トギオ の商品レビュー

太朗想史郎【著】

2024/04/28

以前読んだ「さよならドビュッシー」と一緒に"このミス大賞"受賞作とのことで読んでみた。

はじめの10ページくらいで自分には合わず諦めようかと思ったが、チラッとレビューを覗いてみると低評価や酷評が多く、はたまた絶賛の声もあったので、逆にハードルを下げて読むことができた。賛否ある作品ならば無理して理解しようとせずに、わからなくてもいいからまずは読んでみよう、と。

面白さを見出せそうな部分が時折ありそうな無さそうな、掴めそうで掴めない自分の読書力の無さが憎らしい。ということにしておく。

2022/02/14

未来の人間像なのかSFなのだろうけど、何が何やら。ゲスい内容が多いし、個人的には全く受け付けられない作品だった。オリガミって何？
閉鎖的な村だったり、ヤクザ、宗教、何をとっても救いのないお話。

2019/03/03

2009年 このミステリーがすごい大賞 大賞受賞作品。

独特の世界観で難解。これはミステリーなのか？と感じてレビューを見ても、評価は大きく別れてます。

全体的に仮想世界か未来世界の物語。第一部はまるで昔の日本の村社会の陰鬱な闇の部分を描く。第二部は村を出てさらに鬱屈する。第三部は都会に行き、そこで少し持ち直す。第四部は仮想空間と行き来しながら、都会滅亡の瞬間を迎える。

ファンタジーノベル大賞があればそっちに近いと思います。

2018/03/11

僕はめっちゃおもしろいと思いました！
まず、世界観がいいです。超かっこいいと思います。文体というか、文章がかっこいい。クセのつよい文章ですが、それがいい！それがかっこいいんです！
「このミス」受賞当時に買ったときについていた帯に「AKIRAのような疾走感」と謳ってありましたが、まさにこの作品の雰囲気を的確に語る一言でした。
僕が好きなのは、物語の後半です。主人公が未来の東京にいってからが、たまらなくカッコイイ！その世界観は読んだら一生忘れられなくなるインパクトがありました。
ミステリーではないと思いますが、内容は本当におもしろい。
ハマる人にはすごくハマる、クセのつよい作品ではあるとおもいますが、僕にとっては思い出の一冊です。みんなに是非よんでほしい！！

2016/01/11

「結局、僕より白のほうが長生きした」というセリフに始まり、死亡した主人公の回想で物語が進行していきます。白を拾ってきたことから主人公の人生が１８０度変わっていくという流れですが、そもそも白っていうのが捨て子で同級生の弟なんですよ。その子を拾ってきて、家族も反対しながらも育てるって、どんな世界って感じです。ラストは意外と良かったですが内容は、かなり微妙です。同じ「このミス大賞」の「禁断パンダ」よりは、マシですけど。でも、これはミステリーじゃない気がしますけどねー。結局オリガミって何？って感じでした。

2015/10/12

ちょっと私のような素人には難しい。
完走するまで時間がかかりました。
でも、内容が分かってくると段々面白い…。
世界観が良い。

2012/11/03

自分には合わず、挫折しそうになりながらも読み切りました。
主人公に感情移入できるかは、やっぱり重要事項です。

2012/06/16

未来ＳＦ小説。話の展開が多彩で、先へ先へと引き込まれた。
主人公が名付けた「白３歳」。白が老人となり、東暁（とうぎょう）の中心地で隠遁者となっているのが、未だ読み解けないでいる。。。

2012/04/12

最初の一文から、何言ってるか全然分からない・・・突き放されて居る感じです。説明がされていないところが、その世界に住む男が本当に語っている感がして、いたぶられつつ楽しく読みました。

2012/02/16

第三部に入ったところで放置。
一度荒廃してるような設定なのか、わからないが
社会は、昭和初期、もしくはそれ以前な感じなのに、視力や聴力を取り戻せるくらいに医療が進歩してたり、ネット接続、声が出せない人のための音声変換やら生体認証などSF丸出しな「オリガミ」という機器が出て来たりと、漫画の弐瓶勉みたいな感じなのかなと思って手に取ってみたけど、話がさっぱり頭に入らず。
想像力がものを言うSF系やらは、自分に合わないのかも・・・。
とりあえず、すこしずつでも読んで完読するように努め、きちんとした感想を書きたい。