春を嫌いになった理由 の商品レビュー
フリーターの秋川瑞希は、テレビプロデューサーの叔母から、霊能力者・エステラの通訳兼世話役を押しつけられる。嫌々ながら向かったロケ現場。エステラの透視通り、廃ビルから男性のミイラ化した死体が発見された!ヤラセ?それとも…。さらに、生放送中のスタジオに殺人犯がやって来るとの透視が!?...
フリーターの秋川瑞希は、テレビプロデューサーの叔母から、霊能力者・エステラの通訳兼世話役を押しつけられる。嫌々ながら向かったロケ現場。エステラの透視通り、廃ビルから男性のミイラ化した死体が発見された!ヤラセ?それとも…。さらに、生放送中のスタジオに殺人犯がやって来るとの透視が!?読み始めたら止まらない、迫真のホラー・ミステリー。
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結構新しい人だけど、この人の作品もいろいろ読んでます。 『ジウ』、『ストロベリーナイト』、『疾風ガール』とか。 それぞれ趣があって良い作品で、最近はいろいろ作風を変えて楽しませることに挑戦しているようなかんじがします。 この人は主人公のキャラクターを大事にしているようなかんじが...
結構新しい人だけど、この人の作品もいろいろ読んでます。 『ジウ』、『ストロベリーナイト』、『疾風ガール』とか。 それぞれ趣があって良い作品で、最近はいろいろ作風を変えて楽しませることに挑戦しているようなかんじがします。 この人は主人公のキャラクターを大事にしているようなかんじがしますが、その反面、主人公に力を入れ過ぎて、脇役をもう少し頑張れば、もっと良くなるかなぁ、と思う作品も多いですね。 まぁ初期の作品でそう感じるだけで、新しいのはもっとこなれてるのかな?ってかんじです。 この作品は、オカルト大嫌いなフリーターの女性が、仲の良い強引な叔母に超能力者の通訳をさせられて…、ってお話です。 超能力者が何を見つけてどうなるのか?その時、主人公は何を見るのか?っていう話が、別の話と並行して進行していって、目が離せません。 語り口が面白くて、ページを次々とめくっていってしまいます。 主人公の勘違いキャラや叔母さんの強引キャラも良いかんじです。 だけど、ブラジルから来た超能力者や、別進行で進んでいる物語の主人公のキャラがイマイチだったのが不満点でした。 そこんとこをもう少し改善したら、もっと面白くなるのになぁ、なのでした。 それでもこれは面白い小説です。 最近の作品はもう少し改善されてますので、益々目が離せない作家ですね。
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先が気になるからどんどん読めるけれど、読み終わった後、むなしくなる。この本を読んだ時間を返せ~!みたいな。 中途半端に非現実的で雰囲気が安っぽい。民放ドラマっぽい。
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ストロベリーナイト、ソウルケイジと読んで3冊目の誉田作品。読み終わりはスッキリ。いままでの疑問点をきちんと解説してくれる丁寧さが好き。姫川よかこの主人公の方が好きだなー。
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ざっとあらすじ。 主人公は26歳の瑞希という女性。 彼女は昔男に騙されて自費出版してから借金を背負い、自分はポルトガル語と英語が使えるのだというプライドからこの年まで就職できずにいる。 はっきり言って、プライドが高くて頑固で人を見下す癖がある、 そのくせいざという時はできないで...
ざっとあらすじ。 主人公は26歳の瑞希という女性。 彼女は昔男に騙されて自費出版してから借金を背負い、自分はポルトガル語と英語が使えるのだというプライドからこの年まで就職できずにいる。 はっきり言って、プライドが高くて頑固で人を見下す癖がある、 そのくせいざという時はできないできないと連発する、 あまり性格がよろしいとはいえない女性です。 その彼女がTV局で働く叔母に仕事を回してもらう。 叔母はプロデューサーで、超能力特番を持っている。 今回はエステラという超能力者が来日するのでその翻訳を瑞希に任せたいという。 とある事件がきっかけで霊能力や超能力の類を毛嫌いしている瑞希は、エステラに何度も助言されるがそれに聞く耳を持たない。 男性の幽霊が多く目撃されるという交差点に彼女とロケ隊が行くと、エステラは近くのビルに死体があると言い出す。 一方サイドストーリーが同時進行して、そちらは中国の貧しい村からひとやまあげようと密航してくる中国人兄妹の話。 この二つのストーリーが徐々にリンクして物語が進んでいく。 のがあらすじです。 あらすじの書き方にも表れているかもしれないんですが、私はこの主人公の女性が徹頭徹尾好きになれませんでした。 誰に助言されても「私は悪くない」「適当に誤魔化しておけばいいや」という逃げの姿勢を崩さない。 人としての誠意がなさすぎる。 なんでこういう人物を主人公においたのか理解に苦しみます。 成長モノですらないしなあ。 そしてミステリとしてどうか、ということですけど。 文章が読みにくいです。 はっきり言ってミステリを書くには筆力が足りないです。 説明部分の読みにくさが半端じゃない。 プロで、一度で理解できない文章を書くって逆に凄いですね。 案外と人間描写の方がリアルだったので、 このまま中国人青年が日本でどうのしあがっていくかのストーリーを作っていった方が多分面白かったんじゃないでしょうか。 それから、タイトルが全くこのタイトルである必要がない(笑) 季節が春だってことをせめてもっと作中で前面に出してくればよかったのに。桜の散る場面の一つもなかったですね。 『ストロベリー・ナイト』が話題になった作家さんだけにそこそこ期待していたんですが、もう二度とこの人の本は読まないと思います。
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タイトルだけ見ると、これまでと違うジャンル?? コメディタッチな軽いミステリーものかな~と思って 読んでみたらばグロさは相変わらずで、ストロベリーナイト、 ソウルケイジから入った誉田ミステリ好きの期待を裏切りません。 フリーターの秋川瑞希、霊能力者エステラなど魅力ある登場人物...
タイトルだけ見ると、これまでと違うジャンル?? コメディタッチな軽いミステリーものかな~と思って 読んでみたらばグロさは相変わらずで、ストロベリーナイト、 ソウルケイジから入った誉田ミステリ好きの期待を裏切りません。 フリーターの秋川瑞希、霊能力者エステラなど魅力ある登場人物。 色んな視点から話が進み最後に繋がるというストーリー展開は 好みが分かれるかもですが、誉田ファンには問題なさそう。 密航の場面がリアルです。 一気に読めるお話でした。
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誉田さんの2冊目。 なるほど、この人はグロい影のあるサスペンス要素と、 事件を追うドラマ要素を描くやり方は この人の形式なのか。 そうなると確かに面白かったけれども、 この人の他の作品と比べてしまうと、若干読み劣りしてしまう。 自分で自分の首を絞めたか。
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さまざまな視点で描かれていた話がつながっていくところは さすが、おもしろかったですね♪ グロもちゃんとありました(笑)
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初めて読んだ誉田さんの作品がこれだった。最初はなかなか内容が掴めなくてつまらないかなぁと思ったけど、最終的にはキレイにまとまっていた感じがした。密航の様子はけっこうリアルで怖い。
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警察ものぢゃないんだね。 しかし誉田作品独特のグロさ…今回は匂い立つ感じ…(*ω*;) 密入国のコンテナの件…やばい… いつも程ハマりはしなかったけど読みやすかった。
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