ希望を持てるような終わり方だった。 途中に時々登場する川の存在が色んな意味での境界線として描かれていたのが心に残った。

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