論点思考 の商品レビュー
自分の方法とほぼ一致。自分のアプローチの再確認という意味で有意義だった。単なるフレームワークの紹介文献が多い中、経験に裏打ちされた内容であり、共感性が高い。
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※このレビューにはネタバレを含みます
<メモ> ・提示された事象が、現象なのか問題点なのか論点なのか考える。 ・提示された論点を疑う。(なぜその論点を解くのか、考える。) ・最初からMECEで考えない。 (考えると時間が足りない) ・白黒形式で論点に当たりをつける。 →社内/社外 →短期/長期 →社内の一部/社内全体 →戦略/人格 ・答えがありそうな論点を解く。 →経営者のマインドセットが低いところ →今までタッチされていなかったところ →消費者目線で見ておかしいところ ・一次情報にあたる。(現場・お客様・競合の状況を観察・質問する) ・設定した論点が、解決でき・効果があり・実行できるのか考える。 ・人や立場によって、論点が異なることを意識する。 ・論点は時間とともに変わることを意識する。 ・似たような数値が並んでいるときは、別の観点(時代・地域等)から比較検討する。 ・どの企業にもありがちな問題点を検討しない。最も成果が目に見える問題を解決する。 ・相手の要求をそのまま受け取らない。相手の立場・状況等を考慮する。 ・論点のレベル感を揃える。 ・必ずしも大論点に最初に着手する必要はない。まずは中論点に着手し、会社を立て直してから大論点に着手する場合もあることを意識する。 ・プライベートと同様、仕事でも直感を大事にし、直感を論理化する。 ・1日1題、ニュースを読んで現象の問題点を考える。 ・与えられた論点以外に、別の論点(代替案)があるのではないかと意識する。 ・相手からの反論を論点明確化のチャンスと考える。 ・視野、視座、視点を変える。 視野:違う角度・エリア 視座:上司の立場 視点:逆から見る(小売店と消費者) 現場の視点 日常生活の視点 類似事例
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問題解決の一歩手間、「どれを問題と設定するか?」について書かれた本。 その道のプロも、結局この辺は、ロジックで詰めていくというより、どちらかといえばアート的、右脳的思考でやっているのね。。 しかし、そのほうが実感的には、受け入れやすいか。
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元BCG日本代表による、論点設定の重要性を説いた本。論点に対する問題意識を喚起してくれる本ではあるが、既に問題意識を有する者が方法論を学ぶには適しない。 というのも、紹介されている論点設定へのステップはやや一般化され過ぎており、同時に提示される成功の鍵も、突き詰めれば経験に帰す...
元BCG日本代表による、論点設定の重要性を説いた本。論点に対する問題意識を喚起してくれる本ではあるが、既に問題意識を有する者が方法論を学ぶには適しない。 というのも、紹介されている論点設定へのステップはやや一般化され過ぎており、同時に提示される成功の鍵も、突き詰めれば経験に帰するように読めてしまう。結果的として、正しい論点設定のための具体的なアクションが見えにくくなってしまっている。 一方、正しい論点設定の意義については事例に基いた説明がなされており、正しい問いに対しての感度向上には有用な本と言えるだろう。
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質問の繰り返しによって、筋の良い論点の仮説を生み出すことができる。 スムーズに解決法を導くには、あれもこれもと幅広く手をかけるより一つの的に絞り、正しい論点を探せるかどうかがカギとなるのだ。 「仮説思考」でも紹介されていた芋づる式アプローチは非常に有効な思考法と言えるだろう。 な...
質問の繰り返しによって、筋の良い論点の仮説を生み出すことができる。 スムーズに解決法を導くには、あれもこれもと幅広く手をかけるより一つの的に絞り、正しい論点を探せるかどうかがカギとなるのだ。 「仮説思考」でも紹介されていた芋づる式アプローチは非常に有効な思考法と言えるだろう。 なぜを繰り返すことによって真の論点を探り当てれば必然的に正しい解決法を引き出せる。 このアプローチの仕方は慣れないうちは難しく感じると思うがぜひ参考にしたいと思う。
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BCG内田氏の本。2010年。問題解決ではなく、問題設定について説明する本。解決よりも設定のほうが、より難しく、それゆえ重要である。正しい問題を見つけなければ、解決しても意味が無いため問題をクリアにして前に進む必要がある。 本書でのポイントはただひとつ、論点は何か、を考えること。...
