勝間さん、努力で幸せになれますか の商品レビュー

勝間和代(著者),香山リカ(著者)

2011/04/19

勝間さんの行動力と実行力に憧れと羨望の眼差しを向けている私ですが、実際は完全な香山派。
お二人の立ち位置があまりにも違っているので、対談が成立しているのかどうか疑問です。
香山さんは精神を患ってしまうほどのカツマー信奉者側からの意見で、その事を勝間さんに訴えてもなぁ・・と感じてしまうのですが。「がんばる人はがんばる、そうでない人はそれなりに」が通用しない世界なんですよね。難しいです。

2011/05/14

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『激論！　努力でシアワセになれますか？』

　日々ひたすら努力して、夢を実現させようという勝間和代氏の著書が話題を集めています。彼女を支持し、そのメッセージを実践する人々は「カツマー」などと呼ばれているようです。

　その勝間氏の主張に異を唱えるのが精神科医の香山リカ氏。

　香山氏は肩肘張って頑張り続けなければならない、という思い込みはストレスや鬱の原因となり、「カツマー的な生き方」が称賛される社会は、努力したくない人、努力できない人を排除する方向へ向かうのではと懸念している。香山氏自身、ゲームが大好きで働くことが嫌いな自称「ダメ人間」なのだそうだ。

　そんな勝間氏と香山氏の世紀の対決（？）が見られるのが本書「勝間さん、努力で幸せになれますか」（朝日新聞出版）。

　お二人が正面から向かい合う表紙（特大オビ？）がちょっと意味シンだ（すみません、画像は図書館のものなので取り外されておりました）。これはそのまんま人生の「勝ち組」と「負け犬」の対決と考えていいのだろうか？　ちょっと失礼だろうか・・・？

　それはさておき穏やかな雰囲気で始まった対談は、香山氏が「カツマー的生き方」に日ごろ抱いている疑問を、勝間氏に投げかける形で進んでいく。本当に努力はするべきなのか、努力しなければ幸せにはなれないのか・・・。

　しだいに両者の立場の違いが明確になっていき、どうやら歩み寄りは難しい面もあったようだ。現状より上をめざし続ける人生、のんびり過ごす人生、はたしてどちらが幸福なのか。

　僕自身振り返ってみても、常に向上をめざすカツマー的部分と、ダラダラなまけていたいという香山リカ的部分が同居しているように思います。　がんばって、疲れたら少し休んで・・・。これを繰り返して少しずつステップアップしていければいいんですけどね・・・。

（「本のある時間」ＵＰ　http://www.timewithbooks.com/volunteer_blog/blog/member/004/000001763.html）

2011/03/11

1年前ほど前に話題になった対談本を今更ながら読んでみた。
香山さんって思ったより面白い人だなという印象。チキンナゲットの話に笑ってしまった。
自分も、努力で幸せになれるのだろうか・・・。

2011/03/07

勝間さんの周りはみんな努力できる優秀な人ばっかりで、香山さんの周りは最底辺の人たちばっかりで、どうしても交わらないのはしょうがない気がした。
ちょっと香山さん絡み過ぎだし、勝間さん自分の意見を柔軟にさせ過ぎ。

どちらの意見でもいいから実際に改革が行われたら、少しは日本が変わる気がするのに。

2011/02/27

勝間氏の標準モデルは「１日８時間、月曜日から金曜日まで働いて、さらに自分を向上できる人」。香山氏は「１日3時間働けない人や努力するのもしないのも本人の趣味」という。勝間氏のように仕事にやりがいを持って社会に貢献できたらいいとも思うし、香山氏のように頑張りすぎない自分も時には必要だ。

2013/08/07

読み物としては面白かった。
努力至上主義の勝間さんと努力嫌いな香山さんの対談ということで、議論としてはかみ合わないのは想定内だし、予想通り。普通の人は、この二人にスタンスの間にいるはず。
この二人のかみ合わない議論を読みつつ、自分の立ち位置を見つめ直すにはちょうど良いとお思います。
人は利他的かどうかの議論についてだけは、勝間さんの考えに違和感があると思うなぁ。
基本的に人は利己的だと思います。

2011/02/16

勝間和代の努力するプロセスが好きというところに共感を覚えた。

努力の先に何かがある、そういうことではない。
ただ少しずつ自分のスキルを磨く。
これは重要なことだと思う。

2021/01/05

ほぼゴミなのはわかってるけど読んでみた。カツマーの勝ち。っていうか勝間先生はそんなに一般人に影響力があるのか。そういや香山先生の本は一冊もまともに読んだことがないような気がする。

2011/01/09

大人に絡む中学生という感じです。
香山リカ、「しがみつかない生き方」では割とちゃんとしたことを書いていたと思うのに。
「頑張れない人や頑張りたくない人はどうすればいいのよ」と言われても、好きにすれば？　としか。

2011/10/04

話題の二人の対談だからものすごく期待していたが、期待ほどではなかった。

なんとなく論点が噛み合ってない気がする。

勝間さんは、努力が楽しい！って思えるスーパーウーマン。

香山さんは努力はしたくないし、できるなら怠けていたい人。
香山さんの方が人間らしさを感じるな。

私は香山さん体質のカツマーだけど、勝間さんの理論は意識が高いことが前提な気がした。
でもほとんどの人間は楽しんで努力できないんじゃないかな。
勝間さんとは同じように生きられないなあ。
住む世界が違うなあ。
考え方が並みではない超越したスーパーウーマンだなあ。
って思いながら読んでた。

勝間さんの理論は正しいけど、実現できる人はいるのか。
そして上層部の人間だからこそそう感じられるわけであって、皆そうではないんじゃない？
と言いたい。

私も努力が楽しいとか、
些細な幸せや感謝を感じられる人間になりたいなあ。

初めての勝間批判みたくなったけど、相変わらず私はカツマーです。

でもこの本のおかげで批判的な目で見れたから良かったな。