トギオ の商品レビュー
第8回このミス大賞受賞作品 物語の世界観が独特。 その世界が当たり前って感じで話が進んでいくので 自分であーこういう世界なのねと理解しながら読む感じ。 そういう意味ではエヴァンゲリオンに近いかも(笑) また、その世界観が嫌いじゃないので続きが気になって読んじゃいました。 ス...
第8回このミス大賞受賞作品 物語の世界観が独特。 その世界が当たり前って感じで話が進んでいくので 自分であーこういう世界なのねと理解しながら読む感じ。 そういう意味ではエヴァンゲリオンに近いかも(笑) また、その世界観が嫌いじゃないので続きが気になって読んじゃいました。 スピード感もあってなかなか面白かったですよ。
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これを読んで文章力があるだの構成力が足りないだの言えるほどアタマ良くないです。もしかして凄い作品なのかもしれませんが、大衆向けの賞の大賞作にして薄利多売を目指すのは詐欺じゃないか、コレは。
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選考評を読んで手にとってみたのだが、評価されたポイントがよくわからなかった。 これが大賞作品なの?
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いろんな意味で問題作であり、このミスのなかでは異例な感じで斬新。けれども話がどうしてもすきになれなかった。
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本の雑誌ですごいとあったし、『このミステリーがすごい!』大賞第8回(2010年)大賞受賞作ということで。 気味が悪くて、暴力的で好きではない世界観だけど、通勤電車内でぐいぐいと読み進めました。 面白いということなのかな。 ただ、SFとまでいかない空想小説で、綿密な取材などは必要な...
本の雑誌ですごいとあったし、『このミステリーがすごい!』大賞第8回(2010年)大賞受賞作ということで。 気味が悪くて、暴力的で好きではない世界観だけど、通勤電車内でぐいぐいと読み進めました。 面白いということなのかな。 ただ、SFとまでいかない空想小説で、綿密な取材などは必要なかったと思わせられました。
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さよならドピュッシーがわりとよかったから、もしかしたらこっちもおもしろいんじゃない?と思って読みました。大森さんの書評的にも悪くなかったしさ。 まぁ、読んだ結果、おもしろくなかったんですけどね このミス大賞とは相性が悪いみたいです。 なんだかよくわかりませんでした。ミステリ...
さよならドピュッシーがわりとよかったから、もしかしたらこっちもおもしろいんじゃない?と思って読みました。大森さんの書評的にも悪くなかったしさ。 まぁ、読んだ結果、おもしろくなかったんですけどね このミス大賞とは相性が悪いみたいです。 なんだかよくわかりませんでした。ミステリーなのかSFなのかなんなのかさっぱり。気持ち悪かったし
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ミステリーではありません。 荒唐無稽さは確かにある。 強引な展開は逆に読み込ませるパワーはある。。かもしれない。 近未来的な世界のゴチャゴチャ感は想像すると、ワクワクしなくもない。 けど、だからといって訴えられるもの、感動するものが見当たらなかった。 生活環境を変えて、汚いこと...
ミステリーではありません。 荒唐無稽さは確かにある。 強引な展開は逆に読み込ませるパワーはある。。かもしれない。 近未来的な世界のゴチャゴチャ感は想像すると、ワクワクしなくもない。 けど、だからといって訴えられるもの、感動するものが見当たらなかった。 生活環境を変えて、汚いことをやりながらたくましく生きていく主人公、僕。 その僕が唯一気にかける少年、白(はく)。 この2人を軸に話は進むが、だた生き様を追ったドキュメンタリーのようで自分には面白みはなかった。 世界観については、あえて細かい説明を省くことで読者に想像させるのかもしれないが、逆にイメージしにくい人にとってはモヤモヤ感がある。 オリガミが最後までどんなモノなのか想像できなかった。。。
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閉鎖的な村で暮らしていた主人公の人生は、捨て子の「白」を拾うこうで大きく展開する。陰湿ないじめや村八分にあうことで困窮していく生活と、疲弊していく体力。そんな人生を変えるため、主人公は白や家族を残して1人、大都会・東暁に出る。あらゆる(許されぬ?)野蛮な商売を行い、東暁で生き抜い...