BCG内田氏の本。2010年。問題解決ではなく、問題設定について説明する本。解決よりも設定のほうが、より難しく、それゆえ重要である。正しい問題を見つけなければ、解決しても意味が無いため問題をクリアにして前に進む必要がある。 本書でのポイントはただひとつ、論点は何か、を考えること。アプローチの仕方は人それぞれあるが、何が論点なのか、本当にそれが論点なのか、を常に念頭に置くことが大切である。 当然のことなので星3つ。
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【本書の肝】 ・本当の課題は何か。本当に実現したい最上位概念(論点)を洗い出す。 ・「なぜ」を繰り返す。相手が考えていることは、どこに位置するか。 ・視野(普段見ないもの)、視座(二つ上の上司)、視点(切り口)の三要素。 ・時間軸とパフォーマンス軸。短時間で一番効果があるものを実...
【本書の肝】 ・本当の課題は何か。本当に実現したい最上位概念(論点)を洗い出す。 ・「なぜ」を繰り返す。相手が考えていることは、どこに位置するか。 ・視野(普段見ないもの)、視座(二つ上の上司)、視点(切り口)の三要素。 ・時間軸とパフォーマンス軸。短時間で一番効果があるものを実行。 ・まずは、あたりつける。仮説をもってあたりをつける。 ・論点をいくつもだしてみて、構造化する。MECEでロジックツリー。 ・そのためにも、引き出しをたくさん持つ。他社、他業界事例を知っておく。 ・全て網羅しようとしない。あたりをつけて、トライ&エラーの繰り返し。 ・あたりをつける際には、SWOT、3C、PPM、ライフサイクル、etc…。 ・最後は、相手次第。本質的な、最上位では何を望んでいるのか。 ・相手をわくわく、どきどきさせられるか。相手の納得感が重要。
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問題解決のさらに上流となる問題設定に関する本。主張が一貫しており文章も非常に構造的にわかりやすい。 いろいろな点で学ぶところが多い名著だと思う。
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すらすらと読める内容だが、あまり構造的に整理されているとは感じ無かった。問題の定義が重要という視点では「問題発見プロフェッショナル」の方がおすすめ。
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どれだけ問題解決能力が高くとも 問題点(論点)の設定が間違っていては意思決定が間違った方に進む。 よって、問題を発見する能力同様に持ちあわせなければならないという内容。 「そもそもの論点はまず疑ってかかれ」 「論点(問題)なのか、現象(事実)なのかをはっきり区別しろ」 ...
どれだけ問題解決能力が高くとも 問題点(論点)の設定が間違っていては意思決定が間違った方に進む。 よって、問題を発見する能力同様に持ちあわせなければならないという内容。 「そもそもの論点はまず疑ってかかれ」 「論点(問題)なのか、現象(事実)なのかをはっきり区別しろ」 など、まあ内田氏らしい、BCGの一流コンサルタントによる問題発見講座といったところ。 実は、後半の心構えや実際に内田氏がどのように考えているかのところが肝かなーと。 フレームワークは利用するもので、積極的に使う人はBCGにはあまりいないことや 「視野・視座・視点」の考え方、 あるいは、メタ思考というか、似た事象に抱えている問題を投影するなど、 言われてみればその通りだけれども意識しないといけないなと思う点が凝縮されており、 ふとした時に読み直せば、また違った味わい方をできるのではないかと思います。 ただ、前半部分は、同様の書籍に書いてあることを、より鋭くといった感じだったので 同様の書籍を持っている人にとって目新しさは無いかと思います。
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