Nのために の商品レビュー

湊かなえ【著】

2023/09/22

タイトルの意味、「誰だろう？」と考えていたのですが、「みんな」だったのですね。また、それぞれが、なのですね。

タイトルが秀逸、それも含めて読後に再び感動しました。

ドラマ版も観てみたいな。

2023/09/06

愛されている痕。
隠すことでないのなら堂々としていればいいが、歪んだ思想だと全てが疑わしくなるのだろう。
計画にあと一人加わっていたら、冷静に第三者目線で意見してくれたのでは。

2023/06/04

起きた出来事について
各登場人物の視点で描かれていて、
それぞれの心情が伝わってきました。
交錯する思いがせつなかったです。

2023/05/11

西崎も、成瀬も、奈央子も、そして杉下もそれぞれにトラウマと曲折があって、小説だから1人1人に感情移入してしまって、なんてことの無い彼らの会話であっても読むのが苦しかった。

愛がほしくて、寂しくて、愛をくれない人でも愛そうとした彼らの苦しさと葛藤が迫ってきたみたいだった。

『俺はかつて、ある人を見殺しにした。この世で1番愛され、愛している唯一無二の人だと思っていた。その人との愛を永遠にするために見殺しにした。....そう自分に暗示をかけるため、愛などなかったその人との世界に、愛があったことにしようとした』

2023/04/30

すごく好きなドラマだったので、本も読んでみる事に。
いつもは順番が逆で、ドラマには本の良さが全く反映されてない！と憤りを感じることが多いが、今回はドラマ先行だったからか、ドラマのシーンが本を読みながらでも蘇ってきて楽しく読み続ける事が出来た。
やっぱり本で読んでも好きな作品。それぞれがそれぞれの為についた嘘。罪の共有。本当の愛ってまさにそこにあるのかもしれない。

2023/02/12

伏線がたくさんあるのが、さすが湊かなえ
少しもやもやするところもあるが、さまざまな視点から読むことができるだろう
愛とは何か、誰が悪いのか、罪の共有のはなにか
考えさせられる本である

2023/01/14

途中から、タイトルのNはどの「N」かな？と思いながら読みました。湊かなえさんの本に共通しているが、この話も同じ事件を何人かの登場人物の視点から何回も見ることになるので、ここがこう繋がったのか！と気付いてまた話を戻って該当部分を読んでみることも多かった。再読するとまた違う発見があるだろうと思う。

2022/11/07

2014年ドラマ化。地上波では再放送されず、限られた配信サービスでしか見ることができないドラマの原作。
「究極の愛」とは何ですか？(いちじく)

2022/09/09

普段人が口にはしないけど思っていることが非常にリアルに描かれている。
人の深層にある気持ちを表現するのが上手い。
恋愛なのか友情なのか、はたまた恋愛を超える気持ちなのか。登場人物それぞれが想う「誰かのために」が交差するストーリー。
読み終わったらきっと優しく、強い気持ちを感じます。
ドラマ版もおすすめです。

2022/09/02

それぞれの愛のカタチ。

ある事実がある。
それぞれの視点からモノローグ調で、実際はこうだったーとそれぞれが思っている。
でも、それはそれぞれ違う。

安藤の人となりがイマイチ昇華できず。

読後ももやもや。
読解力がないだけか。
それぞれ思うNを守れて思うままにできたのなら、ハッピーエンドなのか？

ちょっと理解し難い愛と、哀しい痛み。
2回は読みたくない。