閉鎖的な村で暮らしていた主人公の人生は、捨て子の「白」を拾うこうで大きく展開する。陰湿ないじめや村八分にあうことで困窮していく生活と、疲弊していく体力。そんな人生を変えるため、主人公は白や家族を残して1人、大都会・東暁に出る。あらゆる(許されぬ?)野蛮な商売を行い、東暁で生き抜いていく。白への思いを心の中に抱えたまま、半ばヤケクソな人生を過ごす。 東暁は未来都市。移動は車ではなく小型飛行機で行われ、それに合わせて道路は立体的に交錯している。 また、多くの人はオリガミと呼ばれる電子機器を携帯。各種決済や身分証明、自身の行動記録に使う。現金不要なため、経済活動のスピードは増す。便利でもある。しかし、オリガミに記録された消費動向や資産などに不正アクセスする他人から、評価されもする。主人公は言う。「僕のしょうもないカネの使い道も、評価とやらに必要な情報の対象性という錦の御旗の下で、垂れ流しなのだろう」「これが息苦しくないのであれば、一体どのような状況を息苦しいと呼ぶのだろう」 政府の役割も特異だ。政府には、東暁人すべての生命を保障する義務はない。金を納めて政府と治安契約を結んだ者だけが保障の対象。「万人の生命を守る」と、できもしない偽りを声高に叫ばない、合理性を追求した小さな政府―。 当然、対象外の人も存在することになる。主人公は、あるカフェで知り合った元軍人の「先生」に連れられ、地下で暮らす無宿舎と出会う。彼らはオリガミを持たず、治安契約も結んでいない。昼間に堂々と地上を歩くこともできない。が、先生の創作活動を鑑賞するという楽しみはあった。先生は筆を持って羽付き自転車に乗り、都市のエネルギーパネルに色をつける。夜の街中を自由に滑空し、色とりどりの線を描き出していく。 オリガミを持たないことで得た自由。過度な監視やプライバシー侵害からの逃避。主人公は先生の姿を見ながら生存権について考える。「もしそこに文化的な生活が含まれるのであれば、今より生存権を享受できる喜びを味わえる時間はないのではないか。安全を放棄したからこそ、法の枠を飛び越えることに躊躇いを持たず、無宿舎は先生の影となる」 東暁は、現実の日本が進んでいこうとしている道とどこか似ている。効率性を挙げて制度化に励む社会保障番号制度(国民総背番号制度)、安全を理由にした監視カメラの設置、生活保護支給を頑なに拒否…。自然と便利になっていく世の中だからこそ、その一方で、失われていくものにも注視していく必要があるのだろう。手にするものと、失うものを天秤に掛ける冷静な判断力。ある程度の不便を快く思う心の余裕を持ち合わせておきたい、と思わされる。 また読み終えると、本書からは人間が持つ普遍的なものの重要性がにじみ出ていることに気付かされる。主人公が水商売の蜻蛉に抱いた恋心、無宿舎らを魅きつける先生のアート、長い間音信不通でもお互いを気に掛け合っていた主人公と白。本書の最後、主人公に対する思いを述べる白の言葉にぐっときた。
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本屋さんのポップと帯につられて読んだ。 でも解らなかった。世界を共有できなかった。 ミステリー大賞?? なるほど、確かに先の展開が全く読めないところや結末、この世界観は「不可思議」としか言いようがないのである意味ミステリーかも。 終わりまで読めたのは不可解さを解明したいという衝...
本屋さんのポップと帯につられて読んだ。 でも解らなかった。世界を共有できなかった。 ミステリー大賞?? なるほど、確かに先の展開が全く読めないところや結末、この世界観は「不可思議」としか言いようがないのである意味ミステリーかも。 終わりまで読めたのは不可解さを解明したいという衝動だけ。まったく理解できないけど、最後まで読んだら何かが解るのかな、と。 結局よくわからなかったけど、なんか「凄さ」は伝わってきた。
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どん底の中で足掻きながら生きて死んだ男の話。 どん底なんだけど、彼はやっぱり弟の白が好きだったんだろうなーとか思ってしまう。 ちょっと読みにくいかなと思ったけど、こういう生き方もあるのかもしれないと思うと、垣間見れたのは面白いんだろう
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