Nのために の商品レビュー
ドラマ(2014年)も観ましたが、久々に湊かなえ本を読了。 登場人物ごとのモノローグで話が展開され、事件の核心がわかってきます。 互いに相手を想ってるのにすれ違いがあり、、、というのがテーマかと。 唯一、安藤がドアのチェーンをかけた理由が不明でした。
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それぞれの愛の形が描かれていた。 人は他人には言えない何かを抱えている。 自分から見る自分と他人から見る自分に大きな差があると思った。
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タワーマンションで起きた殺人事件。 章ごとにそれぞれの「N」の目線で事件の真相が紐解かれていく。 この時のセリフや行動はここに繋がっていたのか、と思わされる場面が多く、読み返したくなる作品。 かなりサクサクと1日で読み終わりました。
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ひとつの事件が複数の人物の視点から語られていく。表に見えている事実とその裏にある思いは違って、それぞれが何かを抱えていて誰かを強く想っている。一気読みしたけど、最後はちょっと肩透かし感があったな。
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ドラマを見ていたからストーリーは知ってたし、 原作に忠実だったんだなあと思った 一人一人の心情描写が細かくて、一気に読める ただドラマなしに読んだ時に、細部まで理解できたかな?先に読んでみたかったなあと思った
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登場人物が全員、Nがイニシャルで、 どこが、どのように繋がるのか考えながら読みましたー。 でも、なんとなく、どんでん返し的なものはなく、 ちょっと拍子抜けしちゃいましたー。 もっと、「あっ!?」と驚くのを期待していました…。 ボロボロのアパートに住んでる人たちが、 台風をきっか...
登場人物が全員、Nがイニシャルで、 どこが、どのように繋がるのか考えながら読みましたー。 でも、なんとなく、どんでん返し的なものはなく、 ちょっと拍子抜けしちゃいましたー。 もっと、「あっ!?」と驚くのを期待していました…。 ボロボロのアパートに住んでる人たちが、 台風をきっかけに仲良くなる。 島育ちから、大学進学をもとに東京へ!! いろいろな野心をもとに、資産家と仲良くなるが、 その資産家夫婦が殺される。 果たして真実は…。 的な話でしたー笑
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題名、「Nのために」、なるほど。 作中に登場する複数人の証言がカチッと音を立てながら、パズルのピースを埋めていくかように、一つの事件を立体的に明らかにしてゆく。決して矛盾が生じることのない時期列構成によって、事件の様相は常に秩序を保って見える。ちょうど万華鏡を回して見える景色に正...
題名、「Nのために」、なるほど。 作中に登場する複数人の証言がカチッと音を立てながら、パズルのピースを埋めていくかように、一つの事件を立体的に明らかにしてゆく。決して矛盾が生じることのない時期列構成によって、事件の様相は常に秩序を保って見える。ちょうど万華鏡を回して見える景色に正解がないように。また、所々に散りばめられた伏線とその回収、登場人物同士の複雑な関係性とキャラ設定は圧巻の一言。どういう頭の使い方をすればこんな物語を思いつくのだろう。ぱっと浮かぶのだろうか、それともじっくり煮詰めて考えるのか。 【補足】自分は最初のパートの「ー十年後ー」の部分を読み飛ばしてしまって(文章としては読んではいたのだが記憶していなかった)ため、最後の杉下の告白が一発で理解できなかったのが悔しかった。
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ひとつの物事をそれぞれの視点から描く、湊かなえらしい作品。もっと人物像の深掘りをしても良かったかなと思う。最後の終わり方は、ちょい疑問。
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虐待をされる・するという過去や現在の状況を持っている登場人物の関係が重なって来る物語だが、虐待が愛の行為という倒錯した思いが底流に流れているようで、その点はついていけませんでした。 読み終わった直後には、一体誰がどのNのために行動したのか再度考え直してみないと理解できなかった。 ...
虐待をされる・するという過去や現在の状況を持っている登場人物の関係が重なって来る物語だが、虐待が愛の行為という倒錯した思いが底流に流れているようで、その点はついていけませんでした。 読み終わった直後には、一体誰がどのNのために行動したのか再度考え直してみないと理解できなかった。 またその考えてみた解釈があっているのかまだ自信が無く、スッキリしない思いが残ってしまいました。
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ひとつの出来事をそれぞれの視点から過去を交えながら展開されていく構図はすごく面白かった。 視点が変わるとものの見方が真逆になることもあり、ここでは改めて「愛」について考えさせられた。 各人の意見に共感できるからこそ、どう考えるべきなのか、自分の中でちゃんとした結論が出せなかった。...
ひとつの出来事をそれぞれの視点から過去を交えながら展開されていく構図はすごく面白かった。 視点が変わるとものの見方が真逆になることもあり、ここでは改めて「愛」について考えさせられた。 各人の意見に共感できるからこそ、どう考えるべきなのか、自分の中でちゃんとした結論が出せなかった。 普段から視野を広く、斬新に、出来るだけ多くの人の気持ちを汲めるように物事を捉えられる人になりたいと思った。
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