TRIP TRAP の商品レビュー
男と女、そいて女が結婚して子供を産んで母になる。 その難しさつらさ喜びが金原さんの鋭い感性によってナイフのような言葉がズキンと僕の心に突き刺さってくる。 旅という『非日常』の中での心のゆらめきがよく描けてるなぁーっと思う。 金原さん自分が母親になったことでこういう短編集もできてき...
男と女、そいて女が結婚して子供を産んで母になる。 その難しさつらさ喜びが金原さんの鋭い感性によってナイフのような言葉がズキンと僕の心に突き刺さってくる。 旅という『非日常』の中での心のゆらめきがよく描けてるなぁーっと思う。 金原さん自分が母親になったことでこういう短編集もできてきたのかなって思う。
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惰性と尖った感性を持った中学生の主人公から話がスタートする。退廃的な、ある意味世捨て人のようなパチンコ店員との同棲生活。そこから、少しずつ成長しながら、変化したもの、そして変わらないものがある。ナンパされて、危険も少し心地よい感じ。 大人になって、自分の生きる位置がわかってき...
惰性と尖った感性を持った中学生の主人公から話がスタートする。退廃的な、ある意味世捨て人のようなパチンコ店員との同棲生活。そこから、少しずつ成長しながら、変化したもの、そして変わらないものがある。ナンパされて、危険も少し心地よい感じ。 大人になって、自分の生きる位置がわかってきた、そんなちょっと斜めに見る世界。きっと、そんなに面白い人生ではないんだろうなあ。でも、そんなもんだろう。ある意味、あきらめにも似た雰囲気と幸せの形を個々のショートストーリーが貫いていく。 女性目線での物語はこうも現実的で、暗いものなんだろうか。
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私が普段思ってるけど言葉にできないことを文章にしてくれるのが凄く好き。金原ひとみさんが言う女特有の感覚は男の人にはわからないと思う。前半は最高だった。けど、後半から私が求めているものとは違ってきた。これからの作品が少し怖い。
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なかなか「。」が出てこず長文にとまどいました。 内容も私には合わないかなぁ・・・共感や感情移入がまったくできないからだろうなぁ。金原デビューで最後かもです。
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いつもそう。毎回そう・・・。 依存ちっくな女と無関心を装う男 なんか金原さん自身が こういう女性なんじゃないかって 変な妄想まで抱いたりなんかして・・・。 金原さんは、誰しもが抱えてる やり場のない感情?みたいなものを いつもすごく上手に描写されているので 読むたびに、どこ...
いつもそう。毎回そう・・・。 依存ちっくな女と無関心を装う男 なんか金原さん自身が こういう女性なんじゃないかって 変な妄想まで抱いたりなんかして・・・。 金原さんは、誰しもが抱えてる やり場のない感情?みたいなものを いつもすごく上手に描写されているので 読むたびに、どこか不安で哀しくなるんだけど・・・ ついつい新作出ると手にとってしまう作家さんです。
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旅による変化をテーマに連なる短編集。 でも一番変化したのは母親になられた金原さん自身だと思う、旅特有の非現実感、旅の終わりの虚無感、それらが体温を持って伝わってきて読んでいて気持ちが良かったです。 今までの作品に見られるようなアングラな感じではなく、また過激な性描写が有るわけ...
旅による変化をテーマに連なる短編集。 でも一番変化したのは母親になられた金原さん自身だと思う、旅特有の非現実感、旅の終わりの虚無感、それらが体温を持って伝わってきて読んでいて気持ちが良かったです。 今までの作品に見られるようなアングラな感じではなく、また過激な性描写が有るわけでもなく、淡々と綴られる話が多いです。 金原作品に抵抗を感じられていた方でも、この作品なら世界に割と入り込みやすいかな。と思う。
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前作の「憂鬱たち」に妙にはまってしまったので。 こちらはまるっきりの私小説ですか? 子供連れの旅の様子など生々しくて 共感することしきり。
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イマドキの10代の女の子って、こうなのかもしれない。 そしてそんな彼女たちが子どもを産み育てるときは、こんな気持ちに陥るのかもしれない。 子どもはかわいいけれど、今までやってきた事をいくつか我慢しなくてはならなくなる。
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王様のブランチで紹介されてて気になった作品。短編だからさくさく読めそうだし、「旅」というキーワードにも惹かれました。 蛇にピアスの時はあまり読みたいと思わなかったので、金原さんの作品はこれが初になるかもしれません。
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短編なので、気分転換にサクサクッと読めます。 一人の主人公の旅の途中の心の動きを淡々と書かれています。 歳を重ねても、あまり成長のない主人公。 でも、鬱々とした気持ちは、何となく理解出来ます。 金原さんの本は初めて読んだのですが、 句読点をうたれない部分が多いのでしょうか??...
短編なので、気分転換にサクサクッと読めます。 一人の主人公の旅の途中の心の動きを淡々と書かれています。 歳を重ねても、あまり成長のない主人公。 でも、鬱々とした気持ちは、何となく理解出来ます。 金原さんの本は初めて読んだのですが、 句読点をうたれない部分が多いのでしょうか?? 一気にダーーーッと読めちゃいます。 それから、で。次は?と気になり続けて読ませてしまうストーリー性… ほかの本も読んでみようと思います。 でも。。。この本から何かを得るということはありません。 気分転換に読む本ですね*
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