Nのために の商品レビュー
伏線と思しきものが回収されきれておらず、モヤっとした気持ちで終わりました(希美が余命宣告受けてる設定とか)。登場人物ひとりひとりは魅力的で、心を動かされる場面もあったのに、意外性のある展開などはなく、最後は肩透かしを受けたような気持ちになりました。 ドラマの方は結末がまた少し違...
伏線と思しきものが回収されきれておらず、モヤっとした気持ちで終わりました(希美が余命宣告受けてる設定とか)。登場人物ひとりひとりは魅力的で、心を動かされる場面もあったのに、意外性のある展開などはなく、最後は肩透かしを受けたような気持ちになりました。 ドラマの方は結末がまた少し違うようなので、そちらも見てみたいですね。
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昔 ドラマを見たなあと思い、原作を読んだ。それぞれが心に何かしら辛い過去を持っている。そして殺人事件がおきる。本当の犯人が確定しないままそれぞれのNの為に動き出す。完結の話だがどこかすっきりしない。
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10年近く前にドラマ観て人殺した気分になるくらい嫌な気持ちになった記憶 唐突に原作が読みたくなって読んでみたけど同様。さすがイヤミスの女王 原作読んだら次はドラマ見返したくなっちゃうよ〜ドロドロ重重なのになぁ
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それぞれが「N」のために、救おうとするお話。 先にドラマを観て、良い印象を持ったので、忘れた頃合いを見計らって、原作も読んだのだけど、すっかり忘れているものだな。 サスペンスものだからリアルさに欠けるのは仕方ないけれど、改めて読むと無理があるなと。
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おすすめ度 ★★★☆☆ ミステリー度 ★★★☆☆ 湊かなえシリーズ それぞれの視点で 物語が進む。 読んでいくうちに段々と意味が分かってきておもしろい
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少し難しいストーリ。そして闇が深い。 「野バラ荘」を守りたい。おじいちゃんのために考えた計画のはずが、少しづつズレていく。野口夫妻と知り合うために3人で考えた計画。計画の途中にも、安藤のためにがちらほら。そして、奈央子のためにの計画になり、最後はそれぞれのNのために嘘をついて守る...
少し難しいストーリ。そして闇が深い。 「野バラ荘」を守りたい。おじいちゃんのために考えた計画のはずが、少しづつズレていく。野口夫妻と知り合うために3人で考えた計画。計画の途中にも、安藤のためにがちらほら。そして、奈央子のためにの計画になり、最後はそれぞれのNのために嘘をついて守る。愛とは本当に罪を共有すること?登場人物の過去のことがあり、愛の価値観がズレている。もっと他にやり方はあったはずなのに、それしか思いつけない自己満足。事件から十年後も書かれているが、みんながNのために行動しているが誰も幸せにはならないと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
うーん…よくわからん。 事件の真相も、登場人物同士の想いの交差も、意外だったけど…。 それぞれの少しの「Nのために」が2人の命を奪うことになるなんて…。 そして誰一人想いを実らせることなく、結ばれないなんて…。 結局なんのためになったのだろう…。
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超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか?それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか?切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。...
超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか?それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか?切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。 ストーリーは、野口夫婦と西崎真人と西崎の隣人・杉下希美と杉下の友人・成瀬と安藤の間で起きた野口貴弘殺害事件をめぐって、杉下・成瀬・安藤それぞれの証言と回想を通して、3人と野口夫婦の関係や事件の真相が解き明かされるという展開で、それぞれの過去の繋がりや自分の心の中で封印した事実が解き明かされる中で、それぞれの思い込みや誤解で歪められた事実が解き明かされるという湊かなえの十八番の語り口はいつも通り冴え渡っているが、今回は恋愛要素が強く、誰よりも近くにいながらに違った想いを抱いていたり、片思いの相手が別の相手に片思いしていたり、両思いなのにお互いに気づいていなかったり(高校時代の杉下がシャープペンシルを鳴らす回数によって成瀬に気持ちを伝えようとするが解釈がすれ違ってしまうなど)、ままならない人間関係を基本的には優しい目線で描いているのが、「告白」「贖罪」「白ゆき姫殺人事件」のように人間のダークサイドをえぐり出した劇薬のような作品を愛する読者には物足りないかもしれないですが、イヤミスの流れから新しい路線に踏み出したミステリーの名作として楽しめました。
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恥ずかしながら初めての小説になりました。色々な視点からの愛の捉え方が面白いと同時に、怖さもあり、登場人物の、嘘やトラウマ、事件の思いなど、良い意味で人間が持つ卑しい部分や秘密を、読者側から覗き見できるような形が非常に面白かったです。 私自身、「Nのために(湊かなえ)」を小説で初め...
恥ずかしながら初めての小説になりました。色々な視点からの愛の捉え方が面白いと同時に、怖さもあり、登場人物の、嘘やトラウマ、事件の思いなど、良い意味で人間が持つ卑しい部分や秘密を、読者側から覗き見できるような形が非常に面白かったです。 私自身、「Nのために(湊かなえ)」を小説で初めて知ったのですが、ドラマなどでもやっていたのですね。。。 職業柄、あまりTVを観る機会がなかった為、 次は、ドラマの方を観てみます。。。 最後に、 小説、ハマりそうです。。。
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あれから十年、あの事件の真相は何だったのか。 Nという共通のイニシャルを持つ者達の中での交錯する様々な愛。 親愛や尊敬、虐待やDVによる歪んだ愛情、同情や自己犠牲。 そんな様々な愛情がぶつかり合うことは、運命的な出会いにもなれば、時に破滅の始まりだったりもする。 誰かの愛は、誰か...
あれから十年、あの事件の真相は何だったのか。 Nという共通のイニシャルを持つ者達の中での交錯する様々な愛。 親愛や尊敬、虐待やDVによる歪んだ愛情、同情や自己犠牲。 そんな様々な愛情がぶつかり合うことは、運命的な出会いにもなれば、時に破滅の始まりだったりもする。 誰かの愛は、誰かにとっての憎しみであったりもする。 人が抱える様々な愛の形を表現した作者の文体、そして作品名、装丁、全てにおいて美を感じさせる作品であった。
